1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

ありがとう S小学校グランド

2009-03-31 11:18:14 | リトルリーガーの記録
小学校1年生になったら野球がしたいと言っていたリョー坊のために、就学してから毎週月曜日に連れて行ってた地域のスポーツNPOが主催するキッズソフトボールクラブ。

昨日が最後の練習となった。

このクラブに入った当初は、他の子供達やコーチもいたのだけれど、2年後にはリョー坊一人になってしまった。
だから去年の今ごろもクラブの閉鎖が取りざたされたのだけれど、当時の会長さんがそれを1年先延ばしにしてくれたのだった。

そういうわけで、今年1年は、照明を点けに来てくれるKKTジィサンとボクとリョー坊の三人で自主練習を続けていた。

自主練習の内容なんてのは実に一般的で特別なことはやってない。
だけど、特別なのはグランドを一人占め(三人占め?)にできること。

アップ、キャッチボール、ピッチング、ノック、バッティング、グランド整備。
これらを間を置きながら15分~20分でやれば約2時間はアッという間。

そんな練習をリョー坊はいつも楽しみにしていた。
ボクもKKTジィサンもそうだった。

「今日は最後だから存分にいいですよ」
KKTジィサンの言葉に甘えてロングティーをやった。
S小グランドで硬式球を使ったバッティング練習は御法度なんだけど、センター返しを中心に木製の短尺バットで約50球。
「気持ちいい~」
リョー坊はそれを繰り返した。




実は、この3年間、このグランドではいろんな出会いがあったというか自主練習に取り組むいろんな親子を見ることができた。殆どが小学校高学年の親子だった。時には一緒に練習したこともあったけど、多くは二人きりで、話しかけてもろくに返事もしない親子もあった。そういう自主練組は1回きりのことが多かった。

このクラブに入るときリョー坊に言ったことがある。
「部活ができる4年生になるまで、ここには毎週連れてきてやるけんね(ここでガマンしろ)」

近隣には小1年生から入れる名門の軟式野球クラブやソフトボールクラブがあるのは知っていたけど、当時のボクにとってそんなところに子供を入れるのは「とんでもない」ことだった。
だけど、週1回の1時間半~2時間、このくらいは「なんとかなる」ことだった。

最初にコーチをしてくれのは、ソフトボールで国体選手として出場経験のある年配のMYHコーチだった。MYHコーチはトニカク褒め上手だった。リョー坊はそんなMYHコーチに騙されるようにしていろんなことを学んでいき、毎週だされるトレーニングの宿題をこなしていった。
そんなこんなで、瞬く間に半年が過ぎたんだけど、秋頃にはバットもまともに振れるようになったし、ボクとキャッチボールもできるようになった。
ところが、その頃には子供も少なくなりコーチも諸般の事情で辞めてしまった。
ハテ、サテ、これからどうしたらいいんだろうと思っていた矢先に、「野球教室」と勘違いして連れて行ってしまったのがリトルの「体験入団」だったのだ。

そういうワケで、この「キッズソフト」がリョー坊の野球の出発点。

「ここに来た頃は、こんなに小さかったのに・・・、3年は早かですな」

ボクとリョー坊はKKTジィサンと握手を交わした。
三人は整列してグランドに向かって最後の挨拶をした。
「ありがとうございました!」
いつもより長目の御辞儀だった。

グランドには桜の花びらが舞っていた。




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ブルー

2009-03-27 12:36:19 | 雑談の記録
歯が欠けてしまった。
歯が欠けてしまった。

前歯が欠けてるボクのことを想像して笑い出した読者は多いはず。



アサリ貝の季節になった。
昨晩の夕食の一品にアサリ貝のみそ汁があった。

ただ、市販のアサリ貝には当たりはずれがあり、それは食べるてみるまでワカラナイ。

「アレ?、これ旨いじゃん、旨い、旨い、美味しいじゃん」
以外なおいしさに驚いてしまった。
箸が進んだ。


口内に巨岩が割れるような音が響いた。
ガリッ!
その音は、隣で遅メシしていたリョー坊にも届いていた。

欠けたのは右下の奥歯。
先月、虫歯で治療したばかりだったけど、縁辺部に残った自歯の強度が落ちていたのかもしれない。
アサリ貝には砂が残っていたのだろう。


折れて角張った部分が舌に当たってロレツが回らなくなった。


ボクはやりきれない気持ちになった。
超ブルーになった。
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10連覇に向けて

