気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

雪舟・世阿弥・珠光・・・奈良県立美術館

2016-10-27 08:50:33 | 美術館・博物館
奈良では連日、正倉院展には多くの方々がお見え、
でも県庁横の奈良県立美術館には訪れる人影は少なく、
ゆっくりと観覧後、県庁屋上に上がって頂ければ、
東側は東大寺から若草山・春日奥山、南・西・北側と
360度の奈良の秋景色が見られるでしょう。
東側でHPより

奈良県立美術館では、今開催されているのは
「雪舟・世阿弥・珠光・・中世の美と伝統の広がり」展です。
 
禅宗と共にもたらされた宋・元の文化の影響が、中世の
奈良の文化形成にいかに影響を与えたかを紹介していました。

【序】禅宗の広がりをー奈良王寺・達磨寺の彫刻・絵画から
「達磨大師坐像」椿井法眼集慶造(重文)
「達磨大師坐像」
【Ⅰ】水墨画の興隆と展開
「水色巒光図」伝周文、奈良国立博物館(国宝)後期

「白衣観音像」約翁徳倹賛、奈良国立博物館(重文)前期

「秋冬山水図屏風」伝雪舟筆
「秋冬山水図屏風」
「倣梁楷黄初平図」雪舟、京都国立博物館(重文)
「倣梁楷黄初平図」
「自画像」雪村筆、大和文華館(重文)
「自画像」
中世後期から近世に至る墨画表現の広がりが。

【Ⅱ】茶の湯の萌芽:茶の湯の祖である奈良の「珠光」
「珠光青磁茶碗」奈良・称名寺蔵
 

【Ⅲ】深遠なる能の世界 :世阿弥と禅宗の関わりと 
    奈良に伝わる翁面や能面の紹介が
「世阿弥自筆能本 江口」(重文)
「世阿弥自筆書状」(県指)
「能本三十五番目録」(県指)
「延命冠者」長尾神社所蔵面(県指)
「延命冠者」
「父尉」奈良狭川両西敬神講
「父尉」
「摩多羅神面(白色尉)」奈良・談山神社蔵

「能面 小面」奈良県立美術館
「能面 小面」

なお正倉院展中の月曜日は休みではなく、
関西文化の日の11/19、11/20は入館料無料になりますよ。