gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

岐路

2015-05-16 18:19:30 | 日記
どんよりの 雨降りそうな 鉛色  聞こえてくるわ  ホトトギス声  

           ひのひら  ろくべえ


  人生にしろ組織にしろ、様々な時代の流れの中で、そ時々に岐路というものがやってくる。

 この岐路の判断を間違ってしまうと、将来は気がつかないままに、歴史を繰り返すことにも

 なりかねない。国という単位では、この岐路の判断がその後の100年を左右すると言われ

 ている。組織においてもまた同じである。組織の将来を決める岐路で間違ったり、手遅れに

 なったりしたことは、その後10年以上改革は難しくなる。改革は最初に作る時の100倍

 のエネルギーを必要とするからである。それは日本の組織解体を見ても理解できるであろう。

  JRに始まり、NTT、など公共団体だったものが、多くの犠牲を強いて今は民間企業と

 なっている。このことからも組織の改革というものには莫大なエネルギーが必要なのだが、

 経営者や、組織のリーダーはそのことに気づいていない。「最初が肝心」という言葉もある

 ように、最初にどのような組織をつくるかを吟味してスタートしなければ、人の衆というも

 のは勝手にさ迷い組織をつくってしまう。とても非合理的な組織を、なぜなんだろうか。ク

 マノミがサンゴ礁に隠れるのと同じこと、複雑で効率の悪い組織ほど身を置きやすい。成果

 評価を受けにくいからである。経営者であるならば、成果評価をしやすい組織を目指すべき

 ではないだろうか。もちろん幹部であれば、そのことに協力を惜しまないことが幹部である

 証ではないだろうか。人生の岐路も同じ事、ついつい楽な方、褒美の多いほうなどを選びが

 ちだが、そうではない自分にとって、自分の成長にとって何がプラスなのかを吟味して、岐

 路の判断とすることが望ましいのかもしれない。その判断をした時、充実感のようなこみあ

 げてくる感情を体験できるのかもしれない。