ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ

青山繁晴個人HP、メイン・コーナー

Our World Time

命はどこから来たか (✶明日、珍しく深夜放送テレビに参加します)(✶書き足しました)

2014年09月03日 | Weblog
▼ワシントンDC出張から帰ってもう半月が経ちますが、きょう発表の内閣改造や9月中に北朝鮮が「再調査結果」を伝えてくるはずの拉致事件などの影響もあって、正直、無茶だナァとも思う日程が続いています。
 そのなかで先日、テレビ東京の深夜番組の収録に参加してきました。

「深夜番組に参加しなくても…」という意見もきっと頂くでしょうね。
 番組の説明にやって来たディレクターが「テーマは、お金儲けです」と言うので、「ぼくは、お金を儲けなくてもいい、貯金しなくてもいいという話をしますよ。それでもいいんですか」と応えて、つまりは断ろうとしたら、このディレクターは「それだから来て欲しいんです」。

 へぇ、それなら参加したほうがいいかなと思って当日、自分で社有車を運転してスタジオに行きました。
 テレビ番組でタクシー代も出ないというのはふつう、考えにくいです。しかし深夜放送となると、こうやって交通費も出ないことがあります。
 ちなみに、ラジオはほとんど常に交通費も出ないです。
 もちろん、こうしたことは芸能プロダクションと一切、関係を持たないからであって、タレントやタレントに近い方々はまったく違うのでしょうが…別にいいのです。レーシングドライバーはたぶん、誰でもそうだと思いますが、何気ない街乗りでも運転は楽しいですから。


▼スタジオの中のセットに入って、ちょっとびっくり。
 トークをするデスクの周り、三方の壁に若い女性たちが箱に入れられたような状態でずらりと並べられています。
 正面奥のソファには、ガウンというのか寝間着風というのか、そういう姿の女性3人が長い足を見せる感じで横座りです。


▼トーク自体は、しっかりお話ししました。
 収録の最後に、お笑いタレントのひとが「今日は青山さんの番組になってしまったじゃないか。それも青山さんにずっと説教されてたじゃないか」と、もちろんプロの演技でしょうが口を尖らせるように発言していました。
 説教などするはずもないですが、「お金」を入り口に、人間の生き方については話しました。
 2時間たっぷり収録して、それを実質30〜40分にしてしまうから、ぼくの発言は例によって編集でほとんど消されるでしょう。
 前述のディレクターの発言はあっても、そうなるだろうなと考えています。

 それでも視てみようというひとは、9月4日木曜の深夜23時58分から24時45分のテレビ東京「DEEPナイト」(ここ)という番組です。


▼さて、このエントリーで話したい本題は、実はここからなのです。
 三方の壁に並べられている女性たちは、自然に眼に入る、ぼくの正面の人たちだけでも、みんなきれいな人で、それだけではなく、ちゃんと個性もそれぞれあるのです。
 哀愁を感じる表情のひと、ぱぁと明るい感じのひと、おとなっぽいひと、やんちゃな感じがむしろいい感じのひと…年齢はたぶん10代の終わりから23,4歳ぐらいまででしょうが、みんなそれぞれに存在感がある。

 このなかから抜きんでて、女優になったり、引っ張りだこのタレントになったりするのは、ほんとうに大変だろうなぁ、その必死の気持ちを悪用する、この世界の住人もいるだろうなぁと、あらためて思いつつ、ふと思い出したのは、こないだこの地味ブログにアップした「たこ焼きエントリー」なのです。

 独研(独立総合研究所)総務部秘書室の第2課は、ぼくの同行を主任務とする秘書がいるセクションです。
 現在は25歳の女性正社員が務めています。
 そのM秘書は東京生まれ関東育ちで、まるで関西を知らないので、大阪出張に馴染んでもらうためにも関西テレビのすぐ近くで、たこ焼きをゴチしていると、隣の席の男性が「お楽しみのところ悪いのですが…青山さんですよね」
 この男性は誠実な、とても感じのいい人だったのですが、M秘書をみるとき、その仕事とか何かは頭になくて「若い女性」というものに置き換えられてる気配でした。
 テレビ局のスタジオのセットで壁に並べられていた女性たちも見事に、いかなる個性も消されて「若い女」に置き換えられているように感じました。

 正面のソファに座らされた、なかでも深夜っぽい格好の3人のうち向かって右端の女性は途中から、ぼくの発言に聴き入る感じで、なかなかいいタイミングで深く、演技ではなく頷いているのが、視界の端に見えていました。
 先ほど申したように、ぼくの発言の多くはカットされているでしょうが、この地味ブログを訪ねてくださる方なら、その女性の表情をちょっと注目してみてください。
 ぼくはトークに集中していたので、お顔もはっきり見ていませんが、「若い女」と置き換えられるだけではない、人間らしさをぼくは感じていました。


