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市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬、野波麻帆、板尾創路出演。北村拓司監督作品。
人生の目的が見つからず無為な日々を送る中で不安と焦りばかりを募らせている高校生の山本陽介(市原隼人)。そんな彼の目の前で、ある時突然、チェーンソーを振り回す不死身の男と制服の美少女・絵理(関めぐみ)との激しいバトルが繰り広げられる。何が何だか分からないながらも、このチェーンソー男を倒さないと自分たちに希望はない、と悟る陽介。そして絵理を助けるため、彼女と2人でチェーンソー男に立ち向かっていく陽介だったが…。(allcinema onlineより)
公式サイト
総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
関めぐみちゃんが良かった度:★★★☆☆
2008年最初の試写会参加でした。なので、総合の★一つおまけ(笑)。でもなかなか良かったです。滝本竜彦氏の同名小説が原作だそうです。未読です。
試写会では女子高生が多く、おそらく、中・高生がターゲットなのだろうと見る前に思いました。が、見た後は・・・どうなんだろう。こういうのって、自分が実際に高校生の時よりも、それが過ぎた後の方が共感できるんじゃないかなと思ったり。
ストーリーはかなりぶっとんでます。ある種、戦隊モノのようなノリで、突然チェーンソー男が現れて、襲ってきたので戦うしかないという(笑)。リアリティも何もないわけです。
正直、低予算映画だろうとタカをくくってたのですが、CGが意外と良い。最初は何だこの映画、と思ったのですが、私は結構早い段階で、そのチェーンソー男が何を象徴しているのかというのが分かったので、かなりストーリーに惹きつけられました。なので、★4つもあながち嘘ってわけでもないです(笑)。
なぜか戦わなくてはいけないと思い込んでいる美少女戦士(笑)が関めぐみちゃん。彼女は「アヒルと鴨のコインロッカー」「ハチミツとクローバー」で見ましたが、この映画が一番良かったと思います。まず釣り目っぽい大きな目が凄く綺麗。顔立ちももちろん綺麗。戦っている姿がなかなか良い。主演は市原くんですが、この映画の評価が良かったのは、彼女によるところが大きいです。
その主演の市原くん。彼が出演している映画を自分から劇場へ見に行ったことはないように記憶してますが、試写会で見る確率がかなり高いので、いろいろ見てます(笑)。正直(何度も書いてるけど)あまり演技はうまくないんですが、高校生役は合いますね。こういう奴、たぶんいる、って思えるんですよ。しゃべり方に特徴があるので、これまたモノローグがあまり上手くなくて、聞いてて微妙だなぁと思ってしまうんですが、台詞の違和感はそんなにありませんでした。ちょっと臭すぎる台詞があったけど、それは本人の責任ではないと思うし(笑)。文句ばっかり書いてますが、悪くはなかったですよ。
山本の友人、渡辺役の浅利くんも頑張ってましたね。いい味出してたと思います。自分の居場所を求めて、小説書いてみたり、絵を描いてみたり、写真を撮ってみたり、音楽をやってみたり。ちょっと漫画チックではあるけれど、個性的なキャラで良かったです。亡くなってしまった友人の能登役の三浦くんは、髪の毛真黄色で熱いような冷めているような役でした。でも彼は山本にとって重要な人物でしたね。
以下、ネタばれありなので、知りたくない人はご注意願います。
チェーンソー男ですが、山本が絵理に、能登がバイクの事故で死んだという話をした時に、絵理が事故現場で泣いているところが映った(絵理の回想)ので、だいたいの事情が想像できました。絵理の家族は事故で亡くなっており、チェーンソー男は絵理にとって、悲しみや辛さ、孤独の象徴なのだと。だから絵理はチェーンソー男と戦わなくちゃいけなくて、その日は倒してもまた次の日も現れる。現れるたびに戦って勝たなくてはいけない。戦う場所もなんで遊園地?江戸村?と思った時、家族との思い出の場所なんだなということが分かりました。それが分かると、俄然、絵理を応援したくなってしまうんですよ(笑)。でもって、戦うのは絵理だけど、一人じゃなくてもいい。誰かに支えてもらうことで孤独や悲しみは薄れ、チェーンソー男は弱くなっていく。
一方、山本は 自分にとって大きな存在だった友人の能登が死んでしまったことで、乗り越える壁がなくなり、毎日をダラダラと過ごします。そして絵理と出会ったことで、彼女を救って自分は死ぬことを考えます。それがかっこいいと思ってしまうんですね。ガキが考えそうな短絡的な思考だけど(笑)。能登に「根性なし~~~!」と言われていた山本は、なんとか根性ある所を見せて、彼を乗り越えようとします。渡辺が作った曲(能登が「根性なし~~~!」と歌っている曲)はなかなか良かったですね。歌を聴いて「能登?!」と山本が気づくシーンの市原くんの演技も良かった。あの歌は三浦くんが実際に歌ってるのかな?なかなかいい声だと思いました。しかし、俺さまーズって(笑)。
ラストの戦いで、バイクで突っ込むシーンとか、もろ戦隊モノな感じで、ちょっと(いや、だいぶ?)引きましたし(笑)、台詞も臭すぎるのが気になったシーンもありましたが、私は概ね良かったと思います。試写会で当たらなかったら絶対に(苦笑)見なかった映画だと思うので、見れて良かったです。原作は角川小説大賞という賞を取っているそうですが、面白いのかな?ライトノベルのようなので、中・高生向けなのかなぁ。ちょっと興味あります。チェーンソー男が同じような意味を持った存在なのか、とか。
