鏡の国のアリス:短評

鏡の国のアリスの本を読みながら短評をする

羊の店にいたのに突然、川のボートの上にいる(GLASS5-22)

2008-10-28 21:58:22 | Weblog
「ボートを漕げるかい?」と羊がアリスにたずねる。そして一組の編棒を手渡す。「ええ、少し。でも陸の上では漕げない。編棒では漕げない。」とアリスが答える。その時、突然、彼女の手にある編棒がオールに変わる。また自分がボートに乗って両岸の間を進んでいると気づく。かくて今やアリスは一生懸命漕ぐしかない。
 PS:アリスは羊の店にいたのに突然、川のボートの上にいる。アリスは一瞬戸惑うがこわがったりしない。鏡の国では変わったことがしょっちゅう起こるので彼女は事態を素直に受け入れ潔い。