三流読書人

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ドングリ小屋住人 

「他の捜査に忙殺」

2005年05月21日 19時40分04秒 | 教育 
大阪府茨木市の女子高校生(17)を監禁したとして奈良県警に逮捕された露天商手伝い鄭隆之容疑者(29)が、事件の約1カ月前の3月にも大阪市内などで別の少女(17)を5日間にわたって監禁し、逃げ出した少女が被害届を出したのに、大阪府警堺東署が本格的な捜査をしていなかったことが19日、分かった。
 堺東署の安正夫副署長は「初動捜査は適正に行ったが、他の捜査に忙殺されたため、結果として逮捕状請求には至らなかった」と説明している。 
(時事通信) - 5月19日20時0分更新

16日に捕まったこの男、3月にも別の少女を監禁、堺東警察署は犯人を特定していながら、2ヶ月間捜査せず放置、その結果の言い訳が上の説明。
命からがら逃げ出してコンビニに駆け込んで助けられた。そして被害届を出したにもかかわず。

これは怖いと思いませんか。
私たちにとって「他の捜査に忙殺」されてほったらかしにされて犯人が捕まらなかったり、あるいは被害が拡大したり、というようなことがおこってはたまりません。
それが言い訳として通用すると本気で警察幹部が思っているところが怖い。
こういう警察幹部にこそJR西日本のいわゆる「日勤教育」を徹底的に受けさせよう。

どういう基準で事件の軽重をつけるのか、優先順位というようなものがあるのか、知りたい。