HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

初めての伴奏

2010年05月20日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小5):
レッスン時間になったころ、「少し遅れます」と連絡がありました。
そうだ、あさって運動会だから、応援団のM2ちゃんは、きっと練習の追い込みなんだな。
少しして、「疲れた~」とやってきたM2ちゃん。
「あさって運動会だもんね。・・・確か先週、疲れてるときは上手に弾けたんだったよね?
「うん・・・
「じゃ、きょうもきっと、上手だね! ささ、やってみようよ」

と言ってレッスンを始めたら。
ほんとに、今日もいい音で、しかも何だかすごく冴えてるんだよね・・・
「やーっぱり!『疲れてると上手』が実証されたね 運動会終わっても、わざわざ疲れてからピアノに来てよ」
「はは・・・」
調子いいので、自分の持ち曲の他に、発表会で保育園のNちゃんの伴奏をしてもらう「メリーさんのひつじ」の弾き方を、少しレッスンしました。
イントロを弾いて、それから2コーラス分、2種類のアレンジです。
M2ちゃんは、しっかり頭の中に、その伴奏を覚えよう!と 真剣に暗記しています。
「あのね、Nちゃんはまだ小さいから、リズムとかつっかえちゃうかもしれないよ。それに、手も小さいし、音が弱いと思うの。だから、伴奏の人は、Nちゃんのメロディーがちゃんとよく聞こえるように、影で盛り上げてあげてね。テンポが不安定になりそうだったら、自分だけさっさといっちゃわずに 合わせてあげて。それから、伴奏ばっかり目立たないよう、控えめに弾いて、メロディーが引き立つようにね。」
「うん、わかった。今までは、M2がそうしてもらってたけど、今度は、M2が、メロディーの人にそうしてあげるんだね」
初めて「小さい人の伴奏」をするM2ちゃんは、ちょっと照れたように、でも誇らしそうに笑いました。
「そうよ。M2ちゃん、お願いね。そして、『メリーさん』は、メロディーの人はおんなじように何度も繰り返すんだけど、伴奏の方が、次々と変化して弾いていくつもりなの。そうすれば、Nちゃんは簡単に弾いてても、曲は変化がついて、すてきに聞こえるでしょ。だから、それ、M2ちゃんが、がんばって盛り上げてね」
「はい!」
M2ちゃんは、ほんとに嬉しそうに、頼もしくうなずきました。
いつもチャレンジ精神旺盛で、しかも責任感のあるM2ちゃん。
Nちゃんの伴奏、お願いね。
運動会の応援団も、きっと元気いっぱいな姿を見せてくれることでしょう。
がんばれー

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