HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

夏休み明け-Mちゃん-

2009年08月25日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
いつもと変わらない時間、ぴったりに「こんちはー」とやってくるMちゃん。
彼女は、パパもママもお仕事だから、一人で時間を見て、一人で予習をして、また一人で練習をして、ちゃんとピアノにやってくる。
自分一人の力で、ちゃんとピアノライフをプロデュースしてるので、こうして長い休みの後に ちゃんといつもどおりやってくるのは、しっかり自立してる証拠で とても立派だと思います。

夏休み中のこととか、自由研究のこととか、いろいろおしゃべりをはさみながら、楽しく「バーナム」のテクニックをこなしていきます。
テキストの曲は「パッヘルベルのカノン」。
左手の通奏低音が続く上に、右手の細かいバリエーションが次々重なっていく、バロック時代の美しい曲です。
曲の半分あたりから、右手のバリエーションが16分音符の連続になって難しくなってくるので、ペースが落ちてしまいますが、その前くらいまでのところでは、フレーズごとに音を区切って弾く バロック独特の奏法も すんなりのみこんだようで、無理なくなめらかなフレージングで弾けていました。
また、最初のテーマの部分は、ゆったりした8分音符のアルペジオなのですが、このメロディーと左手のバスのバランスは 驚くほど美しく弾けていました。
何も音量のアドバイスなど与えずに宿題にしていただけなのに、こんなバランスで弾けるなんて大人っぽい演奏だなあ、と感心しました。
といって、Mちゃんは 身長こそスクスク伸びていますが、「大人っぽい」とは全く感じられないキャラの持ち主です。(^^;
このように、人は内側に、思いもよらない繊細なジュエリーを秘めているものなのです。
みなさん、一概に見かけで判断してはいけません。(=^▽^=)


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