植物観察グループについて大阪南港を歩きました。
海辺に近いというものの、埋立地のこととて外来植物が目立っても、海辺の植物があまり見あたらいなかで、どういうわけか北国の海岸に多いというハチジョウナ:八丈菜(キク科ノゲシ属)が花をつけていました。
八丈島の原産と誤認されてこの名があるというハチジョウナは、特に北方に多く、海岸の砂地や荒地に生える高さ30~80cmの多年草で、地下茎を長く伸ばしてふえます。長さ10~20cmの長楕円形でふちに欠刻状の歯牙があります。基部はやや丸く張り出して茎を抱き、裏面は粉白を帯びます。
花は夏から秋、茎の先に直径3~4㎝の鮮黄色の頭花を数個つけます。
ナズナ、ヨメナ、アマナなど、一般に“菜”のつく野草は食用になるので“菜”がついているといわれていますが、ハチジョウナの場合本当に美味しく食べられるかどうかは分らずじまいです。
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