一昨日の、さいたま市シルバー人材センター、「傾聴ボランティアグループあゆみ」の大宮地区勉強会・「楽々講座で、詩のお話し、詩の朗読をして頂いた、現代詩の詩人「寺田美由記さん」の詩です。
天の命題
介護のために仕事を辞めた
家事をして 病人の用を足せば
後はぽっかり空いた時間
あの頃は良かったな
昼夜問わない変則勤務
長時間残業 山積みの課題
何ヶ月も休みを返上して仕事をしながら
研修に通ったこともあった
わたしは何かしていることが好きなのだ
没頭している間は
難しいことを考えなくて済む
地球温暖化とか 我が身の行く末とか
テレビを見ながらのストレッチや
庭の草取りにも飽きた頃
会から宿題をもらった
久しぶりに嬉々としてパソコンに向かう
寝る間も惜しんで仕事する
徐々に出来上がっていく充実感
やり終えた時の達成感
それが欲しくてわたしは生きてきた
天からの宿題はなかなか解けない
いっそ 死ぬまでやっていろ
そろそろ 永遠の命題にとりかかろうぜ
(さしあたっては子守とか)
けれども子どもはなかなか生まれない
生まれたら山に行くのだ
海にも連れて行ってやる
ミュージカルを観た後で食事してと
夢はどんどんふくらんでいく
寺田美由記5冊目の詩集「天の命題」(砂子屋書房)の中の一編です。
私が、年賀状でも使わせて貰った、俵万智さんの短歌のように、自分の中にあった短歌のイメージと違った感じに、新しい波を感じたように、寺田さんの詩も、自分の中の詩のイメージと違った感じがして、新鮮な感じです。
と言うほどに、私の、詩のイメージは、65年前のままで、「椰子の実」や「城ヶ島の雨」「故郷」など、抒情歌や唱歌・歌謡曲などの歌詞が詩だと、勝手に思い込み、成長が止まっていたのです。笑ってしまいます
俵万智さんの短歌「親は子を 育ててきたと いうけれど 勝手に赤い 畑のトマト」や「この味がいいね」 と君が言ったから 七月六日は サラダ記念日」などで、目覚めたみたいに。
10月21日、「今日は何の日カレンダー」より あかりの日(日本電球工業会など1981)、国際反戦デー
▲マゼラン海峡発見(1520)▲伊能忠敬全国地図の作成開始(1800)▲米総領事ハリス13代将軍家定に謁見(1857)
▲発明王エジソンが日本産の竹を焼いて作った炭素を用いた白熱電球を完成(1879)▲東京専門学校(早稲田大学
の前身)開校式(1882)▲野球の第1回早慶戦開催(1903)▲国家公務員法公布(1947)▲朝永振一郎ノーベル物理
学賞決定(1965)▲新宿駅でベトナム戦争反対を訴える学生等が暴徒化、700人以上が逮捕された「新宿騒乱」
事件(1968)▲銀座でウーマンリブ旗揚げ(1970)▲志賀直哉没(1971)▲巨人・長嶋監督が辞任(1980)
▲鈴木亜久里、日本人初F1で3位 表彰台に(1990)▲北朝鮮、米朝枠組み合意で、核開発放棄することに
合意(1994)▲ソウルの聖水大橋手抜き工事で崩壊、32人死亡(1994)▲福原愛ブログで引退表明(2018)
▲台湾で列車脱線事故18人死亡215人負傷(2018)