▼このエントリーを記しているわけが、もうひとつ、あるのです。
 それは、この地味ブログへの書き込みです。その後半部分を、下掲します。


〜以下、引用〜

お疲れ様でございます。 2014-08-20 13:54:28 KNJ

…ところで、一つ前の記事(※註 8月20日アップのエントリー)の「若い女性秘書といると冷やかされる」件ですが、私は日本人のそういう部分における子供っぽさが以前から気になっていました。
「若い女性=一人前の社会人ではない」と自動的に見なす風潮なんでしょうかねえ。
 そう言えば一昨年あたりにX(エックス)氏(※註 原文は実名が正確にフルネームで記されています)ととある飲み会で一緒になったんですが、その席で氏は「青山さん、浮気してるよ。空港(だったか駅だったか)で若い女と歩いているのを見かけた」と言っていました。おそらくそれも秘書さんのことなんでしょうねえ(^_^;)
 X氏は冗談で言ったのか、それとも本気でそう思っているのか。

〜ここまで引用。X氏の名前を伏せた以外は原文のまま〜


 このXさんに、ご発言を確認したわけではないので、実名は伏せます。
 官僚出身で、TPPに真っ向から反対する鋭い論陣を張っておられることで良く知られた、著名人です。
 TPP反対の本はベストセラーにもなっていますし、ぼくは地上波のテレビをほとんど視ないので分かりませんがきっとテレビ出演も多いだろうと思います。
 ぼくとお付き合いは全くありません。その真摯な問題提起を、遠くから、尊重しています。
 その優れた人物のXさんにして、独研の同行秘書の志も、任務も、個性も一瞬で吹き飛んで「若い女」すなわち「男の浮気相手」に置き換えてしまうのでしょうか。


▼テレビ番組に出ている人のなかには、帽子を目深に被り、素通しの眼鏡かサングラスを掛け、マスクをしている人も沢山います。
 なかには、その濃いサングラスと大きなマスクで余計に目立ってしまっている人もいます。
 ぼくは何もしません。
 いつもありのままです。
 素顔で空港も新幹線の駅も常に、行き来していますから、そこで同行している人は、独研の社員か、あるいは社員でなくても仕事をアシストしている人です。女も男も、年齢も関係ありません。
 そのことぐらい、分かりそうにも思えます。

 だから、書き込みをされたかたがおっしゃっているように「冗談」かもしれませんし、ぼくが何を誤解されようと、他人の飲み会でどう言われようと、知ったこっちゃありませぬ。

 しかし気になる点がひとつあります。
 なぜ年齢の若い女性なら、彼女の帯びている祖国への任務、抱き続けてきた強い志、たったいま懸命に続けている努力、こうしたものがすべて、いわば自動的に消し去られて「若い女」、「男の浮気相手」という性的存在に置き換えられるのですか。


▼第二次安倍政権が「女性登用」を掲げる、はるか前から、独研と社長のぼくは女性の可能性と力を、祖国再生のために重視してきました。
 なぜか。
 マイノリティは強くて、清いからです。
 日本では残念ながら堕落、腐敗もしている仏教が、少数派、マイノリティでいる欧米社会ではどれほど清いか。
 欧米では残念ながら腐敗、堕落もしているキリスト教が、マイノリティでいる日本社会ではどれほど清いか。

 だから日本の労働社会でのマイノリティとして女性を重視してきました。
 もちろん「逆差別」も絶対にしませんから、男女の区別なく採用試験を重ねていって、気がついたら女性が多数派になっていたのです。
 ぼくの秘書は3人います。日程調整の担当ひとり、同行担当ひとり、庶務・英語業務担当がひとりです。すべて女性です。
 それを束ねているのは、総務部長代理(兼・自然科学部長)の青山千春博士です。

 日本社会の男性にはまことに遺憾ながら、既得権益に甘えた、へなちょこが居ます。
 もちろん素晴らしい人材の男性も確実に居ます。
 一方で、おのれが、へなちょこだと気づかない男性もいる。
 それより、ずっと逞しい人材が日本女性には多い。これが社長としてのぼくの、実務を通じた実感です。

 そもそも青山千春博士(独研・自然科学部長)その人も、ぼくが居なかったなら、とっくに存在を消されていたでしょう。
 彼女のメタンハイドレートをめぐる特許(日本、アメリカ、オーストラリア、ロシア、EU全加盟国、中国、韓国)も、まず間違いなく東大の男性教授のものにされ、それだからこそ、ほんとうに社会的な存在を抹消されていたでしょう。


▼ぼくは今、「水曜アンカー」(関西テレビ)の生放送に備えて大阪の定宿ホテルにいますが、ここでも珍事?がありました。
 当時の同行秘書はYでした。現任のM秘書と同い年です。Yは、4年半ほどを務めて司法書士になるために「卒業」していきましたが、若く見えるほうで見方によっては高校生に見えるときもありました。

 そのY秘書(当時)と、打ち合わせを兼ねて、この定宿ホテルの近所で一緒に食事をし、ホテルに戻ってくると廊下でちょうど、著名なエコノミスト・経済評論家に会いました。
 エコノミストは部屋に入ろうとするところで、すこしお酒が入っているようです。
 当時、この優秀な人も「アンカー」に出ておられましたから、関テレが用意する部屋はぼくらと同じフロアで、しかも近いのです。
 旧知の人ですから、秘書と一緒に挨拶をすると、エコノミストはY秘書を斜めに見て、なんとも言い難い眼で見て、ニヤニヤとされました。

