
仕事の中には、きちんと言葉で教えることのてできるもの(形式知)と、言葉では言い表すことのできないもの(暗黙知)とが含まれているのが普通である。
仕事が高度になるほど、形式知と暗黙知との乖離が大きくなる。そんなところでは、手順化は仕事の質を高めることにはあまり貢献しない。
しかし、暗黙知と形式知とは固定された分類ではない。暗黙知から形式知への知の移行は、教育・研修の場だけでなく、学ぼうとする意欲がある者は、エキスパートの仕事の模倣から自らでその移行を行なっている。
なお、形式知から暗黙知への移行もごく普通にある。手順を意識しなくとも仕事ができるようになったときが、それである。
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