気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

貝母は山茱萸と共演?

2018-03-21 17:01:43 | お稽古
今日は彼岸の中日、朝から降り続く冷たい雨風、奈良市内へ
お稽古に伺いますと、交通量が少なくあっという間に到着、
若草山は雨に煙っていると思いきや頂上までくっきりと見え、

ざわついた心が穏やかに・・・。
今日は台子の稽古、大円之草、行之行台子と台子の初炭点前、
有難いことに中興名物のお点前をする機会を頂け、勉強に。
帰り着くと、やはり緊張していたのでしょうか疲れが・・・。

昨日の自宅稽古の話、蕾だった「貝母」が咲き、「春風椿」
は一段と花びらを広げており、春風椿を取り替えるつもりが、
急な雨で、そのままで稽古を終えました。
 

小雨になった夕方の庭では、雨に濡れた「春風椿」
こんな良い蕾もあったのに残念です。
 
また庭の「貝母(ばいも)」は、「山茱萸」と咲き揃い共演中、
こんな句を見つけました。
山茱萸は禅門貝母浄土門
            後藤比奈夫       
お彼岸に相応しいかも、合掌。
 

お稽古は「隅炉」、続き薄茶点前を。

『隅炉』とは、新版・茶道大辞典によれば
”入炉に属する炉の切り方の一形式。向切と反対に客から遠い
 勝手付に切られた炉をさす。「茶伝集」には、炉の勝手付に
 「巾一寸七分五厘の板を必入ル也、無左候ヘバ柄杓引にくく
  炉のほめきに壁痛ム也」と説くが、ほとんどその実例を
 見ない。”と
巾一寸七分五厘とは、1*3㎝+7*3㎜+5*0.3㎜=5㎝2.5㎜に、
点前教則18(淡交社)では、幅約一寸八分~二寸(約五・五~
六・一センチ)と記載されております。

お稽古ですから、向こう板の代わりに、風炉先屏風を6㎝ほど
少し空け向こう側に置いております。
 

隅炉の次は・・・「向切」になりますね。
続けてお稽古に来て頂ければよいのですが・・・
次なるステップは一歩一歩、慌てずにお稽古を重ねないとね。