のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2007年5月:歌舞伎座 昼の部

2007-05-13 03:00:32 | 観たぞ: 観てきて一言
歌舞伎座の昼の部を観てきました~♪
今月は歌舞伎座も、見て気持ちのいい演目がそろってますね~♪
ちょっと今週末で仕上げなきゃならない宿題があるため、残念ながら
感想は後日、もしくはパスさせていただこうと思ってますので、
今ここでさらっと。

「泥棒と若殿」
気持ちのいい演目そろいの歌舞伎座昼の部の中でも、個人的にイチ押しです♪
松緑さんと三津五郎さんが適材適所の好演。
とくに松緑さんの、新妻のごときかいがいしい世話っぷりがナイスです♪
初めて見る新作歌舞伎ですが、いいお話でした。
山本周五郎先生の短編、好きなんですよね、私。
でも、最後はあの展開が現実的にはベストだったというのはわかるんですが、
個人的にはちょっと悲しかったです。


「勧進帳」
もうどれをとってもゆるぎないような。
注目の團蔵さんの常陸坊海尊は、事前情報どおり見事なじい様で・・・(T_T)
でも、海尊だったおかげで、最初の花道のところとか、ぎりぎり見える
立ち位置だったので、それはうれしかったです。
あ、もしかして、團蔵さんてば、今回の四天王のなかで、実は一番、背が高い?
うーん、海尊が一番背が高いって、それってあり(^_^;)??
番卒に菊十郎さんがいました。
それから團十郎さんの後見さんが渋いベテランの役者さんで(すみません、お顔に
覚えがあるのですが、お名前が・・・<(ーー;))とても手際よく、また
控える姿が絵になってました。


「与話情浮名横櫛」
確か海老蔵さん、襲名好演でもやりましたよね、これ。
さて、進化のほどは??

海老蔵さんの羽織おとしは、評判ほどモタモタしてませんでした。
が、前半にしろ、後半にしろ、なんとなく、違和感を感じるところも。
セリフの言い方・・・なのかなぁ。

海老蔵さんにしろ、菊之助さんにしろ、立ち姿とかは、まさに絵になる場面が
多く、やっぱりきれいだな~と思いましたが、でも、それだけに、
菊之助さんも海老蔵さんも、なんとなく中身が、まだいまひとつ、
おいついてない感じが。
でも、それの中身は、多分、経験みたいなものから出来てくるものだと思うので、
あと5年くらいしたら、また観たいですね~

あと、個人的にうれしかったのは、前半の見染めの場の方で菊市郎さんが出てきたこと~♪
それから、後半、入り口にたたずんで様子を窺う左團次さんがステキでした♪
あれ、左團次さん、久しぶり??

「女伊達」
華やかですね~。
そして短い演目にもかかわらず、朴清さんと巳紗鳳さんの演奏に気持ちよく舟を漕ぎました。(^_^;)
芝翫さんの女伊達にからむ門之助さん・翫雀さんのお二人がイキでかっこいいです♪
特に門之助さん、絵になります!
「女伊達」観るのは何回目かと思いますが、いつも男の方もイキでかっこいいんですよね~
あ、おふたりとも赤旗です。
そして芝翫さんは、最後はお立ち台です。


■舞台写真
あと、舞台写真がでてました~♪
やった!團蔵さん4枚!! 多分、全部「め組」です。
かっっっこい~い♪
「腹だし」と「じい様」はありませんでした~。
(※團十郎さんと四天王が映った写真は1枚ありましたが)

他に気になったお写真がいくつか。
まず、團蔵さんのお写真の前に並んでた門之助さん。
女伊達のからみなんですが、これがどれもスラっといい男です♪

三津五郎さんの子守。女形すがたの三津五郎さんはめずらしい♪
なかなかキレイです。

海老蔵さんは「め組」の相撲取りのお写真に、水がしたたるような
いいお顔のものが♪

ほかにも菊五郎さん・團十郎さんをはじめ、時蔵さんとか菊之助さん
などなど、もう、ご贔屓みなさん、いいお顔のお写真がたくさんで、
今月の舞台写真はなかなか誘惑度高いですよ~♪
コメント (2)
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