生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

アシアロシンチグラム

2008-12-15 09:25:34 | 移植までの検査・治療

肝の残存機能を画像で検査する方法に、アシアロシンチグラムという核医学検査があります。

写真は、治療前に撮影した自分の検査結果です。

左上のはじの写真が、時間の経過にあわせて撮影した画像から、心臓の部分と肝臓の部分の集積の比率を計算している写真です。そのとなりは、横断像と冠状断像です(画像小さくでわからないかも?)。

下の12コマは、正面から見た画像を矢印のように少しずつ回転させて一回転させた画像です。

肝硬変の形態集積で、肝癌の部分には正常肝細胞がないので集積していません。

残存機能の評価としては中程度の障害でした。

寝ていれば終わる検査(でも時間は長い)なので、苦痛はないです。すべての検査が痛みがなければよいのですが・・・

 

アシアロシンチ

正常肝細胞表面のアシアロ糖受容体に放射性同位元素が結合する性質を利用して肝臓の代謝・残存機能機能を検査する。

主に心臓の血液中に残存する同位元素と肝細胞に集積した同位元素の比を取ることにより、残存肝機能の評価を行う検査。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シンチ (かんぞう)
2008-12-16 10:07:39
私もよく受けていた、シンチGSAという検査と同じなのでしょうか。

やたらと時間が長く、入院中は何度も、今も何かあるとやってます。


>>すべての検査が痛みがなければよいのですが・・・

まったく同感です・・・
返信する
おっしゃるとおり (ひさ)
2008-12-16 14:14:23
そのとおりです。

GSAというのが、アシアロシンチの略称です。

確かに寝ているだけですが、同じ姿勢を苦痛と感じる方にはつらい検査かもしれません。

検査としては、結構費用のかかる検査です。
返信する

コメントを投稿