池の平湿原の遊歩道のあちこちにクルマユリ:車百合(ユリ科ユリ属)が咲いていました。
葉が茎の中央部に数個輪生状につく形を車輪に見立ててこの名がありますが、これは真正の輪生ではなく、互生のものが数枚ごく短い節間で集合したもので、ときには本来の性質を現して互生することもあり、輪生状になるのも1ケ所のこともあれば2ケ所の場合もあります。
日本では北海道や本州中部地方の低山帯の上部から高山帯にわたって自生し、日本だけではなく千島、カムチャツカ、朝鮮、中国にも広く分布します。
花は7~8月、茎の上端に1~数個、下向きにつけ、花冠は橙黄色で暗紫色の斑点があり、花弁は強く反り返ります。きれいな花ですが悪臭を放ちます。
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