幸福維新の志士となれ <幸福の科学>

国難打破から、いざ、未来創造へ

Pray for JAPAN

 

大江議員の離党について

2010年12月31日 | 幸福実現党
党出版局長佐藤なおふみさんのブログより

12/30 政治家の、政治家による、政治家のための政治?

今回の大江議員の離党について、本当に残念な限りです。国を憂い、我々の政策に賛同し、勇気を持って入党されたことに対して、心から感謝しております。また、大江議員が長年の議員生活を通して培ってこられた経験と知恵を、わが党で思う存分発揮して頂くことができなかったことに関しては、大変申し訳なく思っています。

大江議員が自身のブログやマスコミの取材等で発言されていることについては、今更、とやかく言うつもりはありません。
ただ、お互いに納得した上、党員の皆様への告知、マスコミへのリリースをする日時を取り決めたにも関わらず、フライングをされたばかりか、ご自身の思いを一方的に吐露されるそのやり方には、正直がっかりいたしました。

私は、今回の大江議員の離党の原因は、選挙戦術等、具体的なきっかけがあったにせよ、結局、幸福実現党の立党の精神を十分にご理解頂けなかった点にあると思っています。

幸福実現党が世に誕生した理由は、今の日本の政治が、駆け引きや腹の探り合いを繰り返すだけで、まったく機能しておらず、このままでは国民の皆様ならびに日本の国益は守れない、そう判断したからです。

日米合意に基づいて、米軍普天間飛行場を辺野古へ移設したいが、連立にひびが入るから独自候補も立てないし、推薦もしない。
武器輸出三原則の見直しを主張したら、協力を得られないから言わない。
マニフェストに掲げた公約実現のためには、増税も厭わない。
あの人が辞めないなら、審議を拒否する等々・・・。

政治手法もいいんですが、この国が直面している問題は一体何なのか、どの方向に舵取りしなければならないのかという本質の部分を後回しにして、党や派閥の勢力拡大のために、互いに足の引っ張り合いばかりをしている印象は拭えません。
いい加減に、“政治家の、政治家による、政治家のための政治”は無くしていきたいものです。
そんなことをしている時間は、日本にはないんですから。

一つ前のブログにも書かせて頂きましたが、今の政権には、国を舵取りするための“考え方”がありません。
義理や人情を否定するつもりはありませんが、あくまでも、「誰が正しいか」ではなく、「何が正しいか」という視点から、勇気を持って大胆に決断できる、指導力のある政治家の出現が望まれているんです。
そのような私心なき政治家が集まり、政党の垣根を超えて、日本の行く末を考えて協力していかねばならないと思います。

幸福実現党は、日本の言論界のリーダーとして、これから先、何があろうとも、正しいことは正しいと正論を訴え続ける、勇気ある政党でありたいと思います。
また、志を同じくする方々とは、協力しながら国難を乗り越えてまいりたいと思います。

最後に、半年間という短い期間ではありましたが、同志として共に歩んた大江議員の、今後の益々のご健闘をお祈りしたいと思います。

佐藤 なおふみ


闘争本能失った国と個人を憂う

2010年12月31日 | 国際情勢
【正論】拓殖大学学長・渡辺利夫 闘争本能失った国と個人を憂う
2010.12.31 産経新聞

 いずれのエッセーだったか思いだせないが、会田雄次先生が書かれたある文章を記憶している。
 母親と子供が民家でともに焼け死んでしまうという事故が連続して発生したことがあった。どうしてこんなに痛ましいことがつづくのかと先生は嘆き、ある想像をしていた。ひょっとして、母親は火をみて立ちすくみ咄嗟(とっさ)の行動を取れないまま火に巻かれてしまったのではないか。手の届くところにある花瓶やら椅子やらを投げつけてガラス戸を打ち破り、子供を避難させてやれなかったものか。

 学校でも地域社会でも他人と競い争うことなど悪であるかの如く教えられてきたため、危機から我(わ)が子を守る「闘争本能」が母親から失われてしまったのでないかと先生は述べておられた。

