1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

縮図で世界は動いてる!?

2011-08-31 18:11:10 | 読書の記録
古賀茂明著「官僚の責任」が巷間でソレナリに評判になってるので、半分、読んでみた。

内容は、想像通りで、驚くほどのものではなかった。

実は、大学4年のとき、就職先の一候補として通産省(現在は経済産業省)はどんなもんかと思い、OB訪問を実行したのだった。

「・・・やりたいことがあるんだったら、官僚になるのが一番だよ・・・」
そんな、真しやかな話しが、その頃のボクの耳には届いていた。
そして、ソレがどういうことなのか知りたかった。
ウスウス分かっていたけど、トニカク、上京して確かめてみたかった。

アポをとっていたOBとは会えなかったけど、入省2~3年というところの若手官僚数人と会談する機会を得た。

昼食を一緒に食べ、その後、談話室か狭い会議室に場所を移し、しばし歓談となった。
志望動機を聞かれた。
準備していたことを簡単に喋った。
勉強してきた専門的浅知恵から導き出した資源エネルギーの安定確保について語ったりしたけど、そんなことは、どうでもよく、「官僚」の中身を聞き出したかった。

国会について話してくれた。
「・・・国会中継とかで大臣が答弁してるでしょ、アレ、オレたちが書いてるんだよ・・・」
「・・・政治家なんていなくったって、国は、ちゃんと動くんだから・・・」

外郭団体のプランについて尋ねられた。
「・・・官僚組織はピラミッド構造なわけで、出世できなければ、出てかなくちゃいけないでしょ・・・、要するに就職先を自分で作るってことだけど、何か、今、考えがあるの?」
準備していたことを簡単に喋った。イチかバチかだった。
その頃、疑似科学に夢中になっていたのだけれど、そういう疑似科学に関するデータベース化を担う研究所を設立し、表向きには、疑似科学を利用した煽動あるいは悪徳商法から国民を守ることを目的にし、・・・・・・・・、・・・・・・・・、なんてことを話した。
そのときの若手官僚達の真剣な顔が忘れられない。

さて、官僚が利権集団と言われて久しいけど、それは官僚だけだろうか。
今のボクには、日本社会の一側面にしか見えない。
利権争い、派閥闘争、覇権争い、これらは「組織」というものが一端、形作られたら、起こるべくして起こるように思えてならない。ボランティアを含め、ボクは今までいろんな組織に属してきた。会社で然り、自治会で然り、PTAで然り、同窓会で然り、野球連盟で然り、ファンクラブで然り、様々なところに、争いの縮図を見ることができた。場合によっては重要なプレイヤーだったこともある。争いは、規模が大きいか小さいかが違うだけで、起こっていることは同じ図式に見える。
そこに見えてくるボクたちの行動の基準はなにかというと、「有利に立ちたい(利便性を得たい)」という思いだ。
当たり前の話しだけど、ボク達人間は、未来を予測することはできない(予測することは難しい)。ならば、間近なところで「有利に立とう」と考えるのは当たり前のことなのかもしれない。「有利に立とう」、「利便性を得たい」という思いがドコから湧いてくるのか分からないのだけれど、おそらく進化の過程でボクたちにプログラムされたものだと思う。間近な有利にボクらは心惹かれる。

そして、個人レベルの「有利」はいつも互いに競い合っている。その個人を内包した組織も、組織レベルの「有利」で組織同士で争っている。そして、その組織は無数にあり規模も数多。

我々日本人は、世界レベルの組織で見れば現在「有利」に立っていると言えるけど、いつかは「不利」に転じることがある。または、「不利」か「有利」かどちらかになろうとする臨界点が来ると思っている。なぜそう思うかというと、縮図の中が、いつもそうなっているから。世界レベルと地域自治会レベルを同じにするなという指摘があるかもしれないけど、どちらも末端は個人レベルからなっていて、構造上は何も変わらない。

