へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

大奥をみた

2010-10-19 18:30:14 | へちま細太郎
こんばんは、へちま細太郎です。

日曜日に、『大奥』を観てきた藤川先生が、原作本のマンガを読んでいて、
「う~ん、やっぱり柴崎コウはぴったりだ」
と、言いつつ、
「でも、ふつうの大奥がいいよなあ」
と、結局それだ。
「藤川家にも“大奥”あったの?」
と、ちょっと興味津津にきくと、
「大名の場合は“奥”というんだ。あったぞ、奥御殿」
と、へらへら笑う。
「江戸屋敷も国元にもあってなあ。男はもちろん立ち入り禁止、子供は例外でとりあえず元服するまでいられる」
「生まれたかったでしょ」
「当り前だろ」
藤川先生はマンガを閉じると、
「いくら男が少なくなっても、種馬はいやだ」
と、文句をいう。
「って、今だって十分に種馬だろ」
おとうさんがいうと、藤川先生はブチ切れて
「男は誰だって、種馬だろうがっ
と、怒鳴る怒鳴る。
「なんだ、結局漫画と同じじゃないか」
ぼくは、漫画を取り上げて広げて読もうとしたら、
「あんたにはまだ早い」
とおばあちゃんに取り上げられた。
「え~」
ぼくは、もう中2だい
え?早すぎる?
そう~かあ~?