高峰高原の入り口にある高山植物園は、山を管理する林野庁の運営するもので、森林に遊歩道を設けただけのもので特別の植栽があるわけでもなく、無料で高原の自然を楽しむことができます。
遊歩道脇にミヤマイボタ:深山水蝋(モクセイ科イボタノキ属)が咲いていました。本州、四国、九州の山地に生える落葉低木で、イボタノキより標高の高いところに生え、本州中部では標高2000m近くまで見られます。また標高の高いところでは樹高は低く、短枝が発達して盆栽状になります。
葉は対生し、長さ2~5㎝、幅1~2㎝の長楕円形で、全縁、葉先が尖るところが、イボタノキと異なります。葉裏は有毛ですが毛の量にはばらつきがあります。
花は6~7月とイボタノキより1ケ月ほど遅く、新枝の先に円錐花序をだし、白色で花冠の長さ6~7㎜、雄蕊は2個で花冠から突き出ます。
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