ボクが言っていることと少し違うけど、そういうことを明らかにしてくれた良書がある。
マーク・ブキャナン著「歴史は『べき乗則』で動く」
物理学で歴史を紐解こうとするもので、本の前半は、その理解の元となる「フラクタル」や「べき乗則」や「非平衡科学」のことが「地震」や「砂山の崩壊」を例に丹念に書かれてあって、ボクの嗜好性とピッタリでナカナカヨカッタ。
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触発

2011-05-29 22:33:56 | 読書の記録
「触発」って面白いと思う今日このごろ、皆さん如何お過ごしですか。

週末は久しぶりにまとまった雨でしたね。

土曜日は仕事をしていたけど、「雨」を見ていたら、むしょうに本が読みたくなりました。

以前買っていた本を読むことにしました。

でも、その本を買ったキッカケは、こないだ紹介した「道具づくし」

この「道具づくし」は、民俗学のパロディ本と言えるけど、そのパロディを楽しみながら本家が読みたくなるのは仕方のないことと思う。だからと言って「民俗学」の本を読むのは芸が無いとも思う。

そこで手にとったのが、以前から家にあった「日本昔話百選」。

それをチラリと読んでいるうちに、フト、興味が沸いてくるのが「神話」だったりするわけで・・・・。

また最近、「保守」というものに興味もあって、そうであれば、次いで「神道」について知るべきと思うのは当然の成り行きなのだけれど、さらに、その成り行きを突き詰めれば、「神話」になったりするわけで・・・・。

といって、いきなり「神話」を原文や古文で読むわけにもいかず・・・、だって、古文、漢文、超苦手だし・・・・。

そこで、ナゼか心理学者の登場と相成るのが、自分自身不思議なところ。

学生のころ、「無意識の構造」って本を読んで、以来、「人の裏側(自分の裏側とも言える)」を考える悪いクセが付いてしったのだけれど、その本の著者が心理学者の河合隼雄なのです。

そして、ナゼか、河合隼雄氏が「神話」について本を書いていることを思い出したりして、調べて見ると、その著書は「神話と日本人の心」ってアンバイで、まさにボク的には時を得た作品となるわけで・・・・


前置きがすごく長くなって申し訳ないのだけれど、「触発」ってこんな感じなのだと思う。

「道具づくし」→「日本昔話百選」→「神話」→「神話と日本人の心」
                      ↑
              「保守」→「神道」

そして「神話と日本人の心」に引き続いて読み返したくなったのが、子供の頃、大好きだった手塚治虫の「火の鳥」。

「火の鳥」を大人買いしたくなったゾ。
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暑いのか寒いのか

2011-02-01 20:51:31 | 読書の記録
週末に読んだ「眠りにつく太陽」によれば、今後、地球は寒冷化する可能性が高いのだそうだ。

高校物理の知識があれば理屈は簡単に理解できる。
こんなかんじ。

現在、太陽はその活動が極端に衰退した状態にあり、太陽圏に広がる太陽起源の磁場の強さが弱まっているとのこと。そして、そのことが地球大気中へ侵入してくる宇宙線の量を増加させているとこのこと。実は、宇宙線というのは大気のイオン化を通じて、その下層における雲の生成に関わっているらしくって、この雲の増加が太陽エネルギーの反射を高めて、その結果、気候が寒冷化するという理屈。
ついでに言えば、地球の平均気温は、1999年以降上昇しておらず停滞状態なのだそうだ。

デ?

つまり、何がしかの「変化」が起こるだろうってこと。
温暖化であろうが寒冷化であろうが、変化には違いない。

変化は受け入れるしかない。

準備が大事だよね。
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バイブル本

2010-10-01 17:49:33 | 読書の記録
楽天の次期監督候補として桑田真澄氏の名前を挙げれば、スポーツ紙等の販売部数はそりゃぁ必ず伸びるよね、と思う今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか?。

さて、クラブバイブルじゃなかったグラブバイブルのついでに購入した中古本は、「野球バカ」。

桑田真澄氏の父親である故桑田泰治氏が著者となっている本。

野球「環境」というのは、やっぱり、今も昔もあんましかわらないんだな、というのが正直な感想。

いろんな「野球バカ」が出てくるけど、そんな「お馬鹿さん」にはなりたくないと思いつつ・・・・、我が身をふりかえり・・・、反省してみちゃったり・・・・・。
でも、この本は、母親たちにこそ読んでもらいたい一冊。
副題に「野球トラブルバイブル」ってつけてもいいくらい。