 ぼくは「勘違いしているな」と思いましたが、弁解するのも馬鹿馬鹿しくて、そのまま知らん顔で挨拶を終え、部屋に向かいました。
 さてY秘書は、「同行秘書の任務のひとつ」として独研・総務部のマニュアルに定められたとおり、ぼくの部屋を仕事がしやすいようにセットアップします。
 ぼくが出張でホテルに泊まるとき、プライバシーはありません。部屋の鍵は同行秘書に渡してしまいます。ぼくの部屋は、独研の社長室が移動しているようなもので、しょっちゅう秘書らが出入りせねばなりません。
 いちいちベルを鳴らされて、ぼくがドアを開けに行くのでは、ぼくの仕事が中断されてしまうから、もう最初から鍵を同行秘書に渡してしまうのです。これは大阪に限らず、国内、世界、どこの出張でも同じです。
 出張中のぼくの部屋は、ここ大阪でもどこでも、私室ではなく公室です。

 そして地球には時差というものがあり、こちらが寝る時間に向こうは起きるから、ぼくの仕事は常に24時間態勢です。そこで鍵も24時間、同行秘書に預けっぱなし。
 実際、必要なときに同行秘書はいつだって自由に、予告なしに部屋に入ってきます。

 このときも、Y秘書は小1時間、ぼくの「移動社長室」のセットアップをして、それから自分の泊まる別の部屋に戻っていきました。
 Y秘書がぼくと一緒に「移動社長室」に入るのを、有名エコノミストはじっと、ちょっと粘着っぽい感じで見ておられました。
「女高生と一緒に部屋に入りやがった、ぐらいに思っているかも」とぼくは思いましたが、アホらしくて、ふだん通り、ぼくもY秘書も仕事の準備をしました。
 そしてY秘書の部屋は、このエコノミストの部屋に近いですから、ひょっとしたらY秘書が自分の部屋に入ったときも分かったかも知れませんね。
 そのあいだ、エコノミストは、一体どんな想像をなさっていたのでしょうか。
 わはは。


▼がんばれ、女性。
 戦え、働く女性。

 ぼく自身を含めた男性諸君、おのれをよく見よう。
 ぼくたちはみな、女性から生まれたのだ。


▼男子も女子も、できれば読んでください。
 敗戦の日に合わせて世に問うた新刊「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス/例えばここです)をー。
 東京、大阪で開いたサイン会は、女子も男子もたくさん来てくださいました。
 それに続くサイン会は…

▽9月13日土曜
 ブックファースト西宮ガーデンズ店(ここです)

▽9月14日日曜
 星野書店(名古屋)近鉄パッセ店(ここです)

▽10月12日日曜
 京都アバンティブックセンター(ここです。ただし詳細は未定です。まだそういう段階ですから、お問い合わせはお手柔らかに…)

 ここで会いましょう、握手しましょう、ご希望のかたにはハグしましょう。


▼最後に日本男児の話をひとつ。
 きのうの9月2日火曜は、夕方近くに羽田空港へ向けて出発するまでずっと、独研から配信している完全会員制の「東京コンフィデンシャル・レポート」(TCR/ここです)の執筆と配信に専念して、番外編を含めると3本を一気に仕上げて、配信しました。
 テーマは、ひとつは当然、内閣改造の真実。
 もうひとつは、プーチンさんはなぜバレバレでロシア正規軍をウクライナに侵入させたか、です。

 その間、ケーブルテレビでテニスのUSオープンをやっていました。生中継です。
 レポート執筆のために音声は消していたんだけど、錦織選手のあまりの奮闘に、音声を出して、レポート完成を急ぎながら同時進行で観戦しちゃいました。
 大人と子供以上に体格の違う相手に、いささかもひるまず焦らずエキサイトしすぎず戦って、「3階席からサーブを打ち下ろしてきて、それで勝つ」という感じの相手の既得権益をみごと打ち破りました。
 試合が終わったのは、ニューヨークの午前2時をとっくに回っていました!
 けれど、NYっ子を含め観衆が時を忘れて高揚しているのが、よく分かりました。
 万歳、日本男児。、
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秋の京都でも会いましょう

2014年08月29日 | Weblog
▼敗戦の日に合わせて世に問うた新刊「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス/例えばここです)のサイン会は、八重洲ブックセンター(東京)もジュンク堂(大阪)も、凄い盛況で、すこし驚きました。
 若いひとと女性がどんどん増えているのも、ちょっとびっくり。
 ハグを希望されるかたが、とくにジュンク堂では、たいへん多かったです。

 みなさん、お会いできて、お話しできて良かったです。
 ありがとう!


▼さて、「いつも新刊が出ると、京都駅前のアバンティブックセンター京都店でもサイン会をやるのに、今回は無いんですか」という問い合わせを沢山いただきました。
 やるそうです!
 10月12日の日曜で確定しています。

 …詳細はまだです。またアップしますね。
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今朝から!

