日日不穏日記gooブログ版

アングラ人脈との接点

 昨日の朝日新聞の「ベストセラー解読」に『生協の白石さん』が取り上げられてて7刷、40万部と書いてあった(アサヒ・コムではまだアップされてない)。一週間前の産経の記事では20万部ってあったから、一週間で20万部の伸び!こりゃミリオンセラーも夢ではない???昨日読了した森達也『悪役レスラーは笑うー「卑劣なジャップ」グレート東郷ー』は最近にない面白い本だった。岩波とプロレスという異色の組み合わせに「」の監督を務めた異色のドキュメンタリー作家・・・まぁ考えてみれば、戦後のヒーロー力道山が在日(北朝鮮生まれ)であり、ともに日本のプロレスの発展に寄与した世紀の悪役:グレート東郷が日系でなく中国系だった・・・という<事実>を絡ませる展開はナショナリズムに対する重要な問題提起になる、という点では岩波新書ってのもそうそう意外な展開じゃなかったってことか(元々は映像ドキュメンタリーを予定して取材を進めていたものが原型)。本書を読んでびっくりしたのがプロレス記事を売り物にしている東京スポーツのオーナーが大物右翼の児玉誉士夫で力道山死後の日本プロレス協会の会長も兼ね、副会長は山口組三代目の田岡一雄ってのは凄い組み合わせ。プロレス興行自体がアングラ人脈と深い関係があるのは周知の事実だけどさ、右翼と暴力団の親玉が協会を牛耳ってるなんておおらかな時代とはいえ信じられない。そういや、十年位前に東信地域でプロレス見に行ったときにチケット買ったら、売り子のおじさんの指が一本なかったことを思い出したよ

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