愚息が野球を始めたころ、野球オヤジの大先輩たちがボクによく言っていた。
「・・野球?、トラブルがあるのが野球よぉ、・・・もう、むか~~しから、むか~しから・・・」

こないだ友達が話してくれた。
彼は中学からボーイズで野球を始めた。
間もなく、彼は正遊撃手に抜擢。
しかし、それを快く思わない大人がいた。
そのボーイズチームには小学生と中学生の2チームがあった。
快く思わなかった大人というのは、小学生チーム時代に我が子が正遊撃手だった親。
そして、その親はやらかしてしまった。
小学生チーム監督と中学生チーム監督の入れ替え大作戦!。
その稚拙な作戦は、もちろん失敗におわり、親、子供とも除名という結末。
そして最終学年となり、彼が所属するチームは西日本大会で準優勝するという輝かしい成績を残した。だけど、残念なことに彼は高校では野球をしなかった。

「やっぱ、野球しときゃぁよかったぁ!」
しかし、そんな彼は、会社で野球チームを率い、しかも現役エース。スゴッ!。

今度、キャッチボールの約束をしている。
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本当の戦い

2010-06-19 13:28:40 | 読書の記録
地球温暖化対策を背景に欧州で始まった二酸化炭素排出量取引を知った5年前、すぐに「ヤマ」を買いたいと思った。

排出量に規制がかかれば、規制以上の排出を余儀なくされる企業あるいは国は、その分の排出量を「ダレ」かに買い取ってもらわなければならいというふうに理解したからだ。
そして買い取る「ダレ」かとは、二酸化炭素を固定する「モノ」を持っている者と考えたからだ。

そして、その「モノ」とは「モリ」。二酸化炭素を固定してくれる森だ。
全国津々浦々にある、荒れ果て放置されたままになっている「山林」でOKと考えたからだ。しかも日本の山林なんて二束三文である。現在は無価値に近い。

取引システム(法)が完備されれば、「山林」は付加価値を生み、ぼろ儲け万歳というアンバイ。

事実、山林の所有者に直接相談したこともあった。
そして、これから大金が必要となる人物に、ブローカー紛いに購入を勧めようと思った時期もあった。だけど、それは封印した。

なぜなら、それは、悪しき「欲」のなせる業と思ったからだ。

「山林」を買うことの、悪しき「欲」の発展型は、「水の支配」。
水は国際的な戦略資源である。




「欲」について考えるため、左に「現代の覚者たち:致知出版社、昭和63年6月」を置いて、この10日間で以下の3冊を次の順番で読んだ。

21世紀の歴史:ジャック・アタリ著、作品社、2008年8月」
環境と文明の世界史:石弘之、安田喜憲、湯浅赳男、洋泉社、2001年5月」
奪われる日本の森:安田喜憲、平野秀樹、新潮社、2010年3月」

無自覚の悪しき「欲」を利用して、地球を食い物にしている我々の姿が見える一方、食い物になっている我々の姿も見えてくる。

東田君のHPにつぎの言葉が綴られていた。
「自分がなすことを自分のためにではなく、神にささげるように生きられたらどんなにすばらしいか」

環境考古学、地理学者の権威である安田氏が、1万年以上も続いた縄文文明の理由として以下の文章を記している。
「縄文の持続性を担保したその第一は、縄文人が地球にたいして祈る心を持ち、生きとし生けるものの生命に対して畏敬の念を持ったことが挙げられる。」
安田氏が様々な調査研究から導き出した縄文人の心が、我々の心にも受け継がれていることを信じたい。

そして、それを知った我々は、我々の中に潜む無自覚の悪しき「欲」と戦わなければならないのだと思う。辛い戦いであるのは間違いない。

戦うためには「本当に強い心」が必要だと思う。
そして、行動することが大事だと思っている。
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肉体ありき

