Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

デスノート the Last name(ジャパン・プレミア試写会)

2006-10-25 15:28:42 | 映画(た行)
藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香、片瀬那奈、マギー、上原さくら、藤村俊二、鹿賀丈史出演。声の出演:中村獅堂、池畑慎之助。金子修介監督作品。

死神が地上に落とした“デスノート”を拾ったのは、天才的な頭脳を持つ大学生、夜神月だった。刑事局長を父に持ち、強い正義感に貫かれた月は、ノートを使って凶悪犯を粛清し、自らの手で理想の世界を創りあげようと決意する。人々の間でささやかれ始めた救世主「キラ」の存在。一方、一連の「キラ事件」を解明するためにICPO(インターポール)が送りこんできたもうひとりの天才、通称L。神がかり的な推理力でキラの正体に迫ろうとするLに対し、知略を尽くして捜査網から逃れようとする月。そして、2冊目のノートが舞い降りる…。(goo映画より)

公式サイト

「デスノート 前編」の感想はこちら

ジャパンプレミア試写会に行ってきました。後編を凄く楽しみにしていて、たまたま今日は映画祭での映画を観る為に仕事を休んでいたので、いつもより早めに整理券の交換が出来るかも?と思っていたのですが、とんでもない。映画祭でのティーチインが長引いて、仕事終わりで行くよりも遅くなってしまいました・・・。
2階席のうしろーーーの方から舞台を見下ろす形で、舞台挨拶に来た人達がちっちゃいのなんのって(笑)。双眼鏡を持ってたので、なんとか顔が見えたかも、くらいな感じでした(泣)。
仕事の都合で、藤原くんと鹿賀さんがいなくて残念でしたが、藤村俊二さんが出てくるとより一層拍手が大きくなるのはなぜでしょう(笑)。「親戚じゃないのに、大きな拍手ありがとうございます」って言ってた(爆)。コメントもオイシイところを持っていきましたね。さすがオヒョイさん。

2時間20分という長い映画でしたが、観終わって、やっぱり長いなとは思いつつ、それでも無駄な所は思い浮かばなかったので、2時間20分は必要だったのかなと思いました。ストーリーが複雑なので、脚本が大変だったと監督も言っていましたが、ほんと大変だっただろうなと思いました。
終始、緊張感の漂うストーリー展開が良かったですね。次どうなるんだろう、月は、次にどういう行動に出るんだろう、とワクワクしながら観る事が出来ました。
ラストは、予想の範囲内ではありましたが、もちろん、そこに至るまでの経過を楽しむ事が出来たので、私は太鼓判を押したいと思います。
ただ、私は月にもLにも感情移入しなかったので、とにかくストーリーを追う、という感じになりました。なので正直、何度も見たいかと聞かれるとうーんという感じではあります。でも満足はしましたよ。
私的にはラストのケーキとか、蛇の目でお迎え~なシーンはいらないです(笑)。その前のシーンでスパっと終わらせてくれたら、凄く印象に残る映画になったと思うので、残念。
ここでのネタばれはやめておきます。ストーリーが全てなので(爆)。
観てから1日経ち、思い出してみると、シナリオに粗も見えてきちゃった(というか、なんで・・・が分からないんだろう、とか疑問点ね)のですが、ま、いいとしましょう。

Lがずっとお菓子を食べているのは、正直、途中からキモチワルイと思ったのですが(笑)、板チョコは印象的。またパキっといい音するんだ(笑)。あんなにお菓子食べて、なんで太らないんだろうね?
前編で、ウザいキャラだなと思っていたミサミサが意外と良かったですね。可愛いし。

観終わった後、なんかLがせつないなぁ・・・と思ったのですが、原作はどういう展開になったのでしょう。映画も前後編観た事だし、原作を読んでみたいと思います。ワクワク。

10月27日(金)に「デスノート 前編」がTV放映されますね。ディレクターズカット版だそうで、楽しみです。

四大天王(第19回東京国際映画祭・アジアの風)

2006-10-25 14:45:45 | 映画(あ行)
公式サイト

公式サイトでトレーラーが見れるんですね。知りませんでした~。
この映画は俳優のダニエル・ウーが初監督をした作品です。ニコラス・ツェーもインタビューでちょこっと出ているとのことだったので、どうしても観たくて、仕事を休んで観てきました(笑)。
この日の上映は、舞台挨拶とティーチインがあり、監督であり出演者のダニエル・ウー、出演者のアンドリュー・リン、撮影/編集のパット・チャン、キム・チャンが来ました。
舞台挨拶に10~15分、ティーチインに50分(両方ともフォトセッションを含んだ時間ですが)という長時間に渡って彼らを観れたので、大満足。仕事を休んだ甲斐があるというものです(嬉泣)。その代わり、せっかく譲ってもらった「デスノート the last name」のジャパンプレミア試写会の整理券をもらうのが遅くなり、友人に迷惑をかけてしまいましたが・・・(苦笑)。

