鏡の国のアリス:短評

鏡の国のアリスの本を読みながら短評をする

支える support と支える lift 等々 (GLASS9-56)

2008-02-13 22:07:24 | Weblog
 赤の女王が「乾杯に対してお礼を述べるべきです!」とアリスに指図する。白の女王が「私たちが応援する=支えるわよ support !」とささやく。アリスは「一人で出来ます」と言う。しかし赤の女王が「それは正しいことではない」ときっぱり言うのでアリスは従う。つまり赤の女王と白の女王が応援してくれる=支えてくれる support のを受け入れた。アリスがお礼のスピーチを始める。すると女王二人が両側から押し始める。約束どおりアリスを支える support ためである。その結果、女王二人はアリスを宙ぶらりんに押し上げ支える lift にいたる。「支える support 」といっても「応援する」のと「宙ぶらりんに押し上げ支える lift 」のではひどく違う。アリスは「お礼を述べるため立った rise 次第です」とスピーチを始める。そして女王二人が押し上げ支えてくれたので実際アリスは数インチ浮き上がる rise のである。アリスはテーブルの端をつかんでどうにか再び下に降りられる。アリスが「立つ rise 」ので女王二人が応援しアリスがちゃんと「浮き上がる rise 」こととなる。「立つ rise 」と「浮き上がる rise 」とではずいぶん違う。