HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「やさしい花」、モチーフと呼吸で見違えるなめらかさに

2019年08月06日 | ブルクミュラー

K子さん(大人):

先月は都合でお休みしていたので、久しぶりにブルクミュラーの「やさしい花」です。

「前に、先生から『同じようなフレーズがモチーフとなって出てくる』って教わってその時はなるほどと思ったのに、後で見たらわからなくなってて」とのこと。

それは多分ここですよね。

赤いラインで繋いだファ#ミド#ララー  いうフレーズをまるでまねっこしたかのような、ソミド#ラファ#ーというフレーズが、追いかけるように、しかし少し重なって登場してきます。

K子さんに楽譜を示すと、「あら、ほんとだ!全然気がつかなかった」とびっくりしています。

タタタタターン、というこのリズム、拍で機械的に分割せず、ファ#ミド#ララーを1まとまりとし、1呼吸で弾きましょう。「ファ#」で鍵盤に置いた手の重みを「ミド#ラ」と移動していって、最後「ラー」でスッと手を抜きます。ソミド#ラファ#ーも同様に。

「やってみて?」と言われて、K子さんがそのように弾いてみます。

手首をやわらかく使って

一息に

「おおー!」

「ねっ、違うでしょ?!」

自分で弾いた音ながら、思わず感嘆の声が出てしまう滑らかさ。

ほんとなんだよ、この違い。

「フレージング」と「呼吸」がポイントだから。

みんなもやってみてね。

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