ストーリーは「ALIVE」というボーイズバンドの軌跡を追うドキュメンタリータッチのものですが、実は最初から映画を作ることが目的で作られたバンドであり、映画の中でメンバーのダニエル・ウー、テレンス・イン、アンドリュー・リン、コンロイ・チャンの性格は2割がもともと本人の性格で、あとはダニエルが創造したものだそうです。
音楽業界、マスコミ関係を皮肉った内容になっており、それらをよく知っている人や、出演者(インタビューを受けた人達も含めて)をよく知っている人ほど、面白く観れると思います。私もかなり笑わせてもらいました。
コンサートで着る衣装の打ち合わせで、着せ替え人形状態になっている彼ら4人に爆笑させてもらいました。4人とも大真面目な表情なんだもん(笑)。
インタビューはドラマーや作曲家の他、ミリアム・ヨンやニコラス・ツェー、ジャッキー・チュン、カレン・モク、キャンディ・ロー、スティーブン・フォンが一瞬だけ、とかいろんな人が出てました。ジャッキー・チュンがかなり笑いを取ってましたね。
ストーリーについては、どこまでが本当でどこが嘘なのか、については言わない方が面白いとダニエルも言っていて教えてくれませんでしたが(笑)、インタビューは全部本当の気持ちを話してもらったそうです。それぞれに30項目の質問をし、それに答えてもらい、編集をした後で本人にこういう主旨で映画を撮り、インタビューを使うことを説明し、使ったらまずい部分を申告してもらう事にしたそうですが、削除の依頼はなかったそうです。
大まかな流れは、ALIVEの結成から、コンサート、活動を通して仲たがいするメンバー、そして解散後はご丁寧にテレンス・インはファンと結婚、ダニエル・ウーは引退し、アフリカで結婚し、生活、などの説明もありました(笑)。

ティーチインが長すぎて、どんな話があったのか、あまり覚えてないのですが(汗)、このティーチインって公式サイトで後で観れるようにならないのかなー?
ダニエルは語ってましたねー。あんなにしゃべる人なんですね。監督をした、というのもあると思いますが・・・。
ストーリーは脚本がある部分とない部分が交互に来る形になったそうです。活動状況はどうなるか、未知の部分があったそうなので。
このバンドが映画のために結成したものであるという事は、10人くらいの人しか知らなかったそうです。よく騙し通せたなと思いますね。ただ、周りからは、変なこと始めたなと思われたそうです。とにかくテレンス以外のメンバーは歌が下手だったそうで(爆)。あと、金儲けのため、と思われたそうです。
アニメーションが出てくるシーンが4回あるんですが、それぞれのメンバーの個性をアニメにした感じだそうです。実はもう全部は覚えてないんですが(汗)、アンドリュー・リンのは、マトリックス×スターウォーズみたいなアニメでした(笑)。ダニエルは、確か、怪我をして手に包帯を巻いてたりして、傷だらけだったような。
質問をした人達には、ダニエルたちのサイン入りのパンフレット(公式パンフレットだったかな?)をプレゼントされるそうで、羨ましい!ダニエルたちの希望だそうです。
とにかく、時間が押した(自分が思っていたより)ので、映画館から渋谷駅までダッシュ、有楽町の駅からフォーラムまでダッシュ、で、余韻も何もあったもんじゃなかったですが、ダニエル・ウーかっこよかったです(爆)。アンドリュー・リンもいい男でした。ジャッキー・チェンの映画出演が決まったとか?なんかちょっとレスリーに似てるかな・・・。

日本公開するには、ちょっとマニアック過ぎる内容ですが、日本語字幕付きのDVDが出たらまた観てみたいですね。

父親たちの星条旗(試写会)

2006-10-25 13:48:35 | 映画(た行)
ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ出演。クリント・イーストウッド監督作品。

第二次世界大戦末期、後に硫黄島陥落のモニュメントとなった、“摺鉢山にアメリカ国旗を掲げる5人の海兵隊員と1人の海軍兵士の写真”のエピソードを基に、アメリカ側の視点で描く。その写真は、長引く戦争に疲弊したアメリカ国民の士気を上げるために利用され、6人の兵士はたちまち英雄扱いされた。兵士の中には、自分が祖国で名を成すとは知らずに撮影直後に死んでいった者、生還した者でも、祭り上げられることに関心を抱かず、自分を英雄などとは思わなかった。彼らはただ、名誉とは無縁に戦い、戦死した仲間たちとともに前線に留まりたかっただけだった…。(goo映画より)

公式サイト

映画祭での上映ではなく、一般の試写会で観てきました。
私はどうも、クリント・イーストウッド監督の映画が苦手なようで、ちょっと微妙な気持ちもあったのと、また戦争モノかぁ・・・という気持ちもあったのですが、「硫黄島からの手紙」には興味があり、その前にこちらの映画も観ておきたいとは思っていました。
戦争モノなので、面白かった?と聞かれても返事に困ってしまうのですが、戦争映画でもまたちょっと違った視点の映画だなと思いました。そういう点では面白いと思いましたね。原作がそういうテーマで書かれたものだからなのでしょうが。
戦争の善悪を問うというよりは、『英雄』とは?という視点で描かれていました。
硫黄島での戦闘シーンと、その後に帰国し、英雄扱いされた3人の兵士のシーンが交互に描かれ、しかも、現在?の視点からも描かれていました。現在のシーンはインタビュー形式なのですが、質問者が誰なのか最初分からず、ちょい混乱。戦闘シーンのリアルさが印象的で、ややストーリーに置いていかれたかも(苦笑)。
上陸直後の戦闘シーンは、「プライベート・ライアン」を思い出しました。
生き残って、祖国で英雄扱いされ苦しむ兵士たちを見ていて辛かったですね。アメリカの国旗を掲げている写真の6人をかたどった白いケーキ?が兵士たちに出され、その上に真っ赤なストロベリーソースがかけられ、それを兵士がじっと見つめるシーンが凄く印象的でした。なんて無神経な、と怒りさえ覚えましたよ。
あと、印象的だったのが、戦闘シーン。日本人は出演していなかったのでしょうね。顔がはっきり映るシーンがありませんでした。
しかも上陸直後は、日本兵の姿はほとんど見えず、潜んだ場所から銃撃してくるという感じだったので、姿が見えない分、より一層日本兵の不気味さが出ていました。
日本側の視点から撮る「硫黄島からの手紙」ではどういう風に撮影されたのか、興味が湧きました。早く観てみたいです。