2014年08月29日 | Weblog
 名古屋で初めてのサイン会、あらためて新刊「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(たとえばここです)の版元、ワニプラスの通称ワニ社長(ほんとは佐藤社長)から、連絡がありました。

 星野書店 近鉄パッセ店で今日8月29日午前10時から募集開始です。
 このエントリーを書いている時点で、あと2時間ちょっとです。
 定員は80名さまで、そう多くありませんから、ご関心のあるかたは早めのほうが良いと思います。
 イベント告知ページは、ここです。

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あ、ごめんなさい

2014年08月28日 | Weblog
下掲の名古屋でのサイン会、肝心の書店名を入れるのを忘れていました。
星野書店 近鉄パッセ店です。ここです。
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なんと、ぼく自身も知りませんでした

2014年08月27日 | Weblog
▼新刊「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス、ネットでは例えばここです)をめぐって、名古屋では初めてのサイン会を名古屋駅近くの書店で開くことまでは知っていたのですが、具体的なことは知りませんでした。

 それを、この地味ブログへの書き込みで教えてくれたのは、IDC(インディペンデント・クラブ)会員のわださんです。
 なんと、名古屋ならこの書店じゃないかと推察して問い合わせをかけ続けられ、そして情報を確認されたそうです。
 脱帽。


▼さて、その書店の公式HPの情報を下にアップしておきます。


青山繁晴さんサイン会
「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」発売記念

◎日時 2014年9月14日(日) 13時から
◎対象書籍 「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」 (ワニプラス刊*定価1,728円)

【参加方法】
ご参加いただくには、整理券が必要です。事前にお求めください。
対象書籍をお買い上げのお客様に、下記日程より配布します。

◇発券日:8月29日(金)午前10時から

お電話でのお取り置きは配布日翌日、8月30日(土)10時からの予定です。
ただし、配布開始日に配布予定枚数に達した場合、お電話でのお取り置きは行いません。
(お電話でのお取り置きの場合は、お取り置き番号をご案内します。メモをご用意してお問い合わせください)

◇お問合せ 052-581-4796(10:00〜21:00)

[ご注意]
●当日は必ず整理券と対象書籍をお持ちください。紛失された場合の再発行はいたしません。
●既刊・色紙等へのサインはお断りさせていただきます。
●参加の列が途切れ次第、イベント終了となります。ご了承ください。
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博多からみんなへ

2014年08月27日 | Weblog
▼アンカーよりザ・ボイスより、ずっとずっと長く参加し続けているのが、RKB毎日放送ラジオ(福岡)の番組です。
 始まりは共同通信政治部からペルーに特派されていた記者時代に、首都リマから電話で番組にときおり参加して、進行中だった国際テロ事件の「ペルー日本大使公邸人質事件」について話していたことです。
 だから実にもう、18年近く前です。

 ぼくが帰国後、さらには記者を辞めて三菱総研の研究員に転身し、そして三菱総研から独立して現在の独研(独立総合研究所)を仲間と共に創立してからもずっと、変わらずに、そうやって電話で参加し続けています。
 RKB毎日放送ラジオのスタッフと、そしてリスナー・国民のみなさんに大感謝です。

 今の番組の中心スタッフ、柴田さん(実名)はミュージシャンでもあって、ぼくが博多でライブをしたときギターとヴォーカルで一緒に演奏してくれました。
 この頃はご自身もライブをどんどんやられているようです。なにせライブのメッカ、博多ですからね。


▼そのRKB毎日放送ラジオで今朝、いつものニュースコラムのコーナーだけではなく、別コーナーの新刊紹介にも参加しました。
 上記の柴田さんの計らいです。
 新刊「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス/例えばここ)をなぜ書いたのか、それを2分ほど話す機会を頂きました。

 硫黄島に70年近く取り残されたままの、わたしたちの先輩を実際に古里に取り返すため、それと、わたしたちにとっていちばん大切な死生観を考えるためです、という趣旨を話しました。
 ぼくらもいずれ、必ず死ぬべき存在です。
 それなのに空しくならずに生きるにはどうしたらいいのか、それを身体を張って教えてくださっているのが、硫黄島の英霊だと思います。

 ネットなどで、広くみんなに聴いてもらえる機会もあるかなぁ?
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セカンド・サイン

2014年08月20日 | Weblog
 伊丹空港で搭乗直前に、別のブックコーナーに2冊を発見。
 店のひとは、いつもの志ある若者。
 即、サインしました。

 スカイブック南店です。これはANA側。電話は、06ー6856ー6689
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初サイン

2014年08月20日 | Weblog
▼いま伊丹空港でパソコンを開いてみたら、もの凄い数の書き込みが、この地味ブログに…。
 水曜アンカーをめぐって、「放送時間の変更に気づかずに見逃した。大ショック」、「録画設定も変更できなかった。悔しい」というひとが、実に9割。
「このブログのおかげで、視ることができました。よかったぁ」というひとが、1割。

 やっぱり影響が大きかったですね。
 関テレの幹部から謝罪もありましたが、迷惑を受けるのは視聴者です。


▼生放送が1時間早く終わったので、フライト時刻まで時間があり、ちいさめの本屋さんが目にとまりました。
 新刊「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」(ワニプラス)を置いてはいないだろうなぁと思いつつ、一応入ったら、平積みになっていて、さっそく店のひとと相談して9冊にサインしました。

 9冊しかないので、関心のあるかたは、お早めに問い合わせてみてくださいね。
 スカイブック・JAL側の2Fロビー店 tel :06-6856-6665
 この本に書店でサインしたのはこれが初めてです。

 サイン会は、新たに名古屋開催が決まりました。9月14日午後1時から。
 場所は名古屋駅のすぐ近くだそうです。詳細はまた、アップします。
 名古屋でのサイン会も初めてです!
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急告その2