 ◆いじめにも抑止力で対抗

 そういえば、少年時代のことが思い浮かぶ。第二次大戦時、山梨県の甲府に生まれた私は米軍の空襲によって焼け出され、母の里の小学校で何年かを過ごした。田舎の小学校で私は異分子だったらしく、級友の“いじめ”の対象となった。弟を気遣う長兄は、鋭く研いだ鑿(のみ)を私の鞄(かばん)にしのばせて学校に通わせた。鑿を友に向けたことはなかったが、私がそれを隠しもっていることは皆にわかったらしい。以後、私に敵意をみせる者は誰もいなくなった。私に阿(おもね)るような態度の者まであらわれた。

 ままならぬ人の世に生まれ落ちた以上、人間は他人と協調すると同時に闘う気概をもたずして生をまっとうできない。当たり前のことだと私は思うのだが、なぜか現代の日本では協調のみが善しとされ、それがなければ生存が危ういはずの闘争本能を個人も国家もすっかり失ってしまったようだ。
 個人と同様、国家にも生存への強い欲求がある。だからこそ、国家は他国と協調したり提携したり結託したり、はたまた欺いたり脅かしたり戦争に打って出たりもする。むしろ国家や民族は、個人より一段と強くエゴイスティックな存在だといわねばならない。国家や民族が生存本能を没却しない以上、エスノセントリズム(自民族中心主義)の克服など見果てぬ夢であろう。

 ◆自民族中心主義噴き出す時代

 冷戦という「大戦争」が終焉(しゅうえん)するや、人々は原初の情念に衝(つ)き動かされて固有の人種集団、宗教集団、言語集団へと分化をつづけ、その過程で地域紛争と呼ばれる「小戦争」を飽かず繰り返してきた。フランスの政治学者ドミニク・モイジは自著『「感情」の地政学』(櫻井祐子訳、早川書房)の中で、冷戦終焉後「自分が何者なのか、世界の中でどのような位置を占めるのか、生きがいのある未来があるかどうかに確信が持てない諸国民によるアイデンティティーの探求が、イデオロギーに代わって歴史の動力と化した」と述べている。モイジは、冷戦終焉により歴史は終わったと主張したフランシス・フクヤマよりも深く現実を凝視している。

 ◆憎悪の情念に囲まれた日本

 モイジのいう通りだと思う。反日感情を昂揚(こうよう)させ挑戦的な行動に出なければ、自らの情念を抑えきれない国々に日本は周辺を固められている。抗日をアイデンティティーとする中国共産党は「愛国主義」の旗を下ろして日本に向かうことはできない。韓国で「親日・反民族行為真相糾明特別法」が超党派の共同提案で成立したのは、つい5年前のことである。憎悪の情念を日本にぶつけてこない北朝鮮は想像することさえ難しい。

 メドベージェフ大統領とプーチン首相のロシア双頭体制が発しているメッセージは「1989年からこの方、お前たちはわれわれを厚かましくも見下してきた。だがそんな時代は終わった」というものだ、とモイジは解釈する。そうにちがいない。ならば、日本も臍(ほぞ)を固めるべきだが、そんな気配はない。専守防衛やら非核三原則を繰り返すだけで身がもつとは思えないにもかかわらず、である。

 我が政権党は、普天間飛行場移設という国家安全保障の問題をポピュリズム(大衆迎合主義)の軽い言葉で語って、唯一の同盟国との関係を手ひどく毀損(きそん)してしまった。それでも別段あわてている様子はない。韓国併合百年に際しては、道義において自国がいかに劣っていたかを諄々(じゅんじゅん)と説いて自国の歴史を貶(おとし)め、これをあたかも謙虚で率直で勇気のあることであるかのように粋がっている。

 中国船舶に領海を侵犯され、これを拿捕(だほ)したものの、船舶と船員は早々と帰国させ、逮捕・勾留した船長も結局は処分保留のまま釈放という屈辱を味わわされたのは、わずか3カ月前のことだ。北方4島は日本固有の領土だというのは口先だけ、ここにメドベージェフ大統領が来訪する蓋然(がいぜん)性が高いという情報があげられても、外交ルートを通じて訪問を阻止しようという気概などなかった。

 国家の本質にかかわることが立てつづけに起こっているのだが、指導者たちはこれらをさして深刻なものとして受け取ってはいない。日本と日本人の闘争本能はもう毀(こわ)れてしまったのか。(わたなべ としお)

オスローの空に光の筋!?

