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迷歩録  ずさん

2018-02-27 08:42:07 | 日記
  そよ風や  おけら蠢き  桜咲く  夏日や近し  大隅の郷


                               ひのひら  ろくべえ





     今、国会で働き方改革という議論が行われている。その根拠となるデーターが「ずさん」である

    と、野党の追及を受けている。法律を作る時その根拠となるデーターが「ずさん」であれば、できる

    法律もいい加減なものとなる。

     つまり働いた分の賃金を支払わないで済む方策、逆に言えば賃金やすく長時間働させたいという思

    惑が、この議論の根底にはあるような気がする。言葉は裁量労働制などと言ってるが、その事を「ず

    さん」なデーターをもとにつくろうとすること自体が問題なのではないだろうか。

     医療、福祉、教育の場では、今でもほとんどがサービス残業で成り立っている職場、裁量労働制が

    成立すれば、今以上にサービス残業が多くなることは目に見えている。先進国で日本ほど労働改革が

    なおざりにされている国も珍しいのではないだろうか。

     ヨーロッパなどの先進国は、労働者を大切に、多くの休暇や長期休暇制度を取り入れたり、その間

    賃金は支払われると聞く、つまり日本という国が経営者優先の労働を中心に考えていることは明らか

    である。さらにそのことにプラス、裁量労働制を導入しようとしている。国民は目をつぶらず、しっ

    かり見定めて、選挙の時の判断としなければ、自分たちの首を絞めることにもなる法案ではないだろ

    うか。

     コミュニケーションにおいても、「ずさん」な対応は、御法度である。「ずさん」な対応をすれば

    コミュニケーションをとることはできない、つまり関係性は成立しないということである。

     「ずさん」とは、物事の仕方がぞんざいで手落ちが多いこと。(広辞苑)とある。「ずさん」な

    関係、「ずさん」なデーターでは、信頼される法案を作成できることはなく。国費の無駄遣い国会

    となるのかもしれない。

     いずれにしても、「ずさん」という行為を無くしたいものである。
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