K子さん(大人):
先月は都合でお休みしていたので、久しぶりにブルクミュラーの「やさしい花」です。
「前に、先生から『同じようなフレーズがモチーフとなって出てくる』って教わって…その時はなるほどと思ったのに、後で見たらわからなくなってて…」とのこと。
それは多分ここですよね。
赤いラインで繋いだファ#ミド#ララー というフレーズをまるでまねっこしたかのような、ソミド#ラファ#ーというフレーズが、追いかけるように、しかし少し重なって登場してきます。
K子さんに楽譜を示すと、「あら、ほんとだ!全然気がつかなかった」とびっくりしています。
タタタタターン、というこのリズム、拍で機械的に分割せず、ファ#ミド#ララーを1まとまりとし、1呼吸で弾きましょう。「ファ#」で鍵盤に置いた手の重みを「ミド#ラ」と移動していって、最後「ラー」でスッと手を抜きます。ソミド#ラファ#ーも同様に。
「やってみて?」と言われて、K子さんがそのように弾いてみます。
手首をやわらかく使って…
一息に…
「おおー!」
「ねっ、違うでしょ?!」
自分で弾いた音ながら、思わず感嘆の声が出てしまう滑らかさ。
ほんとなんだよ、この違い。
「フレージング」と「呼吸」がポイントだから。
みんなもやってみてね。
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