2010年12月31日 | 宇宙
以前、ノーベル賞授賞式の夜に、空に巨大な渦巻きが出現して
大騒ぎになったノルウエーですが、
今度はたくさんの《光の筋》が現れました。


ザ・リバティwebより。


オスローの空に光の筋!?(NRKノルウェー放送協会 YR.NO)
2010.12.30

(外部サイトへリンク)http://www.yr.no/nyheter/1.7435992

(ザ・リバティ編集部からひとこと)
(アカイコウジ・コメント)ニュースではなくノルウェーの気象サイトなので全てノルウェー語だが、画像だけ見ても一見の価値あり。光の筋がノルウェーの夜空を幾筋も降りている。神秘的な光景で気象的なものとしてとらえるか、それとも宇宙的現象か?UFOからの光線か?いずれにしても神秘的な光景。


これが問題の写真です。オスローに現れた光の筋。

 




2010年7月に中国に現れた現象と、とてもよく似てますね。
当時もブログで採り上げましたが、中国の空に見えたのはこのような光の筋でした。

中国に出現した光の筋


いったいなんだろう???





中国原潜、第1列島線突破 日米警戒網の穴を突く 宮古-与那国間を通過か

2010年12月31日 | 中国問題
中国の原潜が第一列島線を通過していた……といっても、昨年2月の話です。

  ◇

2010/12/31 産経新聞

 中国海軍の原子力潜水艦が昨年2月ごろ、九州-台湾-フィリピンを結ぶ第1列島線を突破していたことが分かった。複数の政府筋が30日までに明らかにした。沖縄県の宮古島、与那国島間を通過したとみられる。警戒網の穴を突かれたことに日米両政府は強い衝撃を受け、中国潜水艦の監視網を強化。「防衛計画の大綱」で潜水艦増隻や島(とう)嶼(しょ)防衛強化に踏み切る転機にもなった。
 第1列島線を突破した原潜は、平成16年にグアム島からの帰路に日本領海を侵犯した際と同型の「漢(ハン)級」だった可能性が高い。16年は出港時から米国衛星などが探知し、米原潜や海上自衛隊のP3Cが継続して監視しており、ノーマークで突破されたのは初めて。
 東シナ海での中国の潜水艦探知・追尾のオペレーションで、海自は複数の艦艇を配置。加えてP3C哨戒機を飛行させ、周辺海域を隙間なく監視できる態勢をとる。ところが、昨年2月ごろは原油高騰の影響もあり、海自はP3Cの飛行回数を抑え、監視ポイントも減らしていた。
 中国側は偵察活動により艦艇とP3Cの監視位置を把握した上で監視網の穴を見つけ、原潜に第1列島線を突破させたとみられる。

 原潜は中国・青(チン)島(タオ)から出港したとみられるが、グアム島近傍に進出するまで探知されなかった。宮古-与那国島間の海域は遠浅で大型原潜の潜航には適さないことから、今回の突破により、中国海軍が海洋調査により海底地形を熟知していることが裏付けられた。静粛性を高めるなど能力を向上させた可能性も大きい。

 第1列島線の突破を知り、海自は即座にP3Cの監視を増強。米側も原潜のスクリュー音などを収集するため音響測定艦「インペッカブル」を投入した。

 ところが、昨年3月にはインペッカブルが海南島沖で中国船舶に包囲される事件が起きた。海南島沖では中国海軍が潜水艦の地下格納施設建設を進めており、インペッカブルのソナーを外そうとするなど激しく妨害、米中間の緊張が一気に高まった。

 第1列島線は中国海軍が有事の対米防衛ラインとして設定した。2010年までに第1列島線内の制海権を確保し、2020年までに伊豆諸島-グアム、サイパンを結ぶ第2列島線までの防衛ライン拡大を狙う。中国は沖縄本島~宮古島間の海域を押さえ、宮古島以西の日本領土分断を狙うとの指摘もある。

自民が安保改定を検討 在日米軍基地の提供義務は削除の方向

2010年12月31日 | 防衛
2010/12/31 産経新聞より

 自民党は、相互防衛義務を負わない代償に基地提供義務を負う現行の日米安全保障条約の片務性を解消するため、政権復帰後に安保条約改定を米国に提起する方針を固めた。複数の党関係者が30日までに明らかにした。「双務的な日米同盟」を目指し、集団的自衛権の行使を前提に日米双方が太平洋地域で共同防衛義務を負う一方、在日米軍基地の提供義務を条約から削除する方向で検討する。

