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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

プレステージ

2007-06-14 13:30:44 | 映画(は行)
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ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、スカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、デヴィッド・ボウイ出演。クリストファー・ノーラン監督作品。

19世紀末のロンドン。華麗かつ洗練されたパフォーマンスで魅せる“グレート・ダントン”ことロバート・アンジャーと、天才的なイマジネーション溢れるトリックメイカー“THE プロフェッサー”ことアルフレッド・ボーデン。このライバル関係にある2人のマジシャンは、互いを尊敬しながらイリュージョンの腕を競い合っていた。だがそんなある日、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とす。彼女の縄を縛ったのがボーデンだったことから、アンジャーはボーデンへの復讐に執着していく。そんな中、ボーデンはサラと出会い幸せな家庭を築く。一方のアンジャーも、美しく優秀なアシスタント、オリヴィアを得て、その華麗なステージは一層の評判を獲得していくが…。(allcienma onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★★☆
マジックへの執念が怖かった度:★★★★★

予告に惹かれて観に行ったのですが、予想してたのとは違う映画でした。良い意味で裏切られた面白い映画でした。
ただ見終わった後の最初の感想は”怖い”でした(苦笑)。ホラー映画じゃないですよ。でも怖かった。人生を犠牲にしてまでも、倫理観など無視の行為をしてまでも、マジックに魅せられた男たちの悲劇の話。怖いんだけど、彼らの心理がどこか理解出来てしまう部分があったりする・・・。
見る前はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールがスカーレット・ヨハンソンを取り合ったりするのかな?と思いましたが、違いました(笑)。女性は完全に脇役でしたね。スカーレットの衣装がなかなかセクシーでしたが、字幕を追うのとマジックを見るので精一杯で、あまりじっくり見れませんでした(笑)。

以下、ネタばれがありますので、ご注意願います。

すべてのシーンに罠がある、とかいうキャッチコピーを見たような(聞いたような)気がするんですが、だいたいの疑問はこちらのページで納得出来ました。
ネタバレ全開のページなので映画を未見の方は見ないで下さい。
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4897.html?identifier=pickup2

見始めた時は、誰が誰やら名前が混乱しちゃって、見逃したのか、忘れてしまったのか、不明ですが、ボーデンが捕まって法廷で裁かれている時、なんで本当の事を言わなかったのか?という疑問が・・・。本当のことを言えば、死刑という判決が出ることもないのではないかと。マジックのタネを明かすくらいなら、死刑になった方がいい、というシーンとかありましたっけ??カッターがそんなことを言ってたような言ってなかったような・・・こりゃもう1回見ないとダメ?(爆)水槽にドボンしたアンジャーを見てただけ、とか言われてたような気がしますが、見てただけじゃなくて、実際は壊そうとしてたし・・・。水槽を用意したのは、ボーデンじゃないし。
名前で混乱だけじゃなく、二人がお互いの手帳や手記により回想してたので、時系列もあちこち行くし、これちょっとヤバイかも・・・と思いました。途中から大丈夫になりましたが。

何が怖いって、二人の男のマジックへの執念・執着が怖いです。片や、双子で一人の人生を生きる事にして、最終的には片方が死刑だし、片や、マジックのために自分のコピーを作り、それを殺しつづけるという・・・コピーを作るなんて、すでにマジックじゃないし(笑)。マジックってのは、トリックがないとダメだよ~。マジックをやるたびに自分のコピーができて、コピー元が死ぬなんて、怖いよ~(苦笑)。

ラストに映ったアンジャーは、最初生きてるのかと思いました。コピーを一人だけ残しておいたのかと・・・でもよく考えたら、あれは水の入った水槽の中のアンジャーで、水槽がズラっと並んでたんですよね。溺れ死んだアンジャーはどうやって始末してたんだろうと思ったのですが、始末しないで取っておいたのか!ひぇ~~~~

原作があるそうで、またちょっと違うみたいですね。面白そうなので、機会があったら読んでみたいです。