気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

平城京跡で思うこと

2017-10-04 15:40:05 | 日記
今日は陰暦8月15日・中秋の名月(月齢13.9)で、
天気予報では名月は見られそう。
でも明日の十六夜、明後日の満月は望み薄に。

昨晩の月(月齢12.9)を見ていると、調子に乗ったのか
宅配された四万十産の栗で、栗きんとんを作りはじめており、
蒸すと何とも言えない甘い栗の香が鼻腔に・・・
これは良い栗・・・、出来上がりも想像通りで、相方にもと
声を掛けますが”もう歯を磨いたから”とそっけない返事、
お酒には目がないくせに。
自宅稽古は連休もあり皆様お忙しいのか、お休みが続きます。
フリージングをして後日お出しすることにしましょう。

先日伺った平城京跡は秋の草花に彩られており、
どこへ行っても無料で観ることが出来ます。
 朱雀門

 第一次大極殿
こんな広大な草木を刈るだけでも大変なのに、
此処の整備はどこが管理されているのでしょう?
この復原された「第一次大極殿」はじめ、「遺構展示館」、
「東院庭園」や「朱雀門」を管轄しているのは、
「文化庁文化財部記念物課」になるそうで、
中にはボランティアガイドと警備員の方がおられます。
 

ところが、西側に新しい建物
「第一次大極殿院復原事業情報館」と、文化庁かと思えば
国土交通省‣近畿整備局国営飛鳥歴史公園事務所‣平城分室が
運営とのことです。
 
古代の工法や技術、材料について体験的に学習することで、
復元事業に理解を深める施設になっていると。

更に西側には古くからある「平城京跡資料館」が建っており
 
こちらは独立行政法人‣国立文化財機構「奈良文化財研究所」
で隣には奈良文化財研究所(プレハブ)があり、その西に
道を隔て、只今移転建設中になります。
HP上では、すべての施設に関しては、奈良文化財研究所
閲覧することが出来るのに・・・・

平城京跡の整備に関しては国土交通省が関与されて進捗度が
増したそうですが、縦割り行政の弊害なのでしょうか?
あちこちと建てては潰しの繰り返し、一元的に閲覧できる
施設がほしいです。
  
観光に置いても、奈良県と奈良市で分かれており、
一元的なHPを作って頂きたいものですね。
 
でも今日の名月を平城京跡から観ると、東の若草山の上、
いえ、春日奥山を背にした御蓋山に昇る名月が・・・
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
     三笠の山に 出(い)でし月かも

           安倍仲麿(7番)『古今集』
この歌をきっと思い出しますね。
名月はどこから見ても、午後10時過ぎからは、真上に・・・