鏡の国のアリス:短評

鏡の国のアリスの本を読みながら短評をする

これだけ言い訳があればいいだろう(GLASS3-5)

2008-03-16 22:30:27 | Weblog
 アリスの言い訳がまだ続く。象と巨大な花のところに最初は行くつもりだったのを突然やめたのでアリスは言い訳をさがす必要があった。「象のところには後で行くから今はいいわ。それに何て言ったって早く3の目 the Third Square に行きたいし」とアリス。これだけ言い訳があればいいだろうとアリスは丘を象の方向とは反対側に降り最初の小川をジャンプして越える。アリスは本来潔い性格なので自分が一度決めたことを突然取りやめ変更するにはたくさんの言い訳が必要だ。言い訳①:象を追い払うだけ大きな棒は持って行けないから。言い訳②:花たちと話が出来たら面白いとも思うがでも棒がないから象にいじめられると心配。言い訳③:象のところにはまた後で行く機会もある。言い訳④:今はまず3の目に進みたいから。よく4つもアリスは言い訳を考えたものである。

花たちが散歩どうでしたって聞いてくれたら面白い(GLASS3-4)

2008-03-16 22:06:28 | Weblog
 アリスは「あの大きな花たちのところに行ったら面白いだろうな」とも思う。「きっと花たちが『散歩どうでした?』って聞くだろうから」と彼女は考える。「その時は『とってもいい散歩だったわ!』と答えるわ」とアリスは想像し同時にいつものようにツンとしてみせる。「でも埃っぽかったし暑かった。それに象たちが私が追い払う棒を持ってないからってしつこく煩わせたのよ!」ここまで言ってアリスはやっぱり象のところに行かないとあらためて再確認する。アリスはすぐ気が変わる。一度は象のところに行こうと思った。次に巨大は花たちのそばに行きたいと思うが棒を持たずに行くと蜜を吸う象にからかわれたり悩まされたりすると気づいてやっぱり行かないと決めるのだ。