1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

もうすぐ自由時間

2008-05-09 15:04:48 | 雑談の記録
船の時間まで残り1時間。
熊本に着くのは夜の10時ごろ。

明日は5:45分にグランド集合。6:00出発予定。
目的地は福岡県宗像市。
明日、明後日はマイナーの大会なのだ。
明日は雨模様、どうなることやら・・・。
出張先にきて仕事してんだかしてないんだか・・・。

加えて7月の大会運営に向けての準備もある。
保護者会長のSGAオヤジからひっきりなしのTEL。
SGAオヤジは仕事をしていないと思う。間違いないっ!。
7月の大会運営でボクの係りは大会冊子作成。
幸運にも?妹が印刷広告代理店に勤めていてディレクターをやってる。
見積内容の激しいヤリトリをしながら、一方で、保護者用の広告依頼文書を作ったり・・・。
FAXしたりメールしたり・・・。
なぜか、吹奏楽部の顧問の先生に電話したり・・・。
明後日の日曜の晩が、また、保護者会。
おまけに仕事もかかえている。
・・・ウオォーッ!。


唯一のボクの自由時間は移動のとき。
現場の山中をひたすら歩いているときと出張先までの船・バスの中だ。
もうすぐ自由時間。
今日はお土産を買う時間がありそう?。
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リトルリーガー -愛する人のために- 6

2008-05-09 08:17:20 | 雑談の記録
バシッ!
力強いボールがミットに収まる。
ボールを受けているのはニシだった。

室内練習場のピッチャーマウンドには少年が立っている。
リョウタロウだった。

バシッ!
「いいボールだ、いよいよ10日後だな」
「ウンッ!」

バシッ!
リョウタロウは、この鉱山町のリトルリーグでもメキメキと頭角を現しエースに成長していた。そして合衆国北西地区代表としてワールドシリーズの出場を決めていた。

バシッ!
リョウタロウのボールを受けながら、ニシは何物にも代えがたい喜びを感じていた。
しかし、喜びを分かち合えない寂しさを感じていたのも事実だった。
病床にあった妻の最期を仕事で看取ることができなかった3年前を悔やんでいた。


リョウタロウとニシが二人で遅い夕食をとっている。
「お父さん」
「ん?」
「お父さんは、甲子園に出たことがあんるんでしょ?」
「あぁ」
「どうだった?」
「どうって?」ニシは戸惑った。
リョウタロウも戸惑っているようだった。
「あのね、野球の神様っているのかなぁって思ってさ、甲子園に行ったら会えるのかなぁって思って・・・アハハハハ、・・・いるわけないかぁ~、でもさぁ、もし、もしいたらさぁ~」
「いたらぁ?・・・」
「なんでもないや」リョウタロウは笑った。
ニシは少し笑って、ソファに無造作に置いてあるキャッチャーミットを見つめながら、息子が甲子園に出るまで彼のボールを受け続けてやろうと心に強く誓ったのだった。

リビングの隅には飾り棚がある。
甲子園の出場記念ボールの傍には優しく微笑むリョウタロウの母の写真が立ててある。

・・・・写真立ての横に置いてあったリョウタロウのケイタイが突然鳴り響く。

着信の表示を見てリョウタロウは声を上げた。
「タカシからだッ!」
全国大会で優勝した直後に電話を掛けてきたのだった。
液晶画面は前のチームメイトたちが大騒ぎをしている様子を映し出している。
「オレたちもアメリカ行くからなッ!、待ってろォッ、リョウタロウッ!」

つづく
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