I
野外の常緑の木は、木は知っていても、花は見たいと思っても花期に出会わないと山ではなかなか見られないものです。
カギカズラ:鉤蔓(アカネ科カギカズラ属)の花もそんな一つで、京都の松尾大社に市指定天然記念物のカギカズラの自生地があると知りながら、そこへは立ち入りできないと聞いて断念していたのが、たまたま薬科大学の薬草園で咲いているのに出会いました。
2個出る節と1個出る節が交互につくカギカズラの鉤は「釣藤鉤」と呼ばれる生薬として、日本薬局方にも収載され、鎮痙剤や鎮痛剤として用いられるといいます。植物園のカギカズラは鉢植えで生育はよくなく、自生のような(‘10年2月20日記事)たくましさはありませんが、花はちゃんとしたもので、一見折り紙で作った薬玉のようです。花期は6~7月、葉腋に著系2㎝ほどの頭状花序を1個ずつ出し、淡黄色の花を多数つけます。花冠は長さ約1㎝の筒状漏斗形で先は5裂し、花柱は花冠から突き出ます。
もともとは熱帯性の植物で、日本では関東以西、四国、九州に分布する常緑のつる性植物で、長さ10m以上になり、葉腋につく湾曲した鉤でほかの樹木などに絡みつくので、植林地などでは害木として嫌われたりします。
野外の常緑の木は、木は知っていても、花は見たいと思っても花期に出会わないと山ではなかなか見られないものです。
カギカズラ:鉤蔓(アカネ科カギカズラ属)の花もそんな一つで、京都の松尾大社に市指定天然記念物のカギカズラの自生地があると知りながら、そこへは立ち入りできないと聞いて断念していたのが、たまたま薬科大学の薬草園で咲いているのに出会いました。
2個出る節と1個出る節が交互につくカギカズラの鉤は「釣藤鉤」と呼ばれる生薬として、日本薬局方にも収載され、鎮痙剤や鎮痛剤として用いられるといいます。植物園のカギカズラは鉢植えで生育はよくなく、自生のような(‘10年2月20日記事)たくましさはありませんが、花はちゃんとしたもので、一見折り紙で作った薬玉のようです。花期は6~7月、葉腋に著系2㎝ほどの頭状花序を1個ずつ出し、淡黄色の花を多数つけます。花冠は長さ約1㎝の筒状漏斗形で先は5裂し、花柱は花冠から突き出ます。
もともとは熱帯性の植物で、日本では関東以西、四国、九州に分布する常緑のつる性植物で、長さ10m以上になり、葉腋につく湾曲した鉤でほかの樹木などに絡みつくので、植林地などでは害木として嫌われたりします。
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