2014年08月20日 | Weblog
 やはり「水曜アンカー」生放送の1時間繰り上げが決まってしまいました。
 視聴者には不便なことと思います。
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急告

2014年08月20日 | Weblog
 土砂災害でフジテレビが特番をやる可能性があり、その場合は、関西テレビの「水曜アンカー」の生放送が1時間!ほど早まるそうです。
 突然の放送時間の大変更ですから、そうなれば、ますます生放送を視る人が減るのは確実ですが、関西テレビは、やるかどうかの決定を待つだけだそうです。

 まだ、まったく決定ではありません。
 しかし視聴者のみなさんのために、あらかじめお伝えしておきます。
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たこ焼きパワーでアンカーへ (*ちょい追記しました)

2014年08月20日 | Weblog
 駆け足のワシントンDC出張から無事に帰国していますから、きょうの「水曜アンカー」(関西テレビ)、明日の「ザ・ボイス木曜版」(ニッポン放送)は、生放送にいつものように参加します。

 きのう火曜日に、体調絶不良のなか大阪入りして、関西財界人らとの議論のあと、関西テレビで「水曜アンカー」のテーマを何にするかのいつもの討論をするまでに、1時間半ほど珍しく時間がありました。
 今は近畿大学の講義が夏休みですからね。その代わり、膨大な数の試験答案の採点に四苦八苦しているけど…。

 同行秘書のMは、東京と関東しか知らない育ちだから、生まれて初めての「本場大阪のたこ焼き」を食べさせようと、関テレの目の前の天神橋筋という商店街にある、たこ焼き屋さんへ。
 たこ焼き4つと生ビールで500円也のセットをふたりで喜んで食べていると、隣の席の男性が「青山さん、若い女性とお楽しみのところ悪いですけど…」と話しかけてこられた。
 あの〜、そりゃ確かに若い女性ですけど、独研(独立総合研究所)総務部秘書室第2課の正社員、常にぼくと同行するのが任務jの秘書なんです。
 一応、「これは秘書です」と言ったけど、男性は「あぁ、ヒショさんね」と言いつつ、眼は「お楽しみでんなぁ」という感じ。わはは。
 この男性はとても誠実な雰囲気のひとで、長年、商社マンや調査会社で勤めてこられた経験からして、不肖ぼくがアンカーでお話しする世界観に共感されるとのこと。こころから感謝しました。

 そのあと賑わう商店街に出ると、たとえばお母さんとお嬢さんらしい二人連れが、これはちょっと凍りつく感じで、「あ、青山さんが若い女性と…」という風に自転車を押す手を止めてご覧になる。
 ふひ。

 ぼくの同行秘書は、体力勝負。
 ぼくですら体調が悪くなるほどの無茶な日程を、一緒に動かねばならないから、体育会出身者でないとちょっと無理かも。
 年齢は不問だけれど、結果として歴代みな、若い。
 前任者の Y 同行秘書(いまは司法書士に向けて勉強中)はいま25歳、たこ焼きを一緒に食べていた現任の M 同行秘書も、同い年の25歳。
 ちなみにM秘書は、関東の国立大学の体育会馬術部の出身。
 前任者も現任者も、重い荷物にも文句ひとつ言わない。えらいなぁと正直、いつも感心しています。

 前任の Y 秘書が社員のとき、お好み焼き屋さんで食事していたら、「大阪のおばちゃん軍団」から「いやぁ、青山さんが、若い女と食べてるわ」、「ほんまやん。ほれ、みてみ」と素晴らしい大声で言われたことがありました。
 Y秘書は女子高生みたいに見えることもあるし、M秘書も年齢よりさらに若く見えます。
 ぼくが「これ、秘書です」と言うと、「いやや、ヒショやって、ヒショ」と軍団に大爆笑されてしまった。
 ぐはは。
 ぼくは、本音で、いわゆる「大阪のおばちゃん」が大好き。
 堅苦しい言いぶりで申し訳ないけど、健全な批判精神がサイコー。
 なにより明るい。
 空港などで走り寄ってこられた軍団に腕を触られることもあって、大阪出身の(つまり未来の大阪おばちゃんの) Y 秘書から「社長、さっきのおばちゃんたち、社長の腕、触りながらなんて言ってたか、分かりましたか」と真顔で聞かれました。
「いや、なんて言ってたの?」と聞くと、「ごりやく、ごりやくって、言ってました」

 もちろん、ぼくに御利益(ごりやく)はありませんが、きのうも大阪ど真ん中の商店街の明るさ、たくましさに元気をもらって、そのあとの関テレでの長時間の討議を何とかこなせたのでありました。

 これもまた、「水曜アンカー」へのひとこまです。


*先々週の水曜アンカーでは、新刊の「死ぬ理由、生きる理由 英霊の渇く島に問う」(ワニプラス、たとえばここ)を紹介してもらったのはいいけれど、表紙だけで、まだ中身は真っ白の本をぼくがお見せしたために「本はまだできていない」という誤解を生んで、逆に、予約が減ってしまうという珍事を起こしてしまいました。
 みなさん、無事にちゃんと中身も入って、敗戦の日のまえに発刊されました。
 ワシントンDCでも、今ではごく数少なくなった日本語の分かるアメリカの知日派当局者らに贈りました。
「死ぬ理由…ですか」と不思議そうに呟くひともいました。
 そう、勝者となったアメリカにも、もう一度、考えてほしいから、このつたない書を世に問うたのです。
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この日の世界の青空

