ゴマちゃん(小6):
「ブルグミュラー25の練習曲」19番、「アヴェ・マリア」を弾いています。
おごそかな教会音楽。
温かく包み込まれるような和音の響きの中に、時おりふっと影さす悲しみの影があったり。
ゴマちゃんは、先生のお手本演奏やレッスンから、その辺も感じ取っているんじゃないかという気がします。
さすがもうすぐ多感な中学生。
「よしよし、なかなかいいぞ」と先生は観察しています。
「ところで」と先生は、ふと思いついて言いました。
「アベマリアってどういう意味かわかる?」
「ん?マリア?名前?」とゴマちゃん。
「アベが苗字?」
やっぱそう思っていたか。内心そうじゃないかと思ってたよ。
確かに、昔 ヒバリ先生の生徒に「阿部まりあさん」という人がいたけど。
でも「アヴェ・マリア」は阿部さんばっかじゃない。
「アベさんじゃないんだよ。『アヴェ』はラテン語で、挨拶みたいな言葉。『ごきげんよう、マリア』みたいな。マリアはイエス・キリストの母なの。教会で、マリアを讃美・寿(ことほ)ぐみたいな意味を込めて歌う曲なの」
「ふーん、そうなんだ」
ゴマちゃん、春からはミッション系の中学に入るんでしょ。アヴェ・マリアのこと覚えておいてよね。
たのむよー
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