 自民党は夏の参院選マニフェスト(政権公約)で「集団的自衛権に正面から取り組む」として、集団的自衛権行使を可能とし、安保条約の実効性を強化するための「安全保障基本法の制定」を明記した。石破茂政調会長は平成18年12月、党国防部会防衛政策検討小委員会委員長として基本法の私案を策定。この中で集団的自衛権行使の条件を「わが国と密接な関係にある他国に対する急迫不正の武力攻撃が発生した場合」と規定した。

 だが、集団的自衛権を行使できれば、安保条約の共同防衛範囲を、日本の個別的自衛権だけで対応できる「日本国の施政の下における、いずれか一方に対する武力攻撃」(第5条)に限定する必要はなくなる。

 このため、自民党は条約対象地域を拡大し、日米双方が同等の防衛義務を負う条約への改定を目指すことにした。

 改定安保条約の素案では、条約対象地域を「太平洋地域」と規定。日米双方の領土に加え、「管轄下にある諸島」や域内の部隊、艦船、航空機に対する攻撃も共同防衛の対象とした。

 また、米軍への施設・区域の提供義務を定めた現行第6条を削除し、在日米軍基地は政策的判断により別途定める駐留協定に根拠を求める。さらに条約実施上の課題を協議するため、担当閣僚による理事会を常設するとしている。今後は対象を「太平洋地域」に限定するかどうかなどについて議論を進める。

 ただ、安保改定の提起は衆院選マニフェストには盛り込まない方針。自民党政調幹部は「相手国のある外交・安全保障政策を選挙で先に提示するのは適切ではない」と説明している。

原発の周辺土地取得に外国人規制を 新潟県柏崎市から浮上

2010年12月30日 | ニュース・報道
2010.12.29 21:42 産経新聞

 原子力発電所など核物質の取扱施設の周辺土地について、核物質防護上の観点から、外国人、外国法人による取得に一定の制限を設けるよう、原発立地自治体が国に対して法整備を促している。問題となる土地取得事例はまだ確認されていないが、関連自治体の共通課題として国への働きかけを目指す動きもある。

 総出力で世界最大の東京電力柏崎刈羽原子力発電所(1~7号機合計821・2万キロワット)がある新潟県柏崎市は、12月市議会で「外国資本等による土地売買等に関する法整備を求める意見書」を採択し、国に提出した。原発などの重要区域は「外国資本による周辺地域の土地取得は制限すべきである」と訴え、早急な法整備を求めた。

 電力業界関係者らによると、原発を対象にした土地取得制限の意見書は全国で初めて。
 水資源を育む森林や自衛隊基地の周辺、国境の離島などは外国人、外国法人による土地取得に規制をかける必要性が叫ばれるなか、原発や核燃料関連工場などの立地自治体には、原子力関連施設の周辺土地の売買も「事前届け出制の対象にするなど一定のルールを設けてほしい」(柏崎市議会関係者)との意向がある。

 菅直人首相は10月、参院予算委員会で外国人、外国法人による土地取得の規制について「ぜひ勉強して一つの考え方をまとめてみたい」と言明。こうした動きを踏まえて、関連自治体で広く同様の意見書採択を目指そうという考えもある。

NHK次期会長、安西前慶応塾長が受諾

2010年12月29日 | ニュース・報道
読売新聞 12月29日(水)3時5分配信

 来月24日で任期満了となるNHKの福地茂雄会長(76)の後任人事で、慶応義塾前塾長の安西祐一郎氏(64)が、経営委員会(委員長=小丸成洋・福山通運社長)による就任要請を受諾したことが28日、明らかになった。

 来月の委員会で最終的に議決する。

 決定すれば、アサヒビール出身の福地会長に続くNHK外部からの起用となり、学識経験者が会長に就任するのは、東京帝大経済学部教授を経て1946年に会長となった高野岩三郎氏以来2人目。

 福地会長は当初から1期限りでの辞任を表明し、財界人を中心に会長候補者探しが始まったが難航。経営委が福地氏続投を求めるなど、迷走の後、今月21日の委員会で、安西氏ら4人が推薦され、小丸委員長が推した安西氏を第1候補に、調整が図られていた。

