蒼い芝生の傍らで

サッカー観戦記および日常の出来事等

最近読んだ本:『風に舞い上がるビニールシート』

2010年03月15日 23時47分09秒 | 
最近、「何となく体調が優れない・・・」と思った時には、走ることにしています!
これが不思議と走り出したら走れるもので、しかも帰ってくるとスッキリしてます♪
『体調の悪さを「気のせい」とぶっ飛ばせ!ジョギング・健康法』、オススメです!!(←本当か?!)

今、せっせと快ちゃん(http://www011.upp.so-net.ne.jp/k-shikano/index.html)から借りた本を読んでいます★新年早々に借りて、たった4冊の文庫本を読み終わらない私って一体・・・?
借りた本の内の1冊、森絵都さんの『風に舞い上がるビニールシート』を、この前の名古屋戦ツアー中に読み終わりました♪

【ストーリー】
才能豊かなパティシエ・ヒロミのケーキに惚れ込んだ弥生は、ヒロミの奔放さに振り回されながらも『ヒロミのケーキの為に』総てを捧げてきた。挙句、付き合う男との交際を邪魔され続け、プロポーズを控えたクリスマスイブに「美濃焼きの器を探してくるように」と名古屋行きの出張を言い渡されてしまった。
「僕とあの女のどちらを選ぶの?」とメールで詰め寄る恋人の高典。しかし弥生には、『ヒロミを支えられるのは、私しかいない』と言う自負もある。『仕事』か『恋人』か、多治見の町を彷徨いながら、弥生は苦悩するが・・・。

上記『器を探して』から始まり、飼い主のいない犬の飼い手を捜すボランティアの話『犬の散歩』、社会人学生のレポートの代筆を得意とするニシナミユキに何とか代筆を頼もうとする学生の話『守護神』、仏像の修復師を志した青年の話『鐘の音』、20代の若い担当と一緒にクレーム対応をする事になった中年男性の話『ジェネレーションX』。これらと、表題にもなっている、国連難民高等弁務官事務所に勤務する女性の話『風に舞い上がるビニールシート』の6編から成る短編集です。

正直な所、『器』がちょっと面白くなかったので、「ここからしんどいなぁ・・・」と思っていたのですが、日常のどこかの片隅に潜んでいるような事柄を、サラリとしながらジャブのように後から効いてくるタッチで書かれている文章は、偏に「上手いなぁ」と感心してしまいました。内容が内容だけに「面白かった」と簡単に言えないのですが、分厚くなく、短編だったというにしては読み応えのある1冊でした!
快ちゃんに借りた森絵都さんの本はもう1冊あるので、これを読んでから森作品が自分に合う・合わないを判断しようと思います!

明日は、久し振りにSunnysideに行けるぞー!(喜)移動中に、読書しよう♪
コメント
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