へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

あけおめことよろ

2015-01-02 21:29:54 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

みなさん、よいお正月をお過ごしですか?
ぼくは、元旦から剛おにいちゃんの奥さんのスパルタしごきで、脳みそ破裂しかかりました。
いくら、学年理系トップ、S予備校の模試でかなりの偏差値を誇っても、キャリア官僚の明晰な頭脳には程遠く、所詮田舎者だと認識させられたという以外、収穫はなかったんだよ。
ぼおくは、浪人だあ、浪人したら、藤川農園でただ働きがまっているんだあああああ。
で、おもしろくないので、チャリをこいで須庭寺ストレス解消しに行った。
案の定、ヤンキー副住職のおっさんは、僕がくるのを予想したかのように待ち構えていた。
「細太郎きさま、クリスマスの日、本堂の小部屋で何してた」
と、絡んできた。
「え?」
僕はちょっと顔を赤らめたが、
「須庭寺の説明をしてただけだい
と、平静を取り戻して副住職さんにガンを飛ばしてやった。
「これが、うちの心愛だったら、ぶち殺していたところだ」
キラキラネームの小学生に手を出すか、ボケ。
と、二人で睨みあっていたら、住職さまが顔を出した。
「お、細太郎、よくきたな」
と、にっこり笑い、副住職さんの坊主頭をがっちりつかむと、
「おしょうが、つー」
と、いい、いきなり、頭突きをかました。
「げっ」
副住職さんのは、頭を抱え込み、
「いてえだろうが、この浮かれじじい」
と、叫び足音を立てていってしまった。
「け、焼きもちやきめが」
「ど、どーしたの」
ぼくは、毎度のことながら、しょうもないダジャレにあきれかえりつつも、副住職さんの怒りの謎をきいてみた。
「おお、おお、拙僧もな、久方ぶりに父親になるようでな」
ひええええええええええ。。。。。
これって、おめでたいのかああ。。。
とんだ、場面に出くわしたのか、ぼくって。。。
正月早々、お花畑かあああ。
ストレス解消どこいった。。
コメント
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