2009-03-25 18:54:15 | 雑談の記録
昨晩は、ニュース、再放送を見てジャパン優勝の余韻に浸った人は多いと思う。

当然、ボクもそのうちの一人。

前回優勝は2006年3月21日のやはり日本時間の昼下がりだったと思う。
ボクは我が家で独りLIVE中継を見ていて、優勝の瞬間、涙が溢れきた。
テレビの前に正座し、ヒザに両手を置き、ブラウン管を食い入るように見つめ、目から熱いモノがこみ上げてきたのを憶えている。
ちょうどそのとき、カミさんとリョー坊が帰ってきた。
カミんさんとリョー坊はボクが何故泣いているのか一瞬不思議に思ったみたいだった。

そのことをカミさんとリョー坊が憶えているかどうかは知らない。

だけど、その頃からリョー坊は野球をやりたいと言い出したのではないか。

前回のWBCのDVDを入手して以来、リョー坊はそれを何度観ただろうか。
ヒマさえあれば、観ていたように思う。

2連覇達成の瞬間、ボクにはあるものが見えた。
「野球がしたい!」という心が日本全国に爆発的に増殖していく様子だ。

子を持つ親御さんたちに言いたい。
もし、子供が野球をしたいと言ったら、すぐ、外へ出よう。
そして遊ぼう。

WBC10連覇への道は険しいかもしれない。
だけど、我々にはできることがある。

一人でも多くの野球をこよなく愛する少年・少女を育てること。

それが、強いオールジャパンを作る最善策だと信じている。




・・・だけど、10連覇偉業達成のそのときまで、生きているかなぁ。
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おめでとうございます。

2009-03-24 16:23:12 | 雑談の記録
優勝はめでたいこと。

おまけに、今日は次女ホースケの卒業式。

そういうワケで、おめでたい卒業式が終わってから家に戻ってテレビ観戦ができた。

日本代表選手、スタッフ、応援している野球ファンのみさなん、おめでとうございます。

ありがとうございました。
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襖の利用価値

2009-03-19 12:05:58 | リトルリーガーの記録
「おとーさん、ホームベースの幅って、なんセンチくら~い?」
胸元付近にホームベベースを描きながらリョー坊が訊いてきた。

ボクは負け試合が決まっている韓国戦の再放送を見ていた。

「エ?、なんて?、・・あ、あ~、エーっとねぇ、たしかぁ、43センチくらいばい」

「ワカッタ、・・・・おかーさーん、メジャーどこ~?」

リョー坊はメジャーとバットを持って和室へ入っていった。

しばらくして・・・・、覗いてみた。

いつも素振りをする場所とちょっと違ったところで、いつもよりさらに足場を悪くして(布団の上にマットレスを置いて)素振りをしている。イメージしながら素振りをしている様子。

「イメージするの大事だもんな」

わかってないな~という様子。
そして、目先にあるフスマにバットを向ける。
「そこがベースのはば!」

フスマを利用し丸い取っ手部分をベースの幅に合わせていた。

「あ、そーですか」
フスマ動かしたろかと思った。
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サムライのケジメ

2009-03-18 21:19:47 | 雑談の記録
トヤカク言う必要はないだろう。

「侍ジャパン」なんて呼ばれてるワケだけど、覚悟はあるのかな。
それを許した我々にも。

昼休みだったんで、1回の攻守は見た。

生きるか、死ぬか、それを賭けていたのは韓国選手だった。
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空気感染は大事

2009-03-17 13:31:21 | リトルリーガーの記録
元々ボクの勘違いが発端となって、リョー坊がKMMリーグやKURSにお世話になってることを知っている人はヘビーな読者だと思う。

そういうわけで入部当初は、いずれもいろんな戸惑いがあった。

特に、KMMリーグ入団時はリトル創立時だったわけで、「少年野球とはなんぞや」なんて考えるヒマもなく、今思えば「振り回されてた」だけなのかもしれない。

入団して2ヶ月が経ったころと思う。メジャーの日帰り初練習試合が組まれた。
場所は天草。当時はまだ高速道路がなかったから片道2時間半といったところ。
練習試合は当然メジャーだけ。だってマイナーは4人なんだから。
だけど、連絡は「全員参加でお願いします」だった。
そのとき「ナンデ?」と思った。おまけにユニホームだって「試合があるわけでもナシ、必要ナシ!」という考えに基づいて、当時の監督さんに、不買宣言をしていた。

