気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

簀戸から障子へ切り替え、主菓子は「斑鳩の里」で

2016-10-06 17:33:50 | 主菓子とお干菓子
火曜日の朝からは簀戸のまま、五行棚でのお稽古が済み、
昼二時から、11月の茶事に向けたお稽古の予定でしたので
この空き時間を逃すわけにはまいりません。
簀戸から障子へと切り替えますと、稽古場全体に、
障子を透した淡い光が差し込み、明るくなりました。
清濁のあはひ障子を入れにけり
           岡崎るり子
 
気分が一新しますね。
炭も再度熾して、湯を沸して釡を掛け、
水も撒き直し、さあいつでもどうぞと準備を済ませ、
主菓子も、出来立てをと造りました。
 
斑鳩の里』と名付けましたが、それというのも
先日の信貴山仲秋の茶会からの帰りに、竜田川そして
斑鳩の法隆寺・五重の塔、西ノ京の薬師寺・西塔を
車窓から眺めていたことを、思い出したからです。

 
二時間半の密度の濃い稽古になりましたが、
私もしておかなくてはいけません。
お帰りになられて、直ぐ始めます。
釣瓶落としの夕闇がせまり、
見難いことに気が付くまで・・・、相方は呆れ顔。
夢中になれるって、年を重ねても良いものです。

でも、簀戸に”ご苦労様、来年も”という願いを込め
お掃除をしてあげなければなりませんね。
また仕事が増えました。