2014年08月15日 | Weblog
 いよいよ69回目の敗戦の日を迎えた8月15日、ワシントンDC時刻の夜中2時に、電話がありました。
 ぼくが海外出張中ということをご存じないひとから、こういう時間に電話があるのは、問題ないです。日本は午後3時ですからね。
 その電話は「青山さんとの友情を、日経新聞に書いたよ」ということでした。
 日経の最終面に連載されている「交遊抄」ですね。

 ぼくも朝に、日経の電子版で読みました。
 ぼくが忘れていたことまで書いてあって、この人の誠実さをあらためて思いました。

 きょう(アメリカ東部時間)の敗戦の日には、今回のワシントン出張のいちばんハイライトになる人物とホワイトハウスの敷地内で会い、とても率直な議論をできました。
 議論を終えて出てくると、空が青い。

 日本はいよいよ、これからです。
  
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きょうは敗戦から68年の最後の日ですね。

2014年08月14日 | Weblog
▼ワシントンDCはいま、8月14日の午前4時40分。日本は同日の夕刻5時40分です。
 今回はなぜかアメリカに来てから体調の不良が続いているけど、相手と議論していると、忘れてしまう。
 中韓のアメリカ政治への浸透工作は凄まじいのものがあるけど、その割に、中韓の目的と思われることには成功していないことも良く分かってきました。
 日本語をかなり話し日本文化をよく理解している現役の高官を、現政権の内部にひとり発見して、ちと驚きました。
 ひとりだけでも、とても貴重。
 このひとに関する事前の情報とまったく違う。
 やっぱり、いくらかの無理を押してでも現地に来ると初めて分かることは幾つもありますね。


▼さて、論壇誌の「新潮45」の9月号に、マレーシア航空機をめぐって書いています。
 ワシントンDCへの出発直前に原稿を完成させ、ゲラ直しは成田空港からファクシミリを送りました。
 綱渡り…。

 発売は、新潮45のHPによれば8月18日です。
 よろしけば、読んでみてください。


▼新刊の「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス、一例ではここです)は、ぼくが思っていたよりは今のところ、よく読まれているようです。
 一緒に「ぼくらの祖国}(扶桑社、一例ではここ)も、ふたたび読まれていて、出版社には予想通りでも、ぼくには予想外です。


▼独研(独立総合研究所)が自主開催している独立講演会への応募情報を、あらためてアップしておきます。
 独立講演会は、時間無制限(いまは聴衆のみなさんの健康を考えて4時間半から5時間)で、質問もどんどん受けることを目的に掲げて始まった試みです。

 いつものように、独研の公式ページ(ここです)から情報を抜粋します。

(*情報の抜粋はじまり)

第33回 独立講演会@東京 (2014年 9月21日 : お申込みの受付を開始しました)

【講演日】
2014年9月21日(日)

【講演時間】
開場:14時00分
開演:15時00分 〜 19時30分 予定

【講演内容】
「祖国、アジア、世界を、あなたと一緒にどうするか その6」

【会場】
大手町日経ビル 日経ホール(3階)
〒100-8066 東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル
地下鉄「大手町駅」下車C2b出口直結
東京メトロ
 千代田線「大手町駅」神田橋方面改札より徒歩約2分
 丸ノ内線「大手町駅」サンケイ前交差点方面改札より徒歩5分
 半蔵門線「大手町駅」大手町方面改札より徒歩5分
 東西線 「大手町駅」中央改札より徒歩約9分
     「竹橋駅」4番出口より徒歩約2分
都営地下鉄
 三田線 「大手町駅」大手町方面改札より徒歩約6分

詳細はこちらをご覧ください。

【受講料】
一般 5,000円 / IDC会員 4,000円(税込)

【申込期間】
2014年8月13日(水)正午〜 2014年8月29日(金)正午 予定
※申込期間内のみ、申し込みを受付致します。

【申込方法】
「申込フォーム」ボタンをクリックし、リンク先のページよりお申込みください。(ここに、そのボタンがあります)

【抽選結果通知】
当選・落選発表は、8月29日(金)申込締切り以降、メールにてご連絡致します。
※会場の規模によって抽選になる場合がございます。

(*情報の抜粋おわり)


▼ここまでじっくり、みなさんと話せるのはこの独立講演会をおいて他にありません。
 お会いしましょう。
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いちばん、みんなと話せる場…

2014年08月13日 | Weblog
…それは、独研(独立総合研究所)が自主開催している、自由な講演会、独立講演会です。
 日本時間のきょう、第33回の独立講演会(東京会場)の募集が始まりました。
 いまワシントンDC時刻の夜明け前、独研から配信している会員制レポート(ここ)の執筆を急いでいますから、詳しい募集要項は改めてアップします。
 とりあえず、関心のある方は、ここです。



(独立講演会の開始前。静まりかえっています)

   (いつもこんな感じで、みんなと話せます)