しかし、熟考の末、参加を決断。当時、リョー坊は1年生、リョー坊は3人目の子供だけど、遠征なんてボクにとっても初めてのことだった。

その練習試合は、「長島茂雄」球場なんて呼ばれている両翼91mの球場で行われた。

その遠征を境に、リョー坊は変わったように思う。
「リョー坊は選手になった」


話しはかわって今度の日曜日。メジャーの祝勝会が行われる。新チームになっての初めての公式戦で見事優勝。球団としてはこの大会2連覇。
ボクはこれまで、何度か優勝決定戦に立ち会っているしリョー坊もそれを見ている。
マイナーの選手、保護者でこういう経験しているのは、今のところ、ボクとHRNオヤジとHRT選手だけじゃないかな。どうかな?。

つまり、ナニが言いたいか。
勝利の空気感染は非常に重要ってことだ。
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結果報告

2009-03-16 13:35:46 | リトルリーガーの記録
日本vsキューバ、日本勝利で、野球ファンにとっては最高の月曜スタートになったことと思う。

ボク的には朗報続きと言ったほうが適確かもしんない。

というワケで週末のことを簡単に記録しとこうと思う。

土曜日は陸上クラブ対抗選手権がS陸上競技場で開催された。この大会は、昨年から始まった新しい大会だけど、小中学生の県内陸上クラブ及び陸上部が参加するそのれなりの規模を持った大会。今年の参加選手は550人で、クラブ数は20以上。
結論から言うとKURSは見事優勝。リョー坊も優勝に貢献できた。
低学年(3年生以下)の棒幅跳びで優勝。
低学年(3年生以下)ボーテックス投げは2位。
中学年(3・4年生)リレーは4位。
100m走は16秒台。

土曜日の午前中は仕事で、リレー以外は見れなかったけど、カミさんや他の見学者が言うにはボーテックス投げが面白かったそうだ。
ボーテックス投げの予選で、リョー坊は1位通過だったらしい。
昨年は2年生で2位だったリョー坊は、今年、この競技で優勝を狙っていたし、ボクもそれを期待していた。
しかし、KURSにはリョー坊以外にも野球少年が所属。事実上、決勝はKURS内での争いとなった。
リョー坊最後の2投目。勢いはあるものの弾道がやや低い。どうにかトップを堅守。
あとは、GTO君の投擲を残すのみ。
GTO君の左腕が放ったボーテックスはカンペキな放物線を描くと、リョー坊の記録を超えてフィールドに着弾。


「今年もリョータロウ君には負けるのかなって思ってましたけど、どうにかウチのも頑張ってくれました」GTO君のお母さんが言った。
2年ほど前、GTO君はKMMリーグに体験に来たことがあるんだけど、現在は学童の名門KSFクラブに所属している。優秀な選手に違いない。
ちなみに現在のKMMシニアではKSFクラブ出身選手が大活躍中。
久しぶりに会ったGTO君のお父さんと盛り上がってしまった。

さて、その頃、我がKMMリーグのメジャーは福岡県宗像市で行われている連盟主催の春季大会で予選リーグを突破していた。

明けて日曜日、マイナーは紅白戦。お昼からの2試合目が中盤にさしかかったころ、ケイタイが鳴った。
SGAオヤジからだった。
「あ、hiratakuwaさん、勝ったけん、優勝、優勝たい」

リトルリーグの野球って、「野球じゃない」って人も多い。
厳しい投球制限はあるし、規制はWBC並みと言ってもいいくらい。
だから勝っていくためには、選手、スタッフがルールを十分理解し、それに備えなければならない。
そういうワケで「勉強会?」なんてのも保護者でやってるし、指導陣のミーティングも入念。
今回良かったのは、守り勝ったこと。
1試合の平均失点はたったの1点。
ピッチャーのデキが凄く良かったとのこと。
今年からやってる月曜練習でのOOTシニア総監督による投手指導が成果を上げたと見るべきだろう。

しかし、ここからがシーズン本番。
失速しないよう全国大会出場を目指して頑張ってもらいたい。

侍ジャパンには言いたい。
優勝しかいらない。




実力者揃いの少年陸上リレー、運動会とは違った興奮があります。
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WBC対策?

