Nちゃん(中3):
「テイクファイブ」のアドリブを全部通し、アレンジがひととおり出来上がりました。
毎週レッスンに来るごとにタッチが力強く、安定した弾き方になってきてる…たくさんピアノを弾き込んでいるのが感じられるNちゃん。
「上手に弾けるようになった」というよりも、何か弾き方やタッチに「こなれてきた」という余裕さえも感じさせるようになってきてる。
「ピアノが楽しくて… ストレス解消のはけ口になってます」
と笑ってるNちゃんです。
「転調ができるようになったから、それが嬉しい。それと耳コピも」
「へー、それはすごいね。耳コピとキーチェンジができれば、何でも弾けるもんね?」
「そうなんですよー、聞いた曲をピアノで弾いて、自分でコード付けて、お友だちが『◯◯の曲弾いて』って言ったら弾いてあげられるし」
「ちょっと音が高いから、とか低いから、とかでも、キーを合わせて弾いてあげることもできるしね?それができるようになったら、すっごく幅が広がる。1段階超えたね!」
「ヒバリ先生のおかげです!」と謙虚なNちゃんです。
そうか。
最近のNちゃんの余裕ある弾き方、こなれたリズム感の理由が分かった気がしました。
レッスン課題を練習するだけじゃなく、その他に 自分でいろんな曲を耳コピしたりキーチェンジしたり、たくさんの音楽をいつもいつも弾いてるからだったんだ。
多分、「やらなきゃいけない課題曲」の何倍も何倍も「やらなくてもいい遊び音楽」の時間を過ごしているんじゃないかと想像します。
「先生」なのに何ですが、私は遊び音楽をいっぱいやることがとても大事と思っています。
ハッと気がつくと何時間も1つの曲で遊んでいたりして、「音楽の遊び時間」はトータルすると「音楽の勉強時間」の100倍くらいになってたりして。
だけど、その膨大な「ムダ時間」の中でこそ、真の音楽性が養われていると思っているヒバリ先生なのです。