Sちゃん(高2):
「ラプソディー・イン・ブルー」。
Sちゃんのために先生が短縮版にアレンジして、少しずつ練習を進めてきました。
今日は、いよいよ終盤部分のレッスンに入ります。
原曲のオーケストラではティンパニが力強くブンチャ、ブンチャ、と2ビートを刻み、ピアニストがフルコードでメロディーを響かせるところ。
今回はピアノ独奏なので、左手でオーケストラパート、右手でピアノパートを弾きます。
和音の楽譜を読むのはなかなかしんどいですが、コードネームを添えれば一気に譜読みが楽になり、五線譜だけでの譜読みに比べて間違いが激減します。
Sちゃんも、最初は予習してきた8小節分のレッスンのつもりが、コードネームと併用して譜読みしたら、その2倍の16小節も進むことができ、一気にフィニッシュ前まで到達しました。
この「ラプソディー・イン・ブルー」という曲、とにかく転調につぐ転調、臨時記号の続出で、本来の調号は何だったんだろうというようなすさまじさ。譜読みはものすごく大変なのです。
今回、発表会の曲としてSちゃんに勧めたのは、Sちゃんがコードネームを大分使いこなせるようになったことも大きな理由の一つとなっています。
レッスンを終わり、帰りぎわにSちゃんは「私、コードが使えるようになって本当に助かってます。ラプソディーもこんなに早く出来上がってきたし、今流行っている曲とかもコードさえ見れば弾けて、お友だちにも弾いてあげられるし」と言っていました。
コード奏法は本当にわかりやすくて便利。
ヒバリ教室では、大人や上級者はもちろん、習い始めたばかりの人や小学生、保育園生も、みんなコード奏法を習います。
コード奏法はジャズやポピュラーだけのものじゃないので、みんな、ぜひコードを使えるようになってもらいたいです。