○ 感謝状及び記念品の贈呈
例会に先立ち、小林碧雲先生のご指導10周年を記念し、榎 会長より感謝状と記念品を贈呈した。
◇先生の講話
1.「兄」 、「全」
口」は単なる口ではなく、4画目の始筆は1画目の縦線の終端より少し左に出してから横線を引く。
口の下側の「ノ」と「レ」の関係:「ノ」の終端は「レ」の縦線より短めで細く書く。「レ」は縦線は細くし、曲がるところから横線にかけて太く書き最後に跳ねが加わるが、跳ねは跳ねるのではなく右斜め上に跳ねる。左に跳ねてはいけない。」(難しいところ)。
参考:「先」の「ノ」は兄の「ノ」と比較すると右側の「レ」より長めに引く。
払いの「ノ」は細くし、右払いは太くする。
「王」の三本めの横線は右上がりになり過ぎないように注意すること。
もし、上手く引けない場合は 右ひじを固定して引いてみたり、半紙を右側にずらしてみたり 工夫するとよい。
2.名前の書き方:
最後に名前を書くことになるが使用している筆で書く<。
名前は小さく書くため、筆を立てると細い線が引ける。なお、左手を右手の下に添えてかくと安定する。(枕腕法ともいう)。
3.筆
① 持ち方: 日本人は一般的に人さし指と親指の指紋部分で軽く持つが中指を添えても良い。握りやすいほうが良い。
② 大きい字を書くときは側筆で書くとよい
③ 筆の種類:大きく分けると2種類ある。バサバサしてる物(羊毛でできている)とそうでない物がある。
④ 条幅は穂先をあまり気にしなくても良い。
⑤ 筆は大、小 使い分けると良い。
4.作品展
来る11月に予定されている作品展の出展作品が完成された人はそれぞれ持参した落款印を先生に押印していただいた。
(出席者10名 因泥記)