蒼い芝生の傍らで

サッカー観戦記および日常の出来事等

映画:『かぐや姫の物語』

2013年12月21日 23時46分52秒 | 日常の出来事
今日は、Jokerさんが会社の抽選会で当ててきた、映画『かぐや姫の物語』を観て来ました!
宮崎駿監督最後の作品とあって、かなり期待をして行きました。

物語は、「今は昔、竹取りの翁と言う者ありけり。」から始まって、かぐや姫が月に帰る所までという、ごくごく一般的な『かぐや姫』の話。絵が、全編を通して手描き水彩画風という、最近のアニメでは珍しい物でした。

正直に言ってしまうと、「何が『かぐや姫の罪と罰』なのか判らないストーリー」です★だって、国語だったか古典だったかの教科書に載ってる、そのままの話ですから!
唯一肉付けされていて、姫の『罪と罰』を強調していたと思われるのが、村の子供逹との交流があった下り。あれのお蔭でかぐや姫は、終盤には昭和の悪女『タッチの南ちゃん』を越える悪女っぷりを発揮してました(笑)。

翁の勘違い、かぐや姫の我が儘、男どもの思い上がりで進む物語でしたが、お婆さんの愛情と側女の愛嬌には『ほっこり』とした気持ちにさせられました。月からのおむかえが来た時、皆が意識を失う中で、お婆さんだけが最後まで目を覚ましていて「何故こんな辛いめに遭わすか?!」と涙がでました(翁の勘違いが総ての元凶なので、お爺さんには同情せず☆)。いや、酷い話ですよ『かぐや姫』(原作ね)。散々周囲を振り回した挙げ句に、自分は月に帰っちゃうわけですから!(笑)

自分の幸せは、自分の価値観で決められる今の日本では理解に苦しむ内容ですが、昔の日本はそうではなく、世界の常識では今でもそうでない国も多いので、『選択の自由』がある今に感謝せよというメッセージだったのではないかと、私は思いました。そして、『今のすべては、過去のすべて』と言う歌詞にもあるように、今を大事に積み上げて未来へ繋げよと、そういう事ではないかと感じましたという所で、この映画の感想としたいと思います。

映画の中盤辺りだったと思うのですが地震があり、もう一度観たい内容ではなかった(コラッ)ので、「ここで切られたらどうしよう?」とドキドキしました☆幸い、避難を促される程の揺れではなくて、良かったです。
体感できる地震が続いていて、とても嫌な感じです。年末年始はぱったり止んで、心安らかに年が越せる事を願います!!
コメント
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