2009-03-12 10:54:22 | リトルリーガーの記録
帰宅したときは既に日が暮れていた。
照明の点いた庭先では、リョー坊が一人、ティー台を使ってバッティング練習をしていた。
暗がりからしばし観察。
カゴからボールを取り出し、慌てる様子もなく、ティーに載せ、じっくり構え、フルスイング。
ガギン!。

しばらくして、明かりの下に入ってきたボクにリョー坊は気付いた。
だけど、ペースは崩さず、ガギンが続く。
ボクも敢えて手伝うことはせず、しばらく見学。

「おとーさん、あのね、ピッチャーの球をイメージして打つのがいいんだって、OTKコーチが言っとった」
「ほうッ、そうかッ。・・・・・じゃぁ、おとーさん、こっちで投げる真似しようか」
「うん、してしてッ、左ね」

ボクはネットを挟んでリョー坊の正面に立った。
「いろいろ、タイミング変えていいけん」
「ワカッタ、ワカッタ」

ワインドアップ、クイック、オーバースロー、サイドスロー、アンダスロー?、変速フォーム?牽制?。
ま、トニカク、いろいろやってみた。
左75投、右50投。足がガクガクになった。

中4日は必要かも!?。
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練習見学

2009-03-10 22:49:20 | リトルリーガーの記録
一昨日はいつもと違って変則的な日曜日だった。

練習はお昼からだった。なんでかっていうと、我がリーグのグランドではメジャーがKMCリーグを迎えての練習試合が組まれていて、マイナーの練習スペースがないってことで、練習場所について各方面をあたったところ日曜日のお昼から○町のS公園のグランドを使うことになったからなのだ。

リョー坊は前日、HRT君ちに泊まっていて、午前中はHRT君が所属しているサッカーチームの試合の応援に行って、それが終わってから二人はリーグ練習に合流。とういうことで、リョー坊は前日の夜からHRNオヤジに世話になりっぱなし。

ボクは練習道具運搬及び移動連絡係りの立場で初めてS公園へ。
S公園は国道沿いにあるんだけど、周辺は荒廃が目立つ農場跡地に囲まれていて人気も少なく練習には好都合だった。

だけど、3時にはリョー坊をK大学のグランドへ連れていかなくちゃいけなかった。
なんでかっていうと、リョー坊はKURSっていう陸上クラブに所属していて、今週末はS陸上競技場で年に1度の陸上クラブ対抗戦ってのがあるんだけど、リョー坊はその大会で3年生リレーチームの選手として出場が決まっているもんだから、練習に参加するようコーチに言われていたからなんだ。ちなみに、昨年は2年生チームで優勝(自慢)。

それで、うしろ髪引かれる思いでS公園を後にしたんだけど、実は、K大学の陸上トラック、ボク的には魅力的なのである。なんでかっていうと、K大学の陸上トラックには若い女性がワンサカいるから・・、もといッ!、・・・じゃなくてぇー・・・、細い市道を挟んだ向こう側には母校であるS高校の野球練習場があるからなのだ!。んでもって、地形的に陸上トッラクのほうが高い位置にあったりするから外野観戦気分で練習が見れるってアンバイなのだ。

日曜日はたぶん高校野球の練習試合解禁日だったと思うんだけど、藤崎台県営野球場では四校大会ってのがあって、それは熊工、熊商、熊高、済々黌の県立伝統四校試合のことなんだけど、夕方には試合後の練習が見られるって期待もあったのだ。

そして、3時半過ぎK大学に到着。子供をコーチに預けるとボクはイソイソとグランドの端へ歩いていった。

背番号のついたユニホーム姿の選手達が練習に励んでいるのが見えた。
しかし、覇気がないのである。
どことなく練習のための練習をやっているという風情。
どことなく決められたことをこなしているという風情。
もどかしくなっちゃった。

先々週のことだった思う。ボクとリョー坊は熊工の練習を見に行った。
熊工野球部はS高校とは違い大所帯。だから、まともに練習できない選手だって大勢いる。そういう1年生選手は、道具運びなど練習手伝いのためにグランドを縦横に全力疾走していたりする。
そんな1年生選手の中に近所に住んでいるNKM君の姿があった。現在、リョー坊が使っている黒のミズノのグラブはNKM君の学童時代のもの。リョー坊にとってNKM君は特別な存在かもしれない。NKM君は熊工選手の中では体が小さく目立つ選手じゃぁないけど、小学校高学年のとき100m走で全国大会に出場した俊足。そんなNKM君のオヤジさんは熊工野球部OBでボクの飲みトモ。
NKMオヤジはNKM君が熊工で野球がしたいと言ったとき、反対したそうだ。
NKMオヤジは市内のとある中学校でしばらくコーチを務め九州大会2位へ導いた実績もありつつスケベ100%のエロオヤジ。息子はオヤジの反対を押し切り進学、入部、そして1年が経とうとしていた。
NKM君は、ネット裏の見学席にいたボクとリョー坊に気が付くと、帽子を取って一礼したのだった。
「ガンバレッ!」
声に出してしまった。


