京都植物園の植物生態園の水路沿いに珍しいマツムラソウ:松村草(イワタバコ科マツムラソウ属)が黄色い花をつけていました。
日本は分布の東限にあたり、石垣島と西表島だけに分布する希少種で、絶滅危惧ⅠA類(環境省)に分類されています。
寒さに弱く、この植物園でもこれまでは露地では栽培が難しかったのを、生態園の水路に植えることで、冬季の根の凍結を防ぎ、今年初めて黄色い花をつけることに成功したといいます。
変わった和名は、明治~大正期に活躍した植物学者の松村任三を記念したものだそうです。
露地栽培で初めて花をつけたのが植物園としてもよほどうれしかったらしく、大きい説明板が立っていました。
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