市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬、野波麻帆、板尾創路出演。北村拓司監督作品。
人生の目的が見つからず無為な日々を送る中で不安と焦りばかりを募らせている高校生の山本陽介(市原隼人)。そんな彼の目の前で、ある時突然、チェーンソーを振り回す不死身の男と制服の美少女・絵理(関めぐみ)との激しいバトルが繰り広げられる。何が何だか分からないながらも、このチェーンソー男を倒さないと自分たちに希望はない、と悟る陽介。そして絵理を助けるため、彼女と2人でチェーンソー男に立ち向かっていく陽介だったが…。(allcinema onlineより)
公式サイト
総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
関めぐみちゃんが良かった度:★★★☆☆
2008年最初の試写会参加でした。なので、総合の★一つおまけ(笑)。でもなかなか良かったです。滝本竜彦氏の同名小説が原作だそうです。未読です。
試写会では女子高生が多く、おそらく、中・高生がターゲットなのだろうと見る前に思いました。が、見た後は・・・どうなんだろう。こういうのって、自分が実際に高校生の時よりも、それが過ぎた後の方が共感できるんじゃないかなと思ったり。
ストーリーはかなりぶっとんでます。ある種、戦隊モノのようなノリで、突然チェーンソー男が現れて、襲ってきたので戦うしかないという(笑)。リアリティも何もないわけです。
正直、低予算映画だろうとタカをくくってたのですが、CGが意外と良い。最初は何だこの映画、と思ったのですが、私は結構早い段階で、そのチェーンソー男が何を象徴しているのかというのが分かったので、かなりストーリーに惹きつけられました。なので、★4つもあながち嘘ってわけでもないです(笑)。
なぜか戦わなくてはいけないと思い込んでいる美少女戦士(笑)が関めぐみちゃん。彼女は「アヒルと鴨のコインロッカー」「ハチミツとクローバー」で見ましたが、この映画が一番良かったと思います。まず釣り目っぽい大きな目が凄く綺麗。顔立ちももちろん綺麗。戦っている姿がなかなか良い。主演は市原くんですが、この映画の評価が良かったのは、彼女によるところが大きいです。
その主演の市原くん。彼が出演している映画を自分から劇場へ見に行ったことはないように記憶してますが、試写会で見る確率がかなり高いので、いろいろ見てます(笑)。正直(何度も書いてるけど)あまり演技はうまくないんですが、高校生役は合いますね。こういう奴、たぶんいる、って思えるんですよ。しゃべり方に特徴があるので、これまたモノローグがあまり上手くなくて、聞いてて微妙だなぁと思ってしまうんですが、台詞の違和感はそんなにありませんでした。ちょっと臭すぎる台詞があったけど、それは本人の責任ではないと思うし(笑)。文句ばっかり書いてますが、悪くはなかったですよ。
山本の友人、渡辺役の浅利くんも頑張ってましたね。いい味出してたと思います。自分の居場所を求めて、小説書いてみたり、絵を描いてみたり、写真を撮ってみたり、音楽をやってみたり。ちょっと漫画チックではあるけれど、個性的なキャラで良かったです。亡くなってしまった友人の能登役の三浦くんは、髪の毛真黄色で熱いような冷めているような役でした。でも彼は山本にとって重要な人物でしたね。
以下、ネタばれありなので、知りたくない人はご注意願います。
チェーンソー男ですが、山本が絵理に、能登がバイクの事故で死んだという話をした時に、絵理が事故現場で泣いているところが映った(絵理の回想)ので、だいたいの事情が想像できました。絵理の家族は事故で亡くなっており、チェーンソー男は絵理にとって、悲しみや辛さ、孤独の象徴なのだと。だから絵理はチェーンソー男と戦わなくちゃいけなくて、その日は倒してもまた次の日も現れる。現れるたびに戦って勝たなくてはいけない。戦う場所もなんで遊園地?江戸村?と思った時、家族との思い出の場所なんだなということが分かりました。それが分かると、俄然、絵理を応援したくなってしまうんですよ(笑)。でもって、戦うのは絵理だけど、一人じゃなくてもいい。誰かに支えてもらうことで孤独や悲しみは薄れ、チェーンソー男は弱くなっていく。
一方、山本は 自分にとって大きな存在だった友人の能登が死んでしまったことで、乗り越える壁がなくなり、毎日をダラダラと過ごします。そして絵理と出会ったことで、彼女を救って自分は死ぬことを考えます。それがかっこいいと思ってしまうんですね。ガキが考えそうな短絡的な思考だけど(笑)。能登に「根性なし~~~!」と言われていた山本は、なんとか根性ある所を見せて、彼を乗り越えようとします。渡辺が作った曲(能登が「根性なし~~~!」と歌っている曲)はなかなか良かったですね。歌を聴いて「能登?!」と山本が気づくシーンの市原くんの演技も良かった。あの歌は三浦くんが実際に歌ってるのかな?なかなかいい声だと思いました。しかし、俺さまーズって(笑)。
ラストの戦いで、バイクで突っ込むシーンとか、もろ戦隊モノな感じで、ちょっと(いや、だいぶ?)引きましたし(笑)、台詞も臭すぎるのが気になったシーンもありましたが、私は概ね良かったと思います。試写会で当たらなかったら絶対に(苦笑)見なかった映画だと思うので、見れて良かったです。原作は角川小説大賞という賞を取っているそうですが、面白いのかな?ライトノベルのようなので、中・高生向けなのかなぁ。ちょっと興味あります。チェーンソー男が同じような意味を持った存在なのか、とか。