参議院議員大江康弘氏の離党について

2010年12月28日 | 幸福実現党
幸福実現党公式HPより

2010 年12 月28 日


参議院議員大江康弘氏の離党について


日々、幸福実現党にご指導ご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
この度、参議院議員大江康弘氏が幸福実現党を離党することとなりました。

本件はわが党と大江氏の間で沖縄県知事選に関する考え方の相違が生じたことがきっかけです。

わが党としましては、沖縄県知事選に際して「米軍普天間基地の県外・国外移設」を掲げる二候補しか出馬しない状況では、沖縄県民及び日本国民の生命・安全・財産を守り抜くことはできないと判断し、「同基地の県内移設」「日米同盟の強化」を掲げる独自候補を擁立しました。

しかしながら、大江氏は「革新系候補の当選阻止のために(県外移設を主張する)現職知事を応援すべきだ」と主張し続け、対立候補の支持を表明しました。同氏とは、その後も協議を続けてまいりましたが、最終的に互いに意見の相違を抱えながら活動を続けることは難しいという結論に至りました。

今後とも、わが党は国難突破に向けて正論を掲げて戦い続け、国論を変え、この国を守り抜くと共に、国民の幸福に資する保守政党として、志を共有できる党外政治家の方々との連携の構築にも努めてまいります。

一日も早く国政の場において責任を果たす公党となるために、引き続き、皆様のご指導ご支援を賜れますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

幸福実現党 党首 ついき秀学

仙谷長官の辞任が必要=小沢、鳩山両氏

2010年12月28日 | 民主党政権
時事通信 12月28日(火)14時39分配信

 民主党の小沢一郎元代表は28日午後、都内で鳩山由紀夫前首相と会談し、「参院での問責決議がこのままでは、国会審議が進まない」として仙谷由人官房長官らの辞任が必要との認識で一致した。鳩山氏が、衆院政治倫理審査会への出席を伝えられた小沢氏との会談後、記者団に明らかにした。

小沢氏の見解全文

2010年12月28日 | 民主党政権
時事通信 2010/12/28

 民主党の小沢一郎元代表が28日の記者会見で読み上げた、「挙党一致で『国民の生活が第一。』の政治を実現するために」と題した見解の全文は次の通り。


 私はこれまで、菅直人代表および岡田克也幹事長から、自発的に衆院政治倫理審査会へ出席するよう要請を受けてまいりました。それに対し、私は、政治資金に関する問題はすでに具体的な司法手続きに入っており、三権分立や基本的人権の尊重という憲法上の原理原則から言えば、立法府の機関である政倫審に出席する合理的な理由はない、ただ、私が政倫審に出ることで、国会運営が円滑に進められ、あるいは、選挙戦においても国民の皆様の支持を取り戻すことができるということであれば、政倫審に出席することもやぶさかでないと、繰り返し表明してまいりました。

 そうした中で、先般、民主党の最大の支持母体である連合から、挙党一致の体制で難局を乗り越えるよう、強い要請を受けました。また、国民の皆様、同志の皆様にも、多大なご心配をお掛けしていることを、大変申し訳なく思っております。これらのことを総合的に考え、私は政治家の判断として、来年の通常国会において、政倫審に自ら出席することを決意致しました。

 具体的に申し上げます。

 第1点目として、通常国会において私が政倫審に出席しなければ国会審議が開始されないという場合、すなわち、私が出席することにより、予算案の審議をはじめ、国会の審議が円滑に進められるということであれば、通常国会の冒頭にも出席し、説明したいと思います。

 第2点目は、私が政倫審に出席するかどうかということが、国会審議を開始するための主たる条件ではないということであれば、国民の生活に最も関連の深い予算案の審議に全力で取り組み、その一日も早い成立を図らなければなりません。従って、私はこの場合には、予算成立の後速やかに政倫審に出席したいと考えております。(2010/12/28-16:00)

民主・小沢氏、政倫審出席を表明=通常国会冒頭にも―仙谷長官の辞任要求

2010年12月28日 | 民主党政権
2010/12/28 時事通信

 民主党の小沢一郎元代表は28日午後、衆院議員会館で記者会見し、自らの政治資金に関する問題について、「来年(1月召集)の通常国会において、衆院政治倫理審査会に自ら出席することを決意した」と述べ、政倫審で弁明する意向を明らかにした。