2009-12-11 23:33:49 | 読書の記録
人間はバカちんで勝手な生き物だから、自分にとって都合のいい情報を取捨選択する。
本選びなんてその最たるもので、つまり、自分の主張や考えを後押ししてくれるような本をついウッカリ買ってしまうのではないのかなってこと。

そういうウッカリを今回もやってしまったように思う。

めちゃめちゃ共感できた部分を抜粋しとこうと思う。

人間は「精神ありき」ではなく、「肉体ありき」の存在なのだから、心構えの前に気をつけるべきは体構えであろう。
そして体構えがしっかりしていれば、自然と心の構えもしっかりとしてくる。私が道場生たちに動きの柔らかさを求めるのは、動きを柔らかくすれば思考も柔らかくなることを経験として知っているからだ。
体構えは、自然界の生き物ならみんな持っているものだ。サメならサメの、トラにはトラの、鳥には鳥の美しい体構えがある。彼らは、本能のままに自然の時間の中に、体を流して生きている。
しっかりした体構えとは、ぐっと力が入っているようなものではない。その逆だ。柔らかくてどこにも力が入っていない状態である。
「負けない技術、146ページ」

「サメ」という感性がたまらんです。
「本能のままに自然の時間の中に体を流して生きている」最高の生き方!。
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?言葉=意識?

2009-07-03 17:12:43 | 読書の記録
こないだ営業部長が力説した無意識について、もう一度、自分でも深く考えようと思って、一昨年前くらいに買った「進化しすぎた脳」(池谷祐二 著)を読み直した。ついでに新刊の「単純な脳、複雑な私」(池谷祐二 著)も読んだ。

結論・・・。

やっぱり、運動は言葉(意識)じゃ伝わらないし、意識(言葉にした)したとたんに運動は意識(言葉)に阻害されるんじゃないだろうか・・・・。


言葉を諦めるわけじゃぁないけど・・・・、本を読みながら、いろんなこと考えてたら、ぼやーっと一つの方法にたどり着いた。でも、この方法は絶対に賛成できない。子供にはゼッタイ良くない。言えない。


気を取り直して、来週は、「インナーゲーム」を読もう!。
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少年野球

2009-01-01 17:47:05 | 読書の記録
新年明けましておめでとうございます。

皆さん、呑んでますか?。
ハイ、ワタシは呑んでおりますです。

さて、ここに一冊の本がある。総ページ数は323ページ。
題名は「少年野球」
発行者は熊本市軟式野球連盟少年部
編者は熊本市軟式野球連盟少年部十周年記念誌発行委員会
発行は昭和55年3月15日
編集委員は、大石文夫、内田精太郎、高光節雄、佐竹克彦、内山秀明、鬼塚将二。
この偉大な6人衆に心から栄誉の拍手を送りたい。パチパチパチパチパチ。

本書は四部構成となっている。
第一編 先輩諸氏のことば
当時、熊本の野球界を牽引していた人々の熱い言葉が纏められている。
先輩諸氏のトリをつとめているのは、当時広島東洋カープの古葉竹識監督。
第二編 クラブ紹介
当時の小・中学校の野球クラブの指導者、選手名ともに紹介されている。
選手名の中には元プロ野球選手(緒方耕一)のほか、知ってる野球オヤジたちの名前があったりで懐かしい。
第三編 熊本市少年野球の記録
連盟主催の大会記録がトーナメント表で載っているほか、新聞スクラップ、そして熊本市出身の現役高校球児やプロ、ノンプロ選手が紹介されている。
第四編 軟式野球のおこり
軟式野球がどのようにして生まれたかが書かれてある。


っあ~、こんな本作りてぇ~ッ!。




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良いお年を

2008-12-31 18:41:25 | 読書の記録
大掃除の合間に読んだ本と言えば「投手・桑田真澄の青春」。この本、1987年に刊行されたものが昨年復刻されたものなんだけど、18歳の桑田選手が赤裸々に語られているんだ。そして「まえがき」で触れているように、この本を読んでなぜ桑田選手がメジャーに挑戦したかわかったし、そして今度は大学院へ進学するその理由もわかったような気がする。

