1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

その心意気が・・・・・。

2012-07-28 17:16:26 | 中学硬式野球の記録
最後に息子のことを記録したのはGW明けだった。
あれから3ヶ月が経とうとしている。

現在、息子は有明海と白川河口に面したグランドを拠点としている「ボーイズ」チームに所属している。ユニホームはグレイ縦縞。チームモットーは「本気の感謝」。
メチャメチャ気合いが入りまくっているチームだ。

当初オファーのあったチームには諸事情により入部できず、ズルズルと時間が過ぎて行った。

「お父さん、もう、どこでもええけん、はよ、連れてってくれ!」
諸事情によりドコにも連れて行くことができなかった。
待つしかなかった。

5月の土日は二人でトレーニングを続けていた。

6月になり、関係者の計らいで、現在所属のチームに体験に行くことができた。
その日はヒドイ雨で近所のホールで室内練習だった。
息子は練習の終盤にとうとうゲロを吐いて倒れた。

これはいいチームだなと思った。

「オレ、もう、ココに入るけん!」
息子は帰りの車の中でそう言った。

それから一ヶ月、4ヶ月ぶりの実戦の一打席目に結果を出した。
来期の主力組で9番セカンドだった。

先週の日曜日、法事で集まった親族同士の宴席で、息子は高らかに志望校を宣言した。
その高校が、今週、甲子園出場を決めた。

俄然やる気を出している。
来週から始まる中3年生にとって最後の大会となる試合に、本人は先発出場するつもりでいる。毎日、真っ黒になっている。
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栄光を称えて

2012-07-25 23:31:16 | 雑談の記録
今年ほど、夏の高校野球にのめり込んだ年はない。
そして、幸運?にも歓喜の結末を迎えることができた。

しかし、心境としては本当に複雑なのである。

今夏、高校野球の最後を勝利で締めくくることができるのは、全国数多ある高校のうち1校だけだ。その1校を除く高校球児の殆どは、負けて最後の夏を迎えるのだ。

多くを語る必要はないと思う。
そして、これは高校野球だけの話ではない。
我々、市井の民にとっては普遍的な出来事でもある。
そういう「負け」を乗り越えて生きていく。
それが人生というものだ。

下記の選手たちの誰かが甲子園に行くものと思っていた。
そして、それを強く願っていた。
一方、母校の活躍も確信していた。
矛盾する自分が嫌でもあった。
しかし、そのことは自分に冷静さを与えたくれた。

やはり、「高校野球」は「少年野球」なのである。
今回の熊本大会はそれを証明してくれたように思う。

熊本の高校野球の劣化が叫ばれて久しくなるが、そんなことはない。
熊本で行われている高校野球が「高校野球」の王道なのである。

その王道を突き進んだ高校球児に敬意を表したい。
そして、私や息子に希望を与えてくれた元チーム選手に感謝を捧げる。
彼らの名を明記し、その栄光を称えたい。

熊本商業 森川 祐至君(投手)
熊本商業 岩下 将吾君(内野手)
熊本商業 今村 大輔君(外野手)
千原台 酒井 拓人君(投手)
文徳 藤森 要君(内野手)
文徳 青山 錬君(内野手)
国府 浅久野 大地君(投手)
国府 石橋 卓也君(捕手)
秀岳館 伊藤 勇貴君(外野手)
開新 中村 唆士君(投手)
熊本 壁屋 哲朗君(内野手)
城北 荒井 聖也君(外野手)
必由館 大久保 真人君(投手)
熊本工業 多田隈 希舟君(外野手)
東海大星翔 久村 知也君(内野手)

ありがとう。
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データは結果を予想できるか!?

