古来若葉を湯がいて飯に刻み込むリョウブ飯に、乾葉は、備蓄して飢饉に供えたので、領主がみだりに取ることを禁じたことから、法令→令法→リョウブとなったといわれています。夏、白い房状の花をつけます。
リョウブは、葉の落ちた冬の期間も、なめらかな赤褐色の樹皮が白い雲紋状にはげる独特の木肌でもよく知られています。冬芽もまた独特で、頂に小さい笠をかぶっています。この笠のようなものは芽鱗といわれるもので、触れるとはらりと落ちて、裸芽が現れます。(’06年2月13日記事)
ロウブ飯や木肌や冬芽が話題になるほどには、白い総状の花や、褐色に熟す果実はあまり話題にはならないようです。
穂先に紅をさした蕾は、私も忘れないでといっているようです。
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