桑田選手はボクより二つ年上だから、ボク的には最初から年上のスゴイ人としか見えてない部分があったりで、巨人入団の事件的イキサツも報道ほど批判的な感想は持たなかった。
当時の人気ぶりは確かに凄かったことは憶えているんだけど、その渦中にある18歳の少年の胸中がどのようなものだったかについて考えたことなんてなかったし、どんなことを考えて青春時代を過ごしたかについてなんかこれっぽっちも興味なんてなかった。

当時、ボクは16歳かそこらの中学校を卒業したばかりの子供だったし、家庭にもイロイロと問題があったりでそれどころではなかったから仕方が無いかもしれないけど、同時代に生きた年が二つしか変わらない青年が、既に老齢の域に達する精神構造を持っていたことに今更ながら驚嘆しまうと同時に当時の自分が恥ずかしくなってくる。

それから本には、桑田選手の母親のことが書かれているんだけど、やっぱり立派なのだ。

そんでもって、この本を読み通して再認識した大事なことと言えば、やっぱり「言葉」であり「信じること」なのであった。

・・・なんだかちょっと泣けてきたよ・・・。


話しは変わるけど、6月頃に連載してた小説をケータイ小説(ケータイ小説総合サイト魔法の図書館)に「白球の絆」って題名で登録してみました。ブログでは読みづらいとの意見があったので・・・、休暇中のヒマ潰しになれば幸いです。

それでは皆さん、良いお年を。
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感想

2008-12-17 21:30:42 | 読書の記録
早速、「死にぞこないの青」を読んだけど、登場人物の全てを演じたことがあるようなないようなって感じで、だからどうなのって感じで、早い話がボク的にはそれほど面白い内容ではなかったな。人間ならこの程度のことは・・・・、アラフォーだから仕方がないのかもしれない。

だけど、20代前半のTKG君が気に入ってるってぇのは凄~く理解できた。
なるほどなぁ~と思った。もし、この小説を10代に読んでいたら、メチャクチャ感情移入して、先生をぶっ殺してたと思う。実際、罠を仕掛けたことがあるもんな。ヤバイ子供だったと思う。

子供や子供っぽい大人は残忍残酷であることを忘れてはならない。
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Yrr

2008-12-11 23:23:34 | 読書の記録
学生の頃からそうだったけど、試験前とかやんなくちゃいけないことがあると、なぜか読書に耽っちゃう癖があって、だから多忙な年末にもかからわず仕事をサボるようにして本屋をふらつくこともしばしばだったりするのだ。

それで、最近手にした本は「深海のYrr」。作家はドイツ人。


この本を読み始めて、学生のころ読んで感動した梅原克文の「ソリトンの悪魔」って小説を思い出した。ま、そんなことはどうでもいいんだけど、ボク的には面白かった。なんでかっていうとストーリーに通底してるのが地球科学だったからのだ。ほかに、遺伝子工学、脳科学もからむ上に、愛、友情、陰謀などちゃんとした人間ドラマもあって、さらに下巻の後半部分はアメリカ批判なんだけどハリウッド映画並みの怒涛のクライシスがあったりして、まぁ、楽しかった。

ただ、なんていうか、行間の環境保護論がなんか押し付けがましかったし、一神教的な発想は日本人のボクには無いから、ラストのウンチク風な描写はどうでもよかったかな。

あ、そうだ、「地図男」のほうが面白かったかもぉッ!

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サッチ力

2008-06-27 17:54:54 | 読書の記録
6月24日は中村俊輔選手の30歳の誕生日だった。
だからってわけじゃぁないけど、30男の中身ってどんなもんだろうと思って、俊輔選手の「察知力」って本を読んでみた。

本の中で「察知」って言葉がたくさん使われているけど、それって、ボクが考えるところの(人にはあんまり言ったことがないけど)「想像」と大体おんなじだった。

ボクは人とのコミュニケーションの中で、いろんなことを想像してるというか考えてる。

どうして、その話しをするのか。
どうして、その言葉を使うのか。
どうして、そのスピードで話すのか。
どうして、その声音なのか。
どうして、その表情なのか。

だからボクにとってネット上の「トモダチ」なんてあり得ない。
ボクはある人と「トモダチ」になりたいとき、会いに行きます。
会って、その人を感じ、その人の中を想像しちゃいます。