陸上の練習が終わり、駐車場に向かって歩いているとリョー坊が言い出した。
「練習、見たい」
陸上の練習中、隣のグランドから聞こえる打球音が気になって気になってしょうがなかったそうだ。
「もう、今日は終わっとるよ」
隣のグランドは静かだった。
「見たい!、行く!」
大学の駐車場から車を出し、国道に出てぐるっと回ってS高校の敷地に入った。駐車場に車をとめグランドに向かった。
選手達はグランド整備をしていた。
ネット裏には、甲子園優勝50周年を記念して真新しい記念碑と歴代出場チームが刻まれた石版が掲げてあった。最後は平成6年の夏だった。

近くにいた選手に声をかけた。
「今日の試合はどうでした?」
「自分たちは、熊商に敗れました」
その選手は俯いた。
残念ながら、励ましの言葉が素直に出てこなかった。


帰りの車中、唐突だったけど、思い切ってリョー坊に訊いてみた。
「もし、もしもの話しだよ、万が一ね、万が一の話しだよ。・・・・リョー坊の体が大きくなってさぁ、シニアにいって全国大会とかに出て大活躍したとするよ。・・・それで、甲子園常連の高校から、うちの学校に来てくれとか言われたりしたら、リョー坊、オマエ、どうする?」
「・・・ウ~ン、ウ~ん、・・・その学校をちゃんと調べてから決める、・・・どんなことをしてる学校かわからんかったら・・決めれんもん・・・だけん、・・・・今はワカラン」
「・・・ほーっなるほどぉ、・・・ちゃんと調べるか、・・・・調べるの・・大事だもんな」

なんか、・・・子供らしくない。
だけど、・・・一人でマスクを取る練習をやっているのには笑えます。
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有言実行

2009-03-08 09:36:36 | リトルリーガーの記録
WBCの韓国戦、結果は大勝だったけど、「負けちゃうかも・・」と思っていたボクは、リョー坊と一緒にHRNオヤジんちにお邪魔して、超大画面のプラズマテレビで応援したのだった。

イチロー選手が打席に立つ前にはビールを飲んでいて緊張をほぐしていたのが良かったのかもしれない、イチロー選手にヒットが出てほんとにヨカッタ。

さて、話しはかわるけど、昨日はOZUリーグと練習試合だった。メジャーはOZUリーグを招いて、マイナーはOZUリーグのグランドに出向いての試合だった。

結果はメジャーが1勝1敗、マイナーは2勝。

リョー坊は、1試合目の第1打席、Rホームランだったそうだ。
打席に入る前、HRT君にホームランを打ってくると言ったそうだ。
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早く1本!

2009-03-05 22:34:33 | 雑談の記録
WBCの初戦、日本はどうにか勝ったけど、イチロー選手は5打数無安打。
このイチロー選手の成績を擁護するムキが世間にはあるみたいだけど、例えば、少年野球の試合で息子が5打数無安打だったりしたら目も当てられないほどの落ち込みようだと思う。こんなとき子供本人だって相当に落ち込むに違いない。



今、このスッキリしない気持ち。多くの野球ファンがそうかもしれない。
イチロー選手に早く一本打ってもらいたい。
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右で打ちたい

2009-03-04 23:15:23 | リトルリーガーの記録
昨日は雛祭りで、だからってわけじゃないけど、子供たちにステーキを焼いてやった。
ま、そんなことはどうでもいいんだけど、食後、ボクとカミさん相手に将棋とオセロで三連敗を喫したリョー坊は、不貞腐れて素振りを始めた。
しばらくして、和室から出てきたリョー坊がはにかみながら言った。
「おとーさーん、今度の試合ねぇ、ピッチャーの球が遅かったらねぇ、右で打っていい?」
「好きにすればいいたい」