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ぼくらはなぜ死ぬ。

2014年08月13日 | Weblog
 アメリカは今、名優であり実は怪優だったロビン・ウィリアムズが首を吊って自決したニュースで溢れています。
 ここワシントンDCからは、オバマ大統領が哀悼の長文コメントを出しました。
 ハリウッドスターの死に、現職大統領が公式声明を出すというのは、ぼくは初めて見ました。


(The Economist のHPからお借りしました )

 この自決は、ぼくがワシントンDCに来てまもなくに起きましたが、正直、驚きませんでした。

 ふだんのあの悲しそうな眼を見れば、この帰結に驚かないひとは、ほんとうはアメリカ、日本を問わず、ぼくだけでもないでしょう。
 アメリカのテレビ各局のニュースでは、ロビン・ウィリアムズのプールのある豪邸、ペットの笑う猿、三人目の奥さまと手を繋ぐ、死の前日らしい散歩の写真、そして同じ眼をしている子供の頃の写真などが一斉に報じられています。
 どんな名声があっても、どんな愛情があっても、このひとは悲しかったのだろうと伝わってきます。

 予定調和の脚本、監督、俳優の残念ながら多い日本の映画界に、こんな怪優がいたらと、以前から羨ましく思っているほど凄いひとでした。ただ、見ているとちょっとだけ、こちらも辛いことがありました。

 アメリカの報道は、例によって「重度の鬱病だった」と第一報から伝え、日本の報道はネットで見る限り、それで片付ける傾向もあります。
 ただ当地の報道で「さすがだな」と思うのは、ホテルの部屋でパソコンに向かって仕事をしていた現地時刻の真夜中に、つまりアメリカ人があまり視てはいない時間帯に「ユーモアの背後の深い闇」という報道があったことです。
 そう、ロビン・ウィリアムズはユーモアのスーパー得意な俳優でもあり、だからこそ、ぼくは怪優とも思っていました。

 そのユーモアは、深きも深い闇があってこそだったのだと、彼の自害で、物書きのひとりとしてのぼくに、はっきり伝わったのは、不肖ぼくにとっては大きな出来事です。

 報道の使命というものも、改めて考えさせられました。
 日本での報じ方で申せば、まるで予定稿のように記者がすらすら書いたであろう記事をネットを介して読みました。「名声の蔭でアルコール中毒とクスリ漬けに苦しんでいた。ハリウッドとアメリカ社会ではいま、アルコールとドラッグに再び関心と懸念が強まっている」という記事です。
 記者時代の経験からして、デスクが何を望み、熟練の記者がどうやって応えたか、それらの手つきが見えるような記事でした。
 そのとおり、ロビン・ウィリアムズもアルコールとクスリで施設入りがありました。
 しかし、それが自決のほんとうの原因ですか?
 裕福な家庭に生まれ、まことに例外的な成功にも恵まれた彼がなぜ、アルコールとクスリなのか。
 そこにこそ自害の原因があり、アルコールとクスリは原因であるよりも自決そのものと同じく「結果」なのに、この書き慣れた記事はまるで人間の眼を逆に、真実から逸らせるかのようです。
 すこしばかり厳しすぎますか?

 ロビン・ウィリアムズの自害のあと、往年の大女優のローレン・バコールが、対照的に天寿を全うするように亡くなりました。
 あのハンフリー・ボガートと最期まで添い遂げたひとですね。


(Ronald Grant Archive / Mary Evansからお借りしました)

 この女優は、ぼくの母とほぼ同年配です。
 先日、ぼくの誕生日の誕生時刻に正確に合わせて天寿を終えた母がよく、その存在感の大きさを口にしていた女優でしたから、ぼくの子供の頃の記憶にあります。

 母は、ぼくの背骨を造ってくれたひとです。
 そしていちばん偉大だったのは、最期の瞬間近くまで、生への執念、生きる意思、おいしいものを食べようとする意志の力を喪わなかったことではないかと、いま、気づきました。 




 新刊の「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス)が書店に並び始めて思うのは、自分で付けたこのタイトルの深淵です。
 自分で深淵などと言うのは、ほんらいならば、あまりに僭越です。
 しかし、 この書は、途中までタイトルに苦しみ、自分で書いたタイトル候補を、出張先のホテルのバーで同行秘書Mに見せて意見を聴いているうちに、自分でも不承不承(ふしょうぶしょう)ながら仮決めしたものです。
 その時点では、おのれとして、まだ納得できていなかった。
 けれども、苦しかったこの本の執筆を続けるうちに、自分の中でも「これしかない」と確信していったタイトルでした。

 いまワシントンDCは8月13日の夜中3時20分頃です。
 きのう烈しい雨を窓越しに見つつワーキングランチを共にしたアメリカの人物は、日本語もかなり分かる人なので今回の出張で初めて日本語で議論しながら、この新刊に日本語でサインして贈りました。
 彼は、ちょっと怪しいアクセントと発音で「死ぬ理由…生きる理由…」と不思議そうにタイトルを声に出しました。

 編集者からの連絡によると、新刊は発行の初日に全国の紀伊国屋書店で50冊を超えて、読者が求めていったそうです。
 売れないノンフィクション分野の本にしては、驚きの数です。
 しかし、ぼくはこうやって講演を元にした本を、二度とは出さないかもしれません。
 あまりに苦しかった。

