福岡市スタートアップカフェ

8月31日から9月2日まで総務財政委員会の管外視察でした。

8月31日はまず、創業支援拠点「スタートアップカフェ」にお伺いしました。

スタートアップカフェは、スタートアップのすそ野を広げるため、誰でも入りやすい「敷居の低い」ところで、スタートアップに関する情報提供・相談・交流機能や創業手続きに関する相談、人材のマッチング・再チャレンジや雇用に関する相談などができ、創業から人材確保までのワンストップ支援を行う拠点として２０１４年１０月にオープン。

「スタートアップしたい人」や「スタートアップを応援したい人」などが気軽に集まり交流することで、新たな事業や新たなアイデアなどを生み出すことを目指している。

福岡市がCCC（カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社）に委託し、TSUTAYA　BOOK　STORE　TENJIN３階の一角にある。

ビジネス書籍などの情報コーナー・ワーキングスペース・フリースペースなどがあり、相談に応じる常勤・非常勤のコンシェルジュがいる。

雇用労働相談センターもあり、弁護士が常駐していて相談ができる。

コンシェルジュは、補助金などスタートアップに関する行政情報の提供や、公的・民間支援団体が実施するスタートアップ支援事業の周知などを行ったり、セミナーやイベントを企画・開催したり、コンシェルジュが持つネットワークを活用し、創業を目指す方と必要な支援者などをつないだりしている。

オープンから７月末までに約1,000件の相談があった。

また、３３５件のイベントを行い約７０００人の参加があった。

わかるだけで２０件程度の創業があり、卸売・小売り分野が多い、

といったお話でした。

本当に気軽に立ち寄ることができるオープンな雰囲気で驚きました。

これまでの、「事業計画などを作って相談申し込みをし、相談員のいる部屋で個別面談を受ける。」というような行政的な支援の形ではなく、具体的な計画のない、ぼんやりとした段階でも気軽に相談に来てほしいという新しい形で支援する取り組みが印象的でした。

どれだけ創業につながり、市内経済の活性化につながるのか、その費用対効果など未知数のところは多くありますが、注目すべき取り組みであり今後の動向に注目していきたいと思います。

＊参考：スタートアップカフェ　ホームページ　http://www.startupcafe.jp/