生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

散歩に行ってきました。退院後11日目

2008-12-15 17:11:27 | 退院後

退院して、11日たちました。

週末より、抗生剤が中止となり、免疫抑制剤が半量となりましたが今のところ胆管炎の症状は落ち着いています。

今日は、非常に天気が良かったので、2km程度の散歩に行ってきました。

2回目の退院時に、300m程度の散歩に行ったときは、ハカハカして帰ってきたらすぐに横になっていましたが、今回は余裕をもっていくことができました。

明日、筋肉痛かもしれませんが・・・

明日は、ぼさぼさに伸びてしまった頭を散髪に行こうと思っています。

今回の移植で、前から気になっていた白髪が一気に増えたように感じます

 

精神的なストレスが、白髪を増やすのでしょうか?

でも、体調は順調に回復しているようなので、少しずつがんばります


アシアロシンチグラム

2008-12-15 09:25:34 | 移植までの検査・治療

肝の残存機能を画像で検査する方法に、アシアロシンチグラムという核医学検査があります。

写真は、治療前に撮影した自分の検査結果です。

左上のはじの写真が、時間の経過にあわせて撮影した画像から、心臓の部分と肝臓の部分の集積の比率を計算している写真です。そのとなりは、横断像と冠状断像です(画像小さくでわからないかも?)。

下の12コマは、正面から見た画像を矢印のように少しずつ回転させて一回転させた画像です。

肝硬変の形態集積で、肝癌の部分には正常肝細胞がないので集積していません。

残存機能の評価としては中程度の障害でした。

寝ていれば終わる検査(でも時間は長い)なので、苦痛はないです。すべての検査が痛みがなければよいのですが・・・

 

アシアロシンチ

正常肝細胞表面のアシアロ糖受容体に放射性同位元素が結合する性質を利用して肝臓の代謝・残存機能機能を検査する。

主に心臓の血液中に残存する同位元素と肝細胞に集積した同位元素の比を取ることにより、残存肝機能の評価を行う検査。