4月の淀川右岸河川敷の鵜殿にコウヤワラビ:高野蕨(オシダ科コウヤワラビ属)が、柔らかい葉を伸ばしていました。
湿地に生える夏緑性のシダ植物のひとつで、独特の羽片の幅が広い栄養葉と、球形の胞子嚢群を含む小羽片が数珠のように並ぶ胞子葉をつけます。
栄養葉の葉柄は長さ8~30cm、 葉身は広卵形~3角状楕円形、長さ8~30cm、幅8~25cm、切れ込み方は変化に富み、全縁から全裂までさまざまな状態があります。
シダ類としては珍しく葉面が広くて柔らかな感じがします。
高野の名がついていますが、高野山には生育していないそうで、名前の由来については不確かです。
一面に生えている若緑の柔らかそうなコウヤワラビですが、食用にするという情報は見つかりませんでした。