日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第220回例会(平成31年02月21日)

2019年03月03日 | 例会報告

先生の講話

1.作品の作り方

字典から字を参照して書いても作品にはならない

参考になる書物3冊を教養室に置いておくので、参照してほしい

*精選漢字墨場必携  日本習字普及協会   字数別 解説付き

*書作品のまとめ方  成瀬映山 二玄社  ① 楷書  ② 行草書

2.習字として“うまい字” と 書道として“うまい字”

*習字として“うまい字”  と 書道として“うまい字” は一致しない

習字としてうまい字 教育書道 最近は 書写  手本のマネ

*書道としてのうまい字

“書道に親しむ” NHK趣味講座  今井凌雪 を参考に話をされた

例1:李白は、字がうまくないという評価だが、最近、うまいという人が出てきた

例2:張旭(唐代の有名な書家) 型破りな人だったようだが、世の中で評価の高かった書を見て “珍しい漢詩” と言ったとか

・個性のある字(自分の字)が書けるようになるとよい   クセがあってよい

そのためには、臨書が一番

・臨書は、まずは形臨から 

自分に合う人を探す 

日本では、平安時代に作られた和様(行草書に近い)藤原行成(世尊流)

例:王陽詢の字は台形であることを知ることが第一、ここを外れると形臨にならない

・字典にはないが、自分で字を作る 自分で勉強してほしい

・臨書して研究する

平山十方氏は文徴明、武藤氏は王鐸、安田氏は傅山、上田氏は黄庭堅を徹底して研究していた。

◆実技指導

展覧会向けの条幅作品の選択、評価を行った。先生の評価を聞きながら選択の仕方を学び、勉強になった

(出席者6名 記録 香村)

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