こんばんは、へちま細太郎
です。
学校が始まった。
担任は、またまた三田先生。
クラス替えもなかったので、教室中はにぎやかアットホームだった。
「今年は最上級生だな。みんなも気持ちを入れ替えてちゃんと最上級生らしく、下級生のお手本になるように、過ごすんだぞ」
三田先生のお決まりの文句に、
「は～い」
と、どこまでやるきなんだかわからないお気楽な返事をきいた三田先生は、
「はあ」
とため息をついてがっくりと肩を落とした。
「まあまあ、楽しくやろうぜ」
たかのり君の掛け声に、こっちも元気に、
「は～い」
とさらに大声で返事。
「ああ」
再び、さらに深いためいきをつく三田先生。
それを他人事のようにみながらも、結構楽しいと感じるぼくだった。
