日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第87回例会(平成24年12月6日)

2012年12月13日 | 例会報告

 今日は次回の段位検定試験(平成25年3月31日締め切り)の課題が未発表であることから、半切の受験対策指導は行われなかった。

◇目標とする段位

 墨心書道研究所による先の10月期検定結果については受験者全員がパスし、墨心誌新年1月号に昇段後の新段級位が掲載された。
 なお、先生からは、「検定受験を強制するものではないが、書道を学ぶのであれば、小学生向けの「師範」免状を手にできる六段をめざしてはどうか」とのコメントがあった。

碧雲先生の講話

 今日は基本的なことを少し教えたい。
  1. 雨冠(アメカンムリ) : 皆がどうしても間違える、先ず雨の字の上の横画の引き方は漢字の三の上の横画と同じで45度に入筆したらそのまま右へ運筆する。
    間違いは漢字の三の下段の画のように45度に入筆してから筆を起こして右に運筆している。次に雨の右肩のハネはハネルのでなく、左斜め下に向けて線を書いてからハラウ。
  2. シンニュウ : 点の後数字の3を書く人がいるがこれは4画の字である。
  3. 寸(スン) : 間違いは横画の次の縦画を引いてハネているが「ハネはハネルな」の格言のように、縦画を引いて、一度筆を上げてから斜め左上に線を引いてからハネルのが正しい。すなわち寸の字は画数でいうと4画になる。
  4. 永(エイ) : 「永」字八法と云う書法がある。
    永の字を分解すると八ツの書法がある。それぞれ似たようで違うので一つ一つ覚えるとよい。

実技指導

 講話に引き続き、今月の課題「匱以成山導」(孔子廟堂之碑 唐時代の虞世南書)について各人が書いて持参した作品を懇切丁寧な朱書き添削による指導が行われた。この中で「導」の字は先の講話であったシンニュウと寸の字が直ぐに応用が出来、その場で書いて指導を受ける会員もおられた。

配布資料

 本日の基本点画に関する注意について、各自の練習手本として、出席者が見守る中で書き起こされた。共通的に間違いやすい例として、「山」、「永字八法」、「しんにゅう」、「横画・縦画、はらいなど」の4点。

(出席者 7名)
(篠原 記)

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