 物書きにとって、本は、おのれの子供のようであり、友のようでもあります。
 それが世に出ていま、いちばん嬉しかったのは「ほんとうに航海を一緒に体験しているように読める」という読後感が、どっと沢山、寄せられたことです。
 そうなるように力を尽くして書き、写真を選びに選び抜き、キャプション(写真説明)を書きながら、胸のうちで「そんな、航海の追体験なんて、紙の上で簡単にできるはずもない」という絶望感というか無力感というか、それらに襲われつつ、「ここで諦めちゃ駄目だ」とおのれに言い聞かせて、ようやく脱稿と、出版にたどり着いたからです。

 いちばん悲しかったのは「講演録の部分があるのだから、手抜きだ」という言及があったことです。
 今のところ、それはただお一人の方ですし、その方も、むしろそう考えつつ航海を追体験しての感動を語ってくれていますから、何もその方の反応に、まさか問題はありませぬ。感謝しています。
 ただ、実際の執筆と作業は、手抜きの正反対でしたから、二度と講演に基づく本は書きたくないとも考えてしまいます。

 このことは、出版の1か月近く前の7月19日、それはぼくの理解者の誕生日に、この地味ブログで触れました。
 ちょっと異例ですが、その部分を下に再掲します。関心がある人だけ読んでください。

…小説新作が終わり、「祖国が甦る」の執筆再開も完結したら、映画の本も書いてみたいですね。それと一緒に、クルマの本、旅の本、スポーツの本も書きたいのです。
 ほんとは、シンクタンクの社長なんて、やってる場合じゃないんだけどなぁ。



(以下、7月19日のエントリーの一部だけを再掲)

▼ぼくはこれだけ毎日、講演をしていて、講演の内容を主とする本を出すのは初めてです。
 実は、「講演を収録した本を出したい」という出版社や編集者からのオファーはとても多い。
 しかしすべて、お断りしてきました。
 なぜか。
 今回のように、あまりにも大変すぎる作業になると、分かっているからです。

 これは、出版社や編集者の常識とは真逆なのですね。
「青山さんは、作家も本職だけど、ほかの本職、そしてまさしく講演など本職ならざる仕事がとても多い。時間が無いでしょう? だから講演をそのまま本にしませんか」というオファーが、さまざまな出版社、編集者から来ます。
 ちなみに、青山千春博士も同じことを言います。「社長は時間が無いのだから、講演をそのまま本にすれば?」と。

 ぼくにとって、これが違うのです。
 講演は話し言葉です。
 文章とは本質的に違うので、文法をやや外していたり、話の途中で方向転換があったり、同じ事実の表現でも、その場の聴衆の眼を見ながら、柔らかくしたり堅くしたり、省略したり材料を増やしたりします。
 むしろこれが、講演、話し言葉の醍醐味ですね。

 しかし書籍は、あくまで文章です。
 ぼくの本である以上は、ぼくが一字一句、永遠に刻みつけていく「文字による彫刻」です。

 したがって、講演の起こしを本にしていくとき、すでに行った講演そのものを変えないように、文法を微妙に正したり、方向転換をモデレート(穏やか)にしたり、事実関係を確認したり、非常に微妙な作業を、一行一行、延々と続けることになるのです。


▼つまり、ぼくの場合は、最初から文章を新しく書きおろしていく方が、講演録に手を入れるより、ずっと楽、時間も取らないのです。
 かつて一度、講演をもとにした本を出そうとして、あまりも消耗するので、それを途中でやめ、最初から新しく文章を書いていって本にして出版しました。
 それ以来、講演を本にするオファーは全部お断りしてきたのでした。

 世の中には「どうせ講演なんだから」と、そのまま本にしてしまう人はたくさん居ます。
 それはそのひとの生き方なので、批判はしません、。
 しかし、ぼくの生き方とは違います。


▼今回はなぜ、引き受けたか。
 そのまさしく講演で、硫黄島の英霊の方々について話す時間がどんどん無くなっているからです。
 終わらない福島原子力災害、規制緩和だけに傾いていくアベノミクス、移民への油断ならない動きが続く政治家、官僚やメディア、中韓のエスカレートする反日、自民党の腐った部分がのしかかってくる第二次安倍政権、そして直近ではマレーシア航空機撃墜のような突発的な大事件も次々に起きます。
 こうしたことを取りあげていくうちに、講演時間が過ぎていってしまいます。

 だからこそ自主開催で開いている、時間を5時間前後も確保している独立講演会は別です。
 しかし一般の講演では、今のぼくは講演が終わるたびに、硫黄島の英霊や、白梅の少女たちの話が出来なかったと落ち込むことが多いのです。

 新刊は、これに何とか、ひとつだけでも救いの灯火をともそうとするものです。
 思いがけず硫黄島へのクルーズに招かれ、船内放送を合わせると4回も、硫黄島に絞った講演をし、その講演の最後には、これまで明らかにしてこなかった白梅のある真実も話しました。
 ですから、これを本にして残し、一人でもこの話に触れていただくと、硫黄島の英霊と白梅の少女が、わずかにでも、ほんのささやかに、報われることに繋がると考えたからです。
 それを69回目の夏、敗戦の日に、世に問いたかった。

(部分再掲の終わり)
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