・・・・・ボクは、たぶん、変態です。
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アナタはコビトを信じるか

2008-06-24 13:33:22 | 読書の記録
小学6年生の次女のホースケは、ボクが焼酎を飲んでいると必ず一口もらいにやってくる。そして、満足げに「おいしい」と独り言のように言っては元の場所に戻っていく。

また、ホースケの好きなタレントは「シゲジィ」あるいは「茂造じぃさん」こと「辻本茂雄」。
土曜1時の吉本新喜劇を毎週楽しみにしている。

そんなホースケのハマリハマハマの絵本を記録しとこう。
「こびとづかん」
「みんなのこびと」

ハッキシ言って、この絵本、気持ち悪い。
その気持ち悪さを表現すれば以下のようになるような、ならないような・・・・、

「クサ、クサァー、なんか変なニオイがする、ナンデ、ナンデ、・・・・ウワッ、ワ、ワ、ワ、めちゃクサ、クッ、サーァー、アッチ行けぇッー!、・・・エッ!?・・・デ、デ、でも~・・そんな~・・・・・ウフ」
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ドラマ「フルスイング」

2008-01-15 21:42:44 | 読書の記録
「フルスイング」っていうNHKの土曜ドラマのことがトラックバックされちゃったから、簡単に紹介するけど、要するに、「甲子園への遺言」って本を原案にした高畠導宏打撃コーチの話しのことだと思う。
詳しくは、「フルスイング」をチェックしてもらいたい。

NHKの土曜ドラマって、ボクは好きだったりする。幼い頃は「土曜ドラマ」じゃなくて「ドラマ人間模様」とかって題名だったと思うんだけど、確か、「阿修羅の如く」ってドラマがあったと思う。あのドラマのことは、なんていうか、鮮明に憶えている。テーマ曲も良かった。何年か前に再放送もあったような。
「阿修羅の如く」で一番の見所は、なんと言っても、夫の上着のポケットから出てきたミニカーを見つけた正妻が、それを怒り任せに投げつけて、それが壁(フスマ?)に突き刺さる(鮮明というほど憶えていないなぁ)場面だ。実は、そのミニカーというのは夫の不倫相手の子供(隠し子)のもので、いつも誠実で大人しい正妻が怒りを爆発させた瞬間なのだ。

まぁ、そんなことはどうでもいいんだけど、最近では、真保祐一原作の「繋がれた明日」や井上靖?原作の「氷壁」なんてのも良かった。どっちも原作を読んでたから「見ちゃった」んだけど、ドラマもドラマとしてよく出来ていたなと感心した。

果たして、「フルスイング」はどうなのか。期待したい(「甲子園への遺言」はもちろん読んでいる)。

さて、話しは変わるけど、最近読んでいるのは松井秀喜著「告白」なのである。
「不動心」は読んでないけど、「告白」を読んだ感想は・・・・

「松井選手って、普通の人なんだぁ、なんか友達になれそう」
本当にそう思う。
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どーこ,んちびだ

2006-06-25 22:56:10 | 読書の記録
熊本では累積降雨量が300mmに達しようとしていて,あとちょっとドカンときたら災害が発生するんじゃないのかなと思ってる日曜の夜なんだけど,晴耕雨読ってことで,今日はダ・ヴィンチ・コードをイッキ読みしてみた。

ボクは聖杯についての知識はゼロなんだけど,この小説は「文献の切り貼り小説」なんだよね。違うかな~。たぶん怒ってる研究者がゴロゴロいるんじゃないのかな~。
美術や建築に関する薀蓄はまぁいいとして,構成とか展開はB級映画みたいな雰囲気を感じてしまったんだよな~。
なんて言ったらいいのかわかんないけど,カミさんが言ってたけど,読後感が,たーだマンガをイッキ読みした感じで,な~んにも心に残らんって感じなんだな。

でも,最後まで読んでしまったんだよな。

雨量情報はこちらが便利。
雨量情報
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