2012-07-24 23:21:51 | 雑談の記録
さて、今日はめずらしく2回目の更新だ。
今大会の4強の総得点と総失点のデータを振り返れば以下のとおり。
九学 27-5(5.40)
済々黌30-5(6.00)
城北 22-7(3.14)
必由館 38-6(6.33)

2強を果たしたのが済々黌と必由館。
準決勝戦の対戦カードでみると、総得点と総失点の比が大きいほうが勝利している。
そして、2強で比較してみると・・・

済々黌31-5(6.20)
必由館47-14(3.36)

本日、激闘を制した両校だが、データは済々黌の有利を示している。
明日の決勝戦は10:00試合開始だ。

私は、明日、10:00までに阿蘇の災害現場に向かわなければならない。
残念ながら母校の試合を観ることはできない。
しかし、自分のできることを精一杯やる。
それも一つの応援のスタイルと思っている。

18年ぶりの甲子園出場を懸けた最後の一戦だ。
好ゲームになることを期待している。
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精神論をデータで見る「運」なんかじゃない。

2012-07-24 12:22:38 | 雑談の記録
ここまできて書かないわけにはいかないと思う。
済々黌の大竹投手のことだ。
さきほど、準決勝戦で、春夏連続で甲子園出場を狙う九州学院を完封した。

昨秋の大会では九学相手に2失点。大塚投手との投げ合いで、そのときは大塚投手が完封勝利を収めていた。試合終了後、大竹投手が泣いていたのを思い出す。

今日は会社のテレビで観させてもらった。
8回の一死満塁のピンチで4番萩原へ外角への直球勝負。
結果、サードファールフライ。
見事だった。

大竹投手のスゴイところは表情が読めない点だ。
というか、今年の済々黌ナインには、そういう不気味さがある。
それが相手を惑わせているように思える。
いや、惑わされているのはボクだけかもしれない。

精神論はあまり好きではないけど、済々黌野球のモットーである「耐えて勝つ」が機能しているように思う。

それと、ここまでの快進撃にはもう1つナニかがあるような気がしている。

それは何か。
「絆」だ。

大竹投手のボールを受けているのは、託麻中学校で1年上の西口捕手。そして、今大会、1塁手に抜擢されたのは、やはり託麻中で同級生だった安藤内野手。もっと遡れば小学校時代から一緒だったかもしれない。

投手にとってこれほどの安心感はないだろうし、野手にとってもこれほどの信頼感はないだろう。彼らは深い絆で結ばれているはずだ。
託麻中野球部は大竹投手を擁して全中大会にも出場している。1回戦で0-1で破れはしているものの相手チームはその大会で優勝している。

おそらく、全国大会(甲子園)出場への執念は、彼らが一番なのかもしれない。

ここで今大会の4強の総得点と総失点のデータを振り返っておこう。

九学 27-5(5.40)
済々黌30-5(6.00)
城北 22-7(3.14)
必由館 38-6(6.33)

8強→4強はデータ通りだった。
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最後の夏

2012-07-20 18:55:06 | 雑談の記録
各都道府県では甲子園出場を懸けた夏の高校野球がタケナワだ。
本日、熊本でも8強が出揃った。以下、高校名を記す。
文徳(3.25)、九学(7.67)、済々黌(10.50)、有明(2.33)、天草工(2.33)、城北(8.00)、必由館(6.40)、熊本西(2.33)。
校名のあとの()中の数字が一番大きいのが母校の済々黌である。この数字にピンときた人物は今回の大会に関してかなりのめり込んでいるということになる。
私はその内の一人である。ズブズブにのめり込んでいる。今回の大会はボクにとって底なし沼かもしれない。泥に沈んだ闇の中にナニか見つかればいいけど・・・。

息子が小1で野球を始めた頃の同じチームの6年生が現在高校3年生。
最後の夏を迎えている。
当時14・5人いた選手の殆どがベンチ入りを果たし、多くは強豪校で主力選手に成長した。彼らには、息子が大変世話になった。いつも可愛がってもらっていた。
彼らがいなければ、今の野球好きの息子はいなかったかもしれない。
ボクや息子にとって彼らはそれほどの大きな存在なのだ。
だから彼らの雄姿をこの目に留めておきたいのだ。
全ての試合を観ることはできない。
だけど、2年という時間をかけてボクは全ての選手の応援に行った。
でも、やはり夏は独特だ。
9回、ゲームセット、涙が溢れる。
永い永いドラマに幕が降りる瞬間だ。
「おつかれさん、ありがとう、ずっと応援してるからな」

さて、()の数字はナニかというと、ベスト8入りするまでの総得点数を総失点数で割った値だ。数字が大きいほど「良い」ということである。

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