話しはかわるけど、右打者に強打者が多く左打者に巧打者が多いという傾向に異論のある人は少ないと思う。このことについて、今更、ボクがトヤカク言う必要はないと思うけど、結論から言うと、左打者が功打者になれるのは右利きが多いからだと思う。
果たしてリョー坊が巧打者かどうかわかんないけど、さっき、リョー坊にスウィングについて身振り手振りで質問してみた。
「リョー坊のスウィングってさぁ、テニスのフォアハンド風(フォアハンドのマネ)、それともバックハンド風(バックハンドのマネ)」
「こっち(バックハンドのマネ)」

たぶん、たぶんだけど、右利きの左打者の多くは右手でバットを引きながら、ついでにバットコントロールもしちゃってる。だけど、最も重要な局面であるインパクトの瞬間は、左手でトンカチを振るような動きが必要なんだけど右手ほど上手には出来ないから巧打者どまりなのかもしれない。
一方、右打者はバットを引けと指導されていることが多いから左手を意識してるのかもしれなくて、その結果それほど器用じゃないんだけど、最後は右手でトンカチを振る動きがウマくできるから強いインパクトが得られるのかもしれない。

ちなみに、左利きで左の強打者はいろいろいるけど、ボクの理想というか好みの選手はどういうのかっていうと、「右利きの左の強打者」ってことになる。

・・・・ふ~ん、で?。
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振るか振られるか

2009-03-03 17:58:20 | リトルリーガーの記録
最近のリョー坊はこんなことを考えてるみたい。

「月の裏側ってどうなってんの?」
「宇宙の外はどうなってんの?」
「宇宙の果てに行ってみたい!」

夕食中に発したその問いに、春から中学生になる生意気盛りのホースケは、
「宇宙に外なんてあるわけないじゃぁん!、行けるわけないたい!バッカじゃぁ!」
と一刀両断的な返答。

シュンとなったリョー坊は、助け船を求めているようだった。
「・・・う~~ん、やっぱ、リョー坊が生きているうちは、ムリなんじゃないかなぁ・・」
さらにシュンとなった。
「・・・それよりさぁ、プロ野球選手のほうがさ、可能性はずっと高かよ、たぶん」

そーゆー問題じゃぁないだろうという表情で、動かしていた箸を止めたのはカミさんだった。

ま、微笑ましい一家団欒の話しはさておき、・・・・あれ?、さて、さて、ナニを書くつもりだったけ?

あ、そうそう、そうだった。思い出した。

こないだ落合監督が書いた打撃の本を立ち読みしたんだけど、その中に打撃の練習は「打つ」よりは「振る」みたいなことが書いてあったような、なかったような・・・。話しはかわって今日のスポーツ新聞に、王前監督が新人プロ野球選手を相手に講演を行った記事が載ってたんだけど、その中にも「振ることが大事」みたいなことが書いてあったような・・・

ここ最近、リョー坊が取り組んでいる素振りは、折り畳んだマットレス上でのフルスウィング。
バランスを崩すとマットレスからズッコケてしまうというちょっとキケンな素振りなんだけど、発案者のリョー坊はお気に入りみたい。

振りたいだけ振ればいい。

エッ?、ボク?、
マットレス上ではカミさんにフラれてばかりです。
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特訓の成果は?

2009-03-02 18:19:39 | リトルリーガーの記録
マイナーでエースをやってるNGT君の遠投記録は50m以上。
そういうワケで、NGT君の球はめっぽう速く、軟式ミットで下手に受けると手が腫れる。

「おとーさん、今日、ブルペンでNGT君の球も捕ったけん」
リョー坊は自慢げにそう言った。

一昨日の土曜日のことだった。
OTKコーチが投手でシートバッティングがあった。
途中、正捕手のKNT君と交代でリョー坊が捕手ということに相成った。
果たして練習の成果は・・・・、

初めてのことだし、ポロポロやるのは仕方がない。
だけど、マスクを取ったあとに帽子を元に戻す必要はないんじゃないのぉ?。

それに最初に気が付いたのはHRK監督。
「ピー君、なんで帽子が元に戻ってるんだろうねぇ?」

言われたあとも、そのクセ?を連発。
本人も無意識にやっているようで苦笑い。
ボクも含め見学の保護者は爆笑。

先ずは、帽子を後ろ向きに被っても気にならない特訓が必要のようだ。
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