ひとみの目!

元神戸市会議員・社会保険労務士・行政書士
人見誠のブログです。

産業港湾委員会管外視察 その5

2014-12-26 23:58:58 | 日記
その後、新千歳空港で「空港ターミナルにおける魅力創造」についてお話をお伺いしました。

新千歳空港では、エンターテインメント施設の新規展開、物販・飲食店舗のリニューアル、利便性の向上を行い、より快適に、より楽しい空港ターミナルビルへリニューアルを図っている。

また、「通過点から目的地へ」とのコンセプトで商業展開を行い、新たな空港機能の創造・より高度な商業空間の創造・新たな顧客と需要の創造を目指して取り組んでいる。

具体的には、エンターテインメント施設として「ドラえもんわくわくスカイパーク」、テディベアで有名なドイツ・シュタイフ社のぬいぐるみのミュージアム「シュタイフネイチャーワールド」、「新千歳空港温泉」、日本初の空港内映画館「じゃがポックルシアター」を展開。

物販・飲食店舗では北海道のショールームとなるよう、道内から10店舗のラーメン店が集積する「北海道ラーメン道場」、道内の水産・農畜産品が揃う「どさんこ産直市場」を展開。

利便性の向上では、シートスペースの拡充や、エレベーターの増設、デジタルメディアによる情報提供などを行っている。

また、社内専門チームにより道内を行脚して新たな店舗を発掘して店舗数を増やしている。

これらの取り組みが、北海道の魅力を国内外に発信する北海道ショールーム機能を充実させ、多くの企業の東京など本州進出の足掛かりになっている。

さらには、空港を目的地にするため、空港内施設を横断的に活用し、全てが新千歳空港ターミナルビル内で完結する「空港映画祭」を開催し、コンペティション形式で世界的なアニメーション映画祭を目指す取り組みなどを行っている。

今後も新たな集客施設等の投入による継続的な発信、商業施設としての鮮度を維持する取り組みを行っていく、

といったお話でした。

新千歳空港の「通過点から目的地」に向けた取り組みがとても進んでおり、驚きました。
最先端の空港ビジネスモデルを構築しているといえるのではないでしょうか。
神戸空港は発着枠などの規制はありますが、単に搭乗者数の増加を目指すだけでなく、新千歳空港のように飛行機には乗らないが空港施設を利用する人に数を増やしたり、神戸や兵庫の魅力をアピールするような取り組みをもっと進めていくべきではないでしょうか。