 弁明の時期に関しては、「私が出席しなければ国会審議が開始されない場合は通常国会冒頭。出席が審議開始の主たる条件でないならば、(2011年度)予算案の成立後速やかに出席する」と述べた。自民、公明両党など野党側は審議に応じる条件として、小沢氏の国会招致に加え、参院で問責決議が可決された仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相の交代を求めており、小沢氏の発言は両氏に辞任を迫ったものだ。

 年明けにも強制起訴される小沢氏はこれまで、「司法の場で真実を明らかにする」として、政倫審出席を拒んできた。出席を決めた理由として小沢氏は「最大の支持母体である連合から挙党一致の態勢で難局を乗り越えるよう要請があった。国民、同志に多大な心配と迷惑を掛け、申し訳なく思っている」などと述べた上で、「総合的に考え、政治家の判断として」決めたと説明した。 

 小沢氏はまた、政倫審で弁明する意向を岡田克也幹事長に対して伝えたことも明らかにした。
 記者会見に先立ち、小沢氏は都内の事務所に鳩山由紀夫前首相を訪ね、政倫審に出席することを伝達。両氏は「問責がこのままでは国会審議は進まない」として、仙谷長官らの辞任が必要との認識で一致した。(2010/12/28-15:35)

東シナ海、中国軍機急増 尖閣事件後、緊急発進相次ぐ

2010年12月27日 | 中国問題
2010/12/27 朝日新聞

 今年9月の尖閣事件以降、東シナ海上空で自衛隊機に対して中国軍機がこれまでにないような接近をする例が出始めている。日本側は「エア・ハラスメント」と呼んで分析と対策の検討を始めた。一方、自衛隊の中国機に対する緊急発進(スクランブル)も今年度すでに44回に達し、過去5年で最多となっている。南西諸島周辺の日中間のせめぎ合いは、海上・海中にとどまらず空にも広がっている。

 海上自衛隊は、P3C哨戒機に加え、EP3電子戦データ収集機や、OP3C画像情報収集機などの「偵察機」を南西諸島の北西空域にほぼ連日飛ばし、中国軍の動きを監視している。航空自衛隊もYS11EB電子測定機で電波を傍受している。いずれも主に日本の防空識別圏(ADIZ)の内側、日中中間線付近を飛んでいるという。

 こうした「偵察活動」に対し、中国側はこれまで戦闘機や攻撃機を発進させてもADIZの外までにとどめていた。ところが、尖閣事件の翌月の10月からは、海軍のJH7攻撃機がADIZ内に入るだけでなく日中中間線も越えて、自衛隊機を視認できる距離まで近づいてくるようになったという。

 これに対して航空自衛隊がスクランブルをかけると引き揚げていくという。日中間でいわば「スクランブル合戦」が繰り広げられている状況だ。

 関係者の間では「中国軍パイロットの技量は日米に比べ劣るうえ飛び方も乱暴」として、「このままエスカレートすれば、2001年に南シナ海上空で米海軍のEP3が中国の戦闘機と空中衝突したような重大事故が起きる恐れもある」との懸念が聞かれる。

 中国側の日本に対する偵察活動も活発化している。

 日米共同統合演習「キーンソード」が行われていた12月7日、那覇基地からF15戦闘機が緊急発進した。対象の国籍不明機はADIZ内に入り日中中間線付近を飛行した。空自機は肉眼で中国海軍のY8X洋上哨戒機と確認し帰投した。

 3月12日には、Y8AEW早期警戒機が初めて日中中間線を越えて日本側に飛来した。中国の東シナ海沿岸部の地上レーダーの探知距離は、日中中間線あたりが限界と見られている。強力なレーダーを搭載した早期警戒機が中間線を越えて日本側に進出すれば、沖縄本島を含む南西諸島全体が中国軍機の作戦行動範囲に入る恐れが出てくる。

 防衛省によると、今年度の中国機に対するスクランブルは12月22日現在で44回にのぼっているが、これは06年度の総計のすでに2倍に達している。

 こうした変化の背景には、中国が「排他的経済水域(EEZ)は国際海域ではない」(「中国国防報」)と主張し、その上空での米軍の活動を非難し、制限しようとしているという事情もある。

 中国海軍艦艇による、南西諸島を含む「第1列島線」の通過も常態化している。日米が動向に最も神経をとがらせる潜水艦は、沖縄本島と宮古島の間を通って太平洋に出るケースがここ数年、年間数件程度で定着しているという。

 米太平洋軍のウィラード司令官は、朝日新聞とのインタビューで「中国の軍事力がさらに強大化する一方、日米が現在のような前方展開兵力を維持すれば、双方が接触する頻度は今後ますます増える」と指摘した。南西諸島付近では、そうした傾向がすでに現実となっている。(編集委員・加藤洋一)

『205X』

2010年12月27日 | 書籍・新刊情報
小説『205X』を読み終わりました。

ネタバレにならない程度に、導入部分のあらすじを。



『205X』
水野武光/著
幻冬舎ルネッサンス/刊

<『205X』ストーリー>

中国共産党に占領された40年後の日本。
尖閣沖での漁船衝突のあと、続けて海保の巡視艇が沈没させられる。
これが事実上の中国の宣戦布告だった。

沖縄県知事選でも、県外移転を主張する県知事が当選し、沖縄はまもなく独立。
1年後に中国が「沖縄の独立を守るため」に進駐して、中国の属領となる。

その後、中国のさまざまな謀略や地震兵器による攻撃を受けて、
日本は東西に分断され、日本人は東日本の自治区に生き残る。

205X年、中国共産党の手から日本国家を取り戻すために、
東日本各地で志士たちが決起し革命運動が起こるが、あえなく失敗。
そこで彼らレジスタンスたちは天上界の支援を受け、
40年前の日本に戻ってこの国の歴史を変えることで、地球を救おうとする。

いったい分岐点は、どこだったのか。
何が間違っていたのか。



…と、ここまでが導入部分。
ここから、やっと物語の中核に入る。

後半は、世界が闇に沈む分水嶺になった2010年代初頭の日本。
歴史上では1人の当選者も出せずに惨敗した、青年未来党の選挙戦の直前まで
時間は戻る。

40年前に戻った彼らは、驚くべき情報伝達手段を駆使して、
選挙戦を戦うことになる。
はたして人類の未来を変えることはできるのか?


<Twitterより>

「彼は40年前にこの国を守ろうとして戦ったのです」「ほう、分水嶺になった時代じゃな。的山幸夫たちと戦ったあの小さな政党の・・・?」「そうです。しかし結果は歴史が示している通り力及ばず敗れ去りました。」──『205X』(水野武光・幻冬舎ルネッサンスより)

中にはヒザとヒジから下を切り落とされた人も数多くいた。キチローは泣きながらナカジマに真実を語った。「東京自治区はまだマシだ」「どうして中国共産党は、オレたちをそんな目に合わせるんですか?俺たちは何も悪いことをしていないですよ」──『205X』(水野武光・幻冬舎ルネッサンス)

「独立を宣言した沖縄に《沖縄の独立を守るため》という大義で人民解放軍が上陸した。その手際の良さを見れば、明らかに計算されていたことがわかる」「沖縄の独立はどれぐらい続いたんだ?」「沖縄独立宣言からちょうど1年じゃよ」──『205X』(水野武光・幻冬舎ルネッサンスより)

「自由と平等のどちらかを選べと言われたら、お前はどう答える?」千手観音である慧鏡は迷った。全ての人を救うことを考えれば、平等に救いたい。誰もが仏の子に違いないからだ。しかし自由がなければ発展と繁栄は成就しない。 ──『205X』(水野武光・幻冬舎ルネッサンス)より

東京自治区は「トンキン自治区」と読むのか。銀座の描写は、20世紀少年の地下鉄アジトや「YAMATO Space Battleship」の地下都市を思い起こさせる。虐殺の状況はウイグルの実態そのものだろう。『205X』(水野武光・幻冬舎ルネッサンス)読破中。

「的山幸夫、神無乙人。二人とも友愛や平等という左翼思想によって国民の克己心を砕き、中国の侵略を許す基礎を作りました。まさに植民地支配という地獄への道は《社会保障》という善意で舗装されていたのです」──『205X』(水野武光・幻冬舎ルネッサンス)より

小説『205X』、今読んでる。どこまでが現実でどこからがフィクションなのかわからないほどリアル。米軍基地問題に火をつけた的山幸夫総理、日米同盟のダメージを決定的にした神無乙人総理。神無政権の作った道州制によって沖縄は米軍撤退を決議。沖縄は独立し、1年後に中国に併合されてしまう。