ひとみの目!

元神戸市会議員・社会保険労務士・行政書士
人見誠のブログです。

北区選出市会議員団管内視察

2013-08-11 22:05:43 | 日記
2月6日に北区選出市会議員団の管内視察がありました。

まず、淡河町の厳島神社の境内にある「北僧尾農村歌舞伎舞台」を視察。
柱に「安永六年」(1777年)と墨書があり全国に残っている農村舞台の中でも最古で、県指定の重要有形民族文化財になっています。
昨年の10月28日には「30年ぶりの歌舞伎上演会」が行われました。
昭和57年に舞台屋根の葺き替えなどの修復工事が行われましたが、柱などの痛みが激しく補修が必要とのことでした。



つぎに、「リサイクル工房ほくしん」を視察。
リサイクル工房はごみの3R(リデュース、リユース、リサイクル)について市民に関心をもってもらうための施設。
リサイクル工房ほくしんは、岡場駅から北へ約450m行った高架下(藤原台北町1-23)にあり、北区連合婦人会に運営が委託され、昨年10月オープン。
市民が不用になった育児・子供用品や古本を受け入れて展示・提供したり、大型ごみとして収集した自転車・家具を修理したものを展示・提供したりしていますが、その状況などをお伺いしました。
オープンして間がなく、まだ利用はそんなに多くないようでしたが、今後の増加に期待したいと思います。



つづいて、「有馬斎場」を視察。
有馬斎場は有馬町字京山口1814にあり、昭和22年4月に開設。
火葬炉は2基しかなく、年間の火葬件数は206件(平成23年度)で、年間の稼働は150日程度。
旧村落での自宅葬儀、藤原台・唐櫃・三田市の葬儀会館利用者の利用が多い。
常駐の職員はおらず、鵯越斎場から出張してくるとのこと。

休憩室やベンチなどがなく、市民から設置の要望があがっているようです。
他の斎場と比べて火葬件数が少ないとしても、そのような施設は必要ではないでしょうか。
ちなみに鵯越斎場は、火葬炉は30基、年間の火葬件数は10,196件(平成23年度)、年間の稼働は約350日。



さらに、「有馬・山口バイパス工事現場」を視察。
有馬・山口バイパスは阪神高速北神戸線の西宮山口南ランプあたりから太閤橋近くまでを結ぶバイパス。
現道の有馬山口線は道幅が狭く渋滞が頻繁に発生していることから、道路ネットワークの強化・現道沿線の環境改善と住民の安全確保を目的に平成15年から工事を開始。

工事は最終段階にきており、橋面の防水・舗装工事や照明などの付帯設備工事をして、今年9月ごろに完成し、秋に供用開始予定とのこと。
利便性の向上と有馬を中心とした地域の活性化に期待したいと思います。

最後に、「動物管理センター」を視察。
動物管理センターはしあわせの村や鵯越墓園の近く(山田町下谷上字中一里山14-1)にあり、動物管理業務や動物愛護業務などをおこなっている施設。

平成23年度にセンターに保護された犬猫の数は、飼い主からの引き取りが犬213頭・猫459匹、飼い主不明が犬192頭・猫1,472匹。
その内、飼い主に返還が犬42頭・猫2匹、譲渡が犬85頭・猫0匹、殺処分が犬278頭・猫1,929匹とのこと。

センターでは、(社)日本動物福祉協会CCクロと協働で犬猫の譲渡事業を行っています。
飼い主不明の犬は1週間・猫は3日間保管し、まず飼い主を捜します。
見つからない場合は、飼育管理ができるか・譲渡に適しているかを判断するため、健康診査や性格気質診断を受けます。
そして、適していれば成犬・成猫は不妊去勢手術をし、譲渡希望者とのマッチングなどを経て譲渡されます。
このような取組みもあり、殺処分の件数は減ってきているそうです。
(ちなみに、猫の譲渡は平成24年8月から始まったため、平成23年度の猫の譲渡は0匹)

この日も保管されている犬・猫を見させていただきました。
譲渡の取り組みが行われているとはいえ、全部の犬・猫が譲渡されるわけではないので、この犬・猫たちが殺処分されるかもしれないと思うと何とも言えない気持ちでした。
「人と動物が調和し、共生できる社会づくり」をみんなで考え、進めていかないといけませんね。

参考:CCクロ ホームページ http://cckuro.com/


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