生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

最初の症状 part5と3兄弟

2008-12-02 10:23:03 | 移植まで
入院中の話に戻ります。

この時の入院は、特に痛い処置もないし、治る病気と思っていたので、社会に戻れるのだろうか?という不安だけでした。

退院した後、また普通の生活に戻るには、大して時間はかかりませんでした。

しかし、この病気は出産時に感染した事でキャリアーになるので、それを聞いた母親は、ひどく自分を責めていました。

しかし、その時代には、スクリーニングもなく、しょうがなかった事なので、私は全く責めるつもりはありません。

3兄弟の真ん中ですが、弟もキャリアーでしたが、このときからインターフェロンなどの治療によりHBe抗原が陰性化し、現在元気にしています。

兄は、小さい頃急性肝炎として発症し、HBs抗体ができ直ってしまいました。

それで、今回の移植のドナーになってもらいました。

写真は、手術直前に撮ったもので、